注意:原作との乖離が激しく、原作のネタバレを多分に含んでおります。それでも良いと言う方のみお進み下さい。
ゴジラ×コング新たなる帝国を視聴した作者の脳内にて閃いた設定です。作者は原作のティアマトママンも大好きですので許して。
ゴジラの設定を盛り込んだスーパーティアマトさん(二代目←ここ重要)が暴れるだけの話です。一応、その後の構想もあると言えばある。
昔見たシン・メデューサ的な作品からも影響も受けてます。
型月ガチ勢じゃないのでお手柔らかに
作者の妄想の産物です。
無いなら作れば良いじゃない。
そんな感じですね。
『aAAAAAAAAA!!』
ティアマトは激怒した。
久方ぶりの感情の起伏だった。
内海に隠居した父(竜の冠位)と大陸となった母(初代)を親に持ち、地球に住まう生命体の頂点となって早数億年。
度重なるインベーダー(セファールやらオリュンポス等)との激闘をくぐり抜けて得た平穏。ここ数千年は海流に乗って世界中を漂い平和を謳歌していた。それだけ期間があれば地上の様相はかつてと比べて様変わりしている。世界各地でホモ・サピエンスを含めた知恵を身に着けた生物による文明の形成と滅び。これらを繰り返していたが、大海で過ごし永い時を生きる彼女にしてみれば瞬きする間に起きた些事であった。
『ッ!?』
そんな彼女が怒りの感情を露わにする程のナニかを感じたのだった。生まれ持っての本能か、或いは王座に就いたことで培われたものかは分からないが、己を苛立たせるだけのナニかが大陸の方から発せられていた。無論、これはティアマトがそう感じているだけであり、実際には彼女以外の誰かに向けられている敵意であるのだが、それを拾えるほど感覚器官を持ち合わせていた。そして、その方角は直ぐに分かった。
『aAAAAAAAAA!!』
ティアマトは咆哮すると一気に海上から潜航して目標を目指して突き進む。目的地は・・・。
現代の中東に位置する場所に一つの都市国家があった。その国の名はウルク。
シュメール王朝を代表する王、ギルガメッシュが治める国である。金色の鎧を身に纏う彼は、ある問題に直面していた。
「あの駄女神め。アヌに泣きついてあんなモノまで持ち出すとはな・・・」
彼の視界の先、連なる山々にかかるように広がる薄暗い雲。その間から姿を見せる金色の身体を持つ牛。後に語りつがれて天の牡牛として記される事になる神獣、グガランナである。これはギルガメッシュに結婚を迫った女神イシュタルが彼に振られた事に怒り、主神アヌに懇願して用意してもらった神獣であり、この神獣の威光を以てして再度
結婚を迫った。しかし結果は惨敗で、愈々以て引くに引けなったイシュタルはグガランナの力で信仰されているウルクを滅ぼす事にしたのだ。そのあまりの暴挙を、初めは愉快だと笑っていたギルガメッシュであったがグガランナの姿を見ると一転、真剣な眼差しで空を見上げていた。
「どうするんだい、ギル。今からイシュタルに頭でも下げるかい?」
そんな彼の横に並び立つのは、神々が生み出した天の鎖。ギルガメッシュ王にとって無二の友。エルキドゥだった。元々はギルガメッシュを縛る役目を持っていたが、神々の意志に逆らい彼の隣に在り続けている。そんなエルキドゥの問いかけに、ギルガメッシュはフンと鼻で笑い答える。
「知れたことを。奴に頭を下げるなど未来永劫あり得ん事だ。やるべき事はただ一つ、あの獣を討ち滅ぼすまでよ!」
ギルガメッシュは啖呵を切ると、その手に自身の宝物庫から取り出した獲物を持った。エルキドゥもまた、自身の鎖を出して戦闘準備は万全。何時でも行けるよと彼に声をかけた。そんな時である。
ゴウッ!!
