とか考えてたけど、上空から落下して服が燃え尽きた原作の方が上手だったわ。
今どういった状況かだって?
只今、落☆下☆中☆
金を取り返しに来た追手から逃走するためにおんぶロケットで空高く舞い上がったのはいいのだが、高度調整を誤って成層圏まで行ってしまった。
空は黒く、キヴォトスは小さく見えた。
どうでもいいことだが、キヴォトスの空には生徒の頭上にある輪っかみたいなものが浮かんでいた。
フレンドになった愛好家の下へワープしたり、一旦ホームに戻るのもアリだったが、如何せんゲットしたこの金を持ち帰れるかどうかが確証できなかったもので、素直に自由落下中である。折角苦労してゲットしたのに、成層圏に置いていくのは正直堪えられない。ムー○ンの季節も始まったわけだし、キャンドルを入手する機会を失いたくないのでね。
星の子の体重は軽く、ケープのおかげで空気抵抗の影響を大きく受ける。
おかげさまで、体内時計は一日以上経過している気がする。とはいえ、地表も見えてきている。
こう上空から見たらわかるのだが、やっぱりアビドスの砂は目立つ。都市部にいればあまり気にならないのに、視点を変えればこの様だ。ここに希望を見出すユメは何を思うのだろうか?
雲を通り抜け、アビドスの都市が見えて来た。
……なんか星の子が異常なほど集まっている。それも一般公開されていた頃のAUR○RAのライブみたいに。
あそこ確か、食卓があったところだよな?満席になるのはそこまで珍しいことではないのだが、外にまであふれるといった事例は今回が初めてだ。
一番高い建物の上に降りて様子を見る。プエプエと鳴いてるのはいつも通りだが、なんか怒るエモートの比率が多くないか?
星の子の中央にいるのは、例の四馬鹿だ。
四馬鹿……怒るエモート……大体わかった。四馬鹿何かやらかしたな。
「アルちゃんったら、星の子のお気に入りの店をぶっ飛ばすなんて。」
「キャハハ!こりゃあ正真正銘のアウトローとして、滅茶苦茶恨まれたんじゃない?」
「え、は……?」
「……と、当然よ!冷徹無比、情け無用、お金さえもらえば何でもやる……それが私たち便利屋68のモットーよ!」
エグイなこれ。知り合いでもない野良からの怨念がこっちにも伝わってくる。
基本そこまで争う訳じゃない我々星の子をここまでブチギレさせるのは一種の……才……の、う?
…………食卓があった場所が瓦礫の山に変化している。それに、オレオの親戚精霊が瓦礫の中から救出されているのを発見した。
あー成る程。そういう訳か…………………………
プエ”ア”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!!!!
あの四馬鹿処す絶対処す。ひっくり返したらそのまま海底に落として二度と這い上がれないようにしてやる。
怒りのままに武装し、四馬鹿を仕留めようとする。
「社長、来るよ!」
「あら、あの時の星の子じゃないの。上等よ、今度こそリベンジを果たすわ!」
「そして私は、真のアウトローとしてキヴォトスに君臨するのよ!」
銃を四馬鹿目掛けて乱射。反撃は盾で防ぐ。
おい貴様ら!見てないで手伝えェ!!
「周りの連中は任せてください。私が一匹残らず始末します、アル様!」
紫のゴミクズ生徒が野良を蹴散らしている。何ボケっとしてるんだよさっさとやり返せよ。
何だ?まさかやり方が分からないのか?だったらお手本を見せてやるよ。
残りの三人の攻撃を防ぎながら紫に接近。そのまま背後にしがみつき、飛翔する。
「うわぁぁぁ!アル様ぁぁぁぁ!」
「しまった、ハルカが!」
「二度も同じ手を食らわないわよ!」
あのスナイパーライフル持ち、自分の頭を丁寧に貫きやがった。羽が一つ散らされて墜落してしまった。
「おぉ~やるねぇアルちゃん、ナイスショット!」
「何なら片手でも撃ち落とせるわよ?」
マズい、四馬鹿が調子づいて野良の羽も散らされている。
サクッと羽を回収して戦線復帰。
「ヤバい……しくじった……!」
「今度はカヨコちゃんが!?」
「カヨコ!もし当たったらごめんなさいね!」
野良が生徒を釣り上げている。よし、これなら数の利で押し通せるな。
……おっと、妨害は認めないよ?釣り上げを妨害する生徒に射撃!
「イタタッ!邪魔しないで頂戴!」
「アル様、こいつは私が相手をします!」
「気を付けてねハルカちゃん、ソイツ、ほかの奴らよりちょっぴり強いから。」
ああクソッ。無駄に連携が出来てやがる。こっちは一期一会の寄せ集めだというのによ。
そっちが守りを固めるというのなら、我々も考えがあるぞ?
近くのフレンドにチャットテーブルを出してもらい、建物をすり抜けて裏世界に侵入。
火力要員のミリオタがいないのが気になるが、まぁフレンドはミニガン持ってるし、連携さえ崩せば上が潰してくれるでしょ。
という訳でここが貴様の墓場だ。食卓を破壊した報いを受けるがいい。
「いだぁい!また下から撃って来たわよ!」
「ひゃあああっ!?今度は私!?」
やったね。生徒を一人釣り上げたぞ。
「今助けるわ、ムツキ!」
はいはいさせませんよと。射撃でライフルをはたき落とす。
そのあとひょっこりキャンドルを出して銃を燃やす!
「いやぁぁぁ!私のワインレッドがぁぁ!」
生徒のえげつない悲鳴と共に銃は光の欠片へと変貌した。
これで邪魔者は消えた。さっき吊り上げられてたのは既にひっくり返ってる。
地表に出て残りを釣り上げて始末する。
「フギャッ!?」 「ガハッ!?」
我々星の子の大勝利。キャンドルは命よりも重い。
……さて、こいつらどうしようか。さっきは海底に落とすと言ったが近くに海がない。
だったら砂漠に埋めるか?ユメみたいに干からびて始末できるが……
おっと、野良のチームがキャンドルを寄せて来た。その後キャンドルも受け取ってフレンドとなった。
……アフヨだ。しかも複数。
彼らはどうやら、この四馬鹿を持ち帰ってコレクションにしたいとのこと。
こちらとしては、こいつらの行き先なんてどうでもいいので了承。
アフヨ集団は車を取り出し、四馬鹿を連れて走り去った。
……車なんてあるんだ。今度探してみよ。
「あ、アコちゃんどうするのこれ?便利屋68、例の星の子に連れ去られたんだけど。」
『それは困りましたね……ここはあの車を追跡して……』
なんか生徒の群れが見えるけど、今日はもう疲れた、もういい。ホームに戻って寝よ。
読んでいただきありがとうございました。
黒服に続き、便利屋までもがアフヨに捕まりました。
星の子の鳴き声、何が好き?
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プエ
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ピヨ
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フェ
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ギィッ
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パッポ
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プペッ
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ピィッ
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ファァ