アビドスに戻ってきた。
「贈り物か……そのキャンドルと交換すればいいんだよね?」
その通り、っとその前に。
精霊に注目し、贈り物のツリーを確認する。
最下層にあるエモートを確認し、入手する。
エモートの力が入ったコンペイトウのような塊が天から降り注ぐため、手にとって胸の中にしまう。
「うへぇっ!?そんな大きなもの何処にしまったの!?」
物体として見えるのはあくまで一時的ななものだ。手に取ってしまえば、夏場の氷のように形を失ってしまうから問題ない。
肝心のエモートについては……ふむ、ボイスだったか。ということは、この精霊は何かの語り部ってことになるが、そうだなぁ。
この砂嵐にまみれた住み心地のかけらも無いクソッタレな町に夢見る事だから、「夢の語り部」と呼ぶことにしよう。
「ひぃん……」
まぁまぁあくまで一人の旅人による主観だ。もしかしたらこの地にしか無いお宝が眠ってるかもしれない。
「いや……私何も喋ってないけど、今のは誰?」
はひ?印象に残るこの声、夢の語り部しか発さないのだ ひぃん
声がした真後ろを振り返ると……
ひぃんひぃんひぃんひぃんひぃんひぃんひぃんひぃん
そこには新しいボイスを設定して鳴きまくるフレンドがいた。
お前かァ!
あ、バレたwwww? by フレンド
イタズラ心に溢れたフレンドはさておき、次はキャンドル5本ほどの魔法か。
キャンドルを取り出し、片膝を付き、掌に立つキャンドルを光の粒子に変換する。
粒子は精霊に吸収された。
「えぇっと……私は何をすればいいの?」
さっき受け取った光を魔法に形作ってホラ。
「う、うん……」
精霊は光を両手に纏め、魔法を生成する。
出来上がった魔法を受け取った。どれどれ……
リカバードリンク魔法だ。シンプルにありがたい魔法だな。
リカバードリンクの効果は、その場でエナジーを全快に出来る。
つまり、この精霊のように喧嘩別れして砂漠で遭難してもすぐには干からびな
ダァン!
ギャフン!
「……すみません先輩。彼らの顔を見てたら急に撃ちたくなってしまって。」
エナジーが半分以上散った。
……あのピンクリトルめ。言葉が通じてる訳じゃないのに撃ってきやがった。やはり生徒は危険だ危険。
っと話が脱線してしまったな。次は枝分かれしたところにあるハートをキャンドル3本と交換する。
キャンドルと違い、ハートは短期間ではすぐに貯まらない。フレンドがたくさんいる場合では話は変わってくるが、それでも確実に入手できる状況は限られる。躊躇せずに貰っておこう。
「わぁ……きれいなハート。」
しかし、この精霊に対する謎が深まる。星の子についての知識がないだけでなく、精霊の魔法や贈り物のシステムも知らないとは。やはり王国ではなくキヴォトス出身の精霊だからなのか。
星のキャンドルで上のツリーを開放すると、髪形や持ち物の項目が出てきた。
やはり気になるのは、そのカバン状の板だろう。
現にホシノが持っているのと同じで、彼女がそれを展開して盾として使用する様を目撃している。
キャンドルは……60本。うーんキツイ。
だがこういう今後手に入るかどうか分からない品にキャンドルを惜しまないのが星の子だ。実際今は230本ほどある。すぐに消え去ってもおかしくない数だが、次の高い買い物ができるほどの余裕はある。というわけで交換!
「そういえば私のシールド、今はホシノちゃんが持ってるんだね。」
「はい。これのおかげで、危なっかしい後輩を守れていますよ。」
「うんうん!ちゃんと先輩としてやっていけてるホシノちゃんを見れて、私も鼻が高いよ!」
早速受け取った持ち物を身に着け、展開する。
ふむ…片手でも持ち上げられる重さに首から膝辺りをカバーできる面積。
おっと、裏側には小さなL字の何かが付いてある。これ、確かアヤネとかいう眼鏡が持っていた武器と似ているな。
「先輩、気のせいだと信じたいですが、嫌な予感がします。」
「奇遇だねホシノちゃん、私もそう思う。」
お詫びに後でハートを贈るとして、隣のフレンドに発射。さて、どうなる?
エナジーが回復しました。byフレンド
え、嘘!?
これはこれは。見た目の武骨さに反して有用なアイテムをゲットできたようだな。
ぜひともほかの相手に試したい。
という訳で、捨てられた地へ行こう。ホームに一度戻る。
「うへぇっ、消えた!?」
「アビドスに帰ってきてから、何だか気が休まらないね……」
読んでいただきありがとうございました。
星の子に武力を持たせるのは少々賛否両論ある気はしますが、まぁキヴォトスなのでいいでしょ。
星の子の鳴き声、何が好き?
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プエ
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ピヨ
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フェ
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ギィッ
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パッポ
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プペッ
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ピィッ
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ファァ