Sky:星を紡ぐアーカイブ   作:紙コップ113

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またもやアフヨ団の話。ちょっと出しすぎな気がする。


コレクション展覧会襲撃

相も変わらず車で爆走。すべてを見るまでゴールはない。

あの盾持ちのフレンドから四人組を譲ってもらい、四人も生徒を捕まえることが出来た。

折角なので、今日は我らアフヨ団のコレクションを紹介しよう。

 

No.1 アビドスにいた黒ハゲ。

この闇の生き物は精霊と姿が酷似している。大鳴きでひっくり返ることもなければ、エビのように突撃してくることもない。むしろキャンドルを寄せれば逃走した。なんか燃えないし。

そして最近分かったことだが、少し星の子や精霊との共通点がある。

 

我々星の子は嗜好品としてマシュマロやクッキーを食べたりお茶を飲むことがあるのだが、この黒ハゲにも何かを食べることが出来るのだ。

百聞は一見に如かずだ。いたずらな日々で交換した大釜のスープで実験してみよう。

このスープは、飲むと10分間体が緑に光り、トレイルも緑に変わる。ちょっとわかりにくいが、体色が変わるタイプのザリガニの餌みたいに考えてくれればいい。

 

大釜からコップですくい、黒ハゲの口にスープを流し込む。

 

「ゴブッ、ゴボボボボッ!?」

 

ほら、緑に光った。面白いでしょう?

いたずらな大釜、シャイン魔法を実質無限に使えるので、魔法をあまり使いたくない人におすすめの一品である。

 

No.2 ミレニアムの廃墟で寝ていたリトル。

ミレニアムの道案内にはもう行っただろうか。キヴォトスの最先端技術が集まっている非常に興味深い場所だった。

最先端技術といえば、この空には宇宙ステーションとかはないのだろうか。秘密のエリアの限られた日に行くことが出来るのだが、我々の価値観をガラッと変える絶景だ。是非この地に住む精霊たちも見てほしいと思っている。

 

話を戻して、このリトルは廃墟の閉ざされていた扉の向こうで寝ていた。扉をキャンドルで灯しても開く気がしなかったので、すり抜けで強引に入った。

発見した当時は全裸だった。椅子には『AL-1S』とか書かれていたがどうせ理解できないし無視。

天井が開いてたのでそこから連れ出して今に至るのだが、一向に起きない。

キャンドルを寄せても、マシュマロを口に入れても反応がない。これでは精霊ではなく、人形遊びをしているような気分だ。

とはいえ、人形にしては精巧すぎる出来だ。機会があれば、再びミレニアムで手掛かりを探るとしよう。

 

そしてNo.3 捨て地モドキにいた緑。

緑、というよりアビドスにいる夢の語り部に身長以外が似ているといった方が分かりやすいか。

捨てられた地に似た場所で、焚火を作ってマシュマロを食べていたのだが、その時に語り部モドキが変な笑いをしながらやって来た。

興味本位でマシュマロを近づけるとバクっと食いついた。

面白かったので他のお菓子もあげてみたらものすごい勢いで食っていった。

なんか感謝してるのかどうかわからないけど、車の中に押し込んで住まいに持ち込んでみたといった感じ。

余談だが、ニットキャップを被った生徒がものすごい勢いで追いかけて来たが、車だったので振り切れた。チラッと見ただけだが、あの口元を覆ったマスクがカッコよかったなぁ。

 

とまぁ、新入りの四人組を除けばこれらがすべてだ。お楽しみいただけたかな?

さてと、四人組を収容しよう。

新しい土管を設置し、一人ずつ中に入れて蓋をする。

 

「だ、出しなさい!こんなこと許されないわよ!」

 

「多分言っても無駄だと思う……言葉が伝わってないから。」

 

うるさいな。餌やりも含めてスープで黙らせてやろう。ホラ食え。

 

「ゴボボボボボッ!?ゲホッゲホッ!」

 

「アル様を毒殺するつもりですか!?」

 

「え、あのスープ毒なんですか?」

「えへへ……やっぱり人生ってのは苦しいことしかないのですね……。」

 

なんか語り部モドキも騒がしくなったな。コイツにもスープを食らわす。

 

「……美味しい。」

「ひゃあっ!?か、体が光ったぁ!?」

 

ホラホラ、食べて美味しい光って楽しいの最高の料理だ。おかわりもあるぞ!

 

「うわぁぁん!どうせ毒で死ぬならお腹いっぱいで死にたいです!もっとください!」

 

語り部モドキがスープをガツガツ流し込んでいく。この食いっぷりは見てて気分がいい。

あまりこういうことは言っちゃダメな気がするが、語り部といいこのモドキといい、局所的にふくよかな気がする。食べる量が影響しているのだろうか。

 

 

ドガァァァァァン!

我々の住まいの壁が爆発した!?

 

……最悪だ。大きな穴が開いてしまった。

どこの誰だか知らないが、取り返しのつかないことをしやがって、許さんぞ。

そうキレてた矢先に二人の主犯らしき生徒が入って来た。

 

「リーダー、ヒヨリが連れ去られた場所ってここで合ってるの?」

 

「……あぁ、この目で見た。」

 

おいおい貴様ら、人様のプライベート空間に土足で踏み入るなとは、学校で教わらなかったのかこの糞蟹やろ……ブヒャッ!?

 

ダァン!ダァン!ダァン!

 

「……あの校章は、アリウス分校の……?」

「これはベアトリーチェの差し金でしょうか?」

 

おいおい、土管が容赦なく破壊され、苦労して確保した生徒が次々と解放されていくじゃないか。

 

「クックックック……まさかこのような形だ解放されるとは、嬉しい誤算ですね。」

 

「あんな手際よく人質を解放するなんて、すごいアウトローだわ!」

 

「いやいや、感心してる場合じゃないでしょ社長。今のうちに逃げるよ!」

 

黒ハゲと四人組が脱走した。

 

「あっ……サオリ姉さん。」

 

「……無事か。」

 

「はい……えへへ、急にさらわれたと思ったら、お腹いっぱいスープを貰っちゃいました。」

 

「……。」

「帰るぞ。」

 

例の主犯共は語り部モドキを連れて去っていった。

 

「Vanitas Vanitatum, et Omnia Vanitas……。」

「いくら満たされようとも、すべては虚しいだけだ……。」

 

キヴォトスに来て、今日という日ほど空虚な日はないだろう。折角集めたコレクションは脱走され、残ったのは起きないリトルだけだ。

 

……いや、切り替えていこう。幸い、我々には時間が沢山ある。

今日光を失ったのなら、明日に取り戻せばいい。人生虚しいときはあれど、すべてが虚しいという訳ではない。

次はコレクション集めではなく探索にしよう。リトルを目覚めさせる手掛かりも探りたいわけだしね。




読んでいただきありがとうございました。

悲報:黒服解放。
ちゃっかりアリウス勢とも関わりが出来ましたが、星の子にばにたす教育は無意味です。諦めましょうベアおば。

星の子の鳴き声、何が好き?

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