Sky:星を紡ぐアーカイブ   作:紙コップ113

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9時間以内に終わらせてね
☐光のかけらを30個集める
☑︎新たな知り合いを作る
☐アビドスの食卓を訪れる
☐アビドスの精霊と会う

もうすぐブルアカらいぶの情報が来そうな気がする


便利屋

ん、今どこにいるのかって?もちろんアビドスの食卓だ。

本来ならここでパーティをする予定だったが、訳あって反省会をすることになった。

内容はもちろん、あの太腿に襲われたことだ。ゲットした銃の試し撃ちをしていた際に、ミリオタの背後を撃ち抜かれた。

射撃の銃声が大きかったため、それが生徒を刺激してしまったのだろうか。だったらその場のノリに身を任せず、冷静に場所を変えるべきだったな。反省反省。

 

「お待たせしました!柴崎ラーメン………といっても、コイツらに伝わらないから意味ないのよね……」

 

黒い耳付きがラーメンを運んできた。

彼女に向けて一礼をし、受け取る。

先ほど太腿に襲撃されたせいで、どうにも気分が晴れない。今日は普通に頂くとしよう。

 

「あれ?今日は普通に食べてる。」

「変なの。いつもはパッと燃やして替え玉を頼むのに。」

 

神妙な顔をするな黒い耳付きよ。今はここでキャンマラをする気分じゃないんだ。

 

我々がラーメンを啜る合間に、食卓の入り口が開いた。入ってきたのは茨の輪っかが付いた紫の生徒だ。

 

「あ…あのう…」

 

「いらっしゃいませ!何名様ですか?」

 

いつもはキャンマラのため、燃やしてパッと終わるのだが、実際に食べるとなると時間がかかるものだ。何より『ハシ』と呼ばれる2本の棒の扱いが未だに慣れない。

 

「こ、ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか?」

 

「一番安いのは…580円の紫関ラーメンです!看板メニューなんで、美味しいですよ!」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

道中のメッセージボートで知ったのだが、どうやらトリニティにも食卓があるようで、そこでは甘いスイーツが提供されるらしい。

キヴォトスをよく知るために、料理を目的とした探索もいいかもしれない。

 

再び入り口の扉がガラガラと。今度は三人、紫の仲間だろうか?

カップの水で口の塩気を流しながら、生徒を観察してみる。

 

「4名様ですか?お席にご案内しますね。」

 

「んーん、どうせ一杯しか頼まないから大丈夫。」

 

「一杯だけ…?でも…どうせならごゆっくりお席へどうぞ。今は暇な時間なので、空いてる席もおおいですし。」

 

「ご、ご、ごめんなさいっ。貧乏ですみません!!お金がなくてすみません!」

 

「あ、いや……別にそこまで謝らなくても……………。」

 

あの紫、お辞儀のエモートを連打している。生徒同士の絡み合いはまだ分からないことが多い。我々がキャンドルを寄せ合ってお辞儀をするように彼女らも特有の挨拶があるのだろうか。

 

「はぁ…ちょっと声デカいよ、ハルカ。周りに迷惑……。」

 

「そんな!お金がないことは罪じゃないよ!胸を張って!」

「お金は天下の回りもの、ってね。そもそもまだ学生だし!それでも、小銭をかき集めて食べに来てくれたんでしょ?そういうのが大事なんだよ!」

 

そういえば、生徒って性別はあるのだろうか。服装とヘアスタイルから勝手に女性扱いしているのだが、男性の生徒は今のところ見たことがない。

先生は男性のようだが、頭の輪っかが付いていない。アレって取り外したりできるのだろうか。ぜひとも一つはゲットしたい限りだ。

 

「まぁ、私たちはいつもはそんなに貧乏ってわけじゃないんだけどね。強いて言えば、金遣いの荒いアルちゃんのせいだし。」

 

「”アルちゃん”じゃなくて社長でしょ?ムツキ室長、肩書はちゃんと付けてよ。」

 

「だってもう仕事終わった後じゃん?社長の癖に社員にラーメン一杯奢れないなんて。」

 

「今日の襲撃任務に投入する人員を雇うために、ほぼ全財産使っちゃったし……。」

 

「ふふふ。でもこうして実際ラーメンは口にできるわけでしょ?それぐらい想定内よ。」

 

「たったの一杯分じゃん。せめて四杯分のお金は確保しておこうよ……。」

 

そういえば、今は星の子があまりいないな。以前は座るところがなかったというのに。

やはり”金”がなければ利用できないことが響いているのだろうか。我々は先駆者のおかげで今回は食べられるが。

 

四人組は空いたテーブルに座り、しばらくするとラーメンが運ばれてきた。

 

「ひえっ、何これ!?ラーメン超大盛じゃん!」

 

「ざっと10人前はあるね……。」

 

「こ、これはオーダーミスなのでは?こんなの食べるお金、ありませんよう……。」

 

「いやいや、これで合ってますって。580円の紫関ラーメン並!ですよね、大将?」

 

「あぁ、ちょっと手元が狂って量が増えちまったんだ。気にしないでくれ。」

 

「大将もああ言ってるんだから、気にしないで!それじゃ、ごゆっくりどうぞー!」

 

……おい、なんだそのラーメンは。我々が食べたものとはサイズがデカいぞどうなってんだ。

 

「うわぁ……………。」

 

「よく分かんないけど、ラッキー!いっただっきまーす!」

 

四人組は一斉にラーメンを食べ始めた。おいズルいぞ。こっちにもそれぐらい渡せプエプエプエプエプエプエ

 

「え、何!?囲まれた?」

 

「ん?あっ、もしかしてこいつら、この前の仕事にいた奴らの仲間?」

 

「あぁ~。どこかしら出てきて私たちが護衛してた荷物を燃やしてたよね~。アルちゃん覚えてる?」

 

「も、勿論よ!いつかは私たち便利屋68の手で報復してやるんだから!」

 

「アル様、ここは任せてください。こんな奴ら、私の手で……」

 

「落ち着いてハルカ。別に私たちに襲い掛かって奴らじゃないから。よく見て、前の奴らとは服装が違う。」

 

あのラーメン。キャンドルで換算すれば、一体何本になるのだろうか。今金を渡せばアレが運ばれるのだろうか。

という訳で、黒い耳付きに金を一枚渡してみる。

 

「へ?あっ、アンタ達もあのサイズが欲しいの?」

 

何言ってるか分からないがここは首を縦に振っておく。

 

「わ、分かったわよ。大将、隣にもさっきと同じ紫関ラーメン一つで!」

 

テーブルに戻り、しばらくした後に特大ラーメンが運ばれてきた。

早速キャンドルで光のかけらに変換。

 

「あぁっ!また!」

「せめて口ぐらい付けてからにしなさいよ!」

 

集めたかけらをキャンドルに変える。おおっ、一気に10本集まった!

やはりキャンマラはここに限る。金一枚でとんでもない量のかけらをゲットできるからな。

 

「……おーい社長、意識ある?」

 

「アハハハッ!アルちゃん、あいつらがトラウマになってるみたい!」

 

ふぅ。気分も晴れたし、キャンドルも手に入った。少し早いかもしれないが、この辺りでお暇させてもらおうか。

 

「あいつら、もう帰るみたいですよアル様?」

 

「ネットで話題になってるみたいだし、ちょっとは対策する必要があるかな?」




☑︎光のかけらを30個集める
☑︎新たな知り合いを作る
☑︎アビドスの食卓を訪れる
☐アビドスの精霊と会う

読んでいただきありがとうございました。

三話ほど脱線していましたが、今回から本筋に復帰します。

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