彼等の立つジグラットの上空を一条の青白い光が通過した。ジグラットの階段よりも遥かに太いソレ。光帯は、雲を突き抜けて一直線にグガランナへと向かい・・・
『グモーッ!!』
グガランナの四肢の内一本を撃ち抜いて破壊した。黄金の身体が砕け散り、ウルクの荒野に柱の如き脚が地響きを立てて落下した。その衝撃は凄まじく、爆風の後に地揺れとなってウルクを襲う。
「くっ!今の光はっ!!」
エルキドゥは吹き付ける爆風に耐えると、その場から浮き上がり光が伸びてきた方角を見た。
「なっ!?あれは・・・」
彼が見たモノ。奇しくもそれはウルクに残る民達もまた目にした。ただ一人、ギルガメッシュだけはその場から動かずに、先程とは一転して哀愁を漂わせた口調で口を開く。
「イシュタルよ、奴を呼び込むとは・・・この責任、どうやってつけるのだ?」
彼等の視線の先、荒野を悠然と歩きウルクに迫り来たのは、
『aAAAAAAAAA!!』
目を青白く発光させながら咆哮を上げるティアマトだった。数時間前まで南半球にいたティアマトは、恐ろしい速さでウルクに到達していた。全身を巡るエネルギーが藍緑色のラインとして体表に現れるその姿に、ウルクの市民たちは恐怖を覚えた。そして、グガランナの側でウルクとギルガメッシュ達の行く末を直に見ようとしたイシュタルもまた、彼等と同じ様にこの事態に驚いていた。
「嘘!?ティアマト!?なんで奴がここに居るのよ!!それに私のグガランナに傷を・・」
最悪の事態だとイシュタルは悪態をついていた。ギルガメッシュを懲らしめようと持ち出したグガランナ。アヌ神達によって生み出されたソレは間違いなく、世界に影響を与える存在の一角であろう。しかしそれが逆にティアマトをウルクへと呼び寄せた。自らの母が眠る地で暴れる者に対して容赦はしない。
『aAAA・・・』
ティアマトが唸ると、彼女は前屈みでウルクの地を疾走した。その地響きはウルクの都市を襲い、石と粘土で作られた家屋中には倒壊し始める物も現れ始めた。その中にあってもギルガメッシュ達は平静を保ち続けている。
「これは事の成り行きを見定める他ないな。今、我達が手を出した所であの女神もどきの癇に障り、ウルクを消されるのが関の山だ」
『グモーッ!!』
疾走を続けるティアマトに対して迎撃を始めるグガランナ。雷撃を降らせてその動きを止めようとしたが、直撃を喰らいながらもティアマトは怯む事なかった。グガランナは眼前にまで迫ったティアマトは、腰部から伸びる強靭な尻尾を地面に叩きつけ、
『aAAAAAAAAA!!』
グガランナ目掛けて飛び掛かった。
「グガランナっ!!避けなさ・・キャッ!!」
『aAAA・・・』
イシュタルの命令も間に合わず、退避行動を取るグガランナの背中に着地したティアマト。背中に3列に生えた背びれが光り輝き、全身に巡るエネルギーを一転に収束させると、グガランナに向けて光線を放った。
ドド――ンッ!!
グガランナを中心に発生した大きな爆発は周囲の雲を一つ残らず掻き消して、ウルクの地に青空を覗かせる。近くにいたイシュタルも耐えきれずに吹き飛ばされる。
「イタタタ、もう!何なのよっ!!」
「それはこちらのセリフだ。イシュタルよ」
「ひっ!ギ、ギルガメッシュっ!!」
幸か不幸かギルガメッシュ達のいるジグラットに落ちてきた彼女は、目の前のギルガメッシュによる睨みに涙を浮かべたが、続いて発生した大きな振動に我に返って振り返る。そこには天空から大地へと叩き落されたグガランナとその上で暴れるティアマトの姿がある。ほぼ無傷のティアマトに対して、全身に大きな傷が出来たグガランナ。その大きく反った角の一本が、今まさにティアマトによって圧し折られた所だった。残っていた四肢もあらぬ方向に折れて満身創痍の状態。そこにすかさずティアマトはグガランナの首を掴むとその首を無理矢理引き千切った。
「あ、ああああ・・・。グガランナが・・・」
散々に痛めつけられるその姿に、イシュタルの顔がどんどん青ざめていく。そして首を引き千切ったティアマトは自身の身体ほどあるグガランナの頭部を投げ捨てると、天に向かって大きく吠えた。
『aAAAAAAAAA!!』
大気を震わせるほどの勝利の咆哮。続けざまにティアマトは天空に向けて光線を放つ。その行動の解釈は様々だろう。
天空の神々やギルガメッシュ達は、ティアマトからの警告と認識。その後、地上に対しての過度な干渉はなかった。グガランナにティアマトと、大きな災害を呼び込んだイシュタルはギルガメッシュ等とかなり厳しい制約を結ばされ、粛々と天に戻っていった。気づけばグガランナも忽然と姿を消し、ティアマトは悠然と海へと戻っていく。ウルクの近くを通過するティアマトに、民達は相反する2つの感情を浮かべて過ぎ去るのを眺めていた。
グガランナとティアマトの戦いはウルクの歴史の1ページとして記され、後世にも語り継がれていく。彼女が人々の前に姿を見せるのはこれより4千年ほど後になるだろう。
二代目設定にしたのはアルビオンの血も引くことで強さの理由付けをしたかったから。まあ、それにしても無理矢理ですね。後は後々メリュジーヌとの歪な親子?関係を後々書いてみたいとおもったからです
特徴的な話し方をするキャラのセリフを考えるのは本当に難しいです。
この世界の人理について
ガイアとアラヤが拮抗しているかややガイアより
ティアマトさんが星の生命の調停者的な立ち位置。
カルデアはあるかもしれないし、あったかもしれない。マリスビリー涙目は確定。
地球の構造的には地上→地底世界→星の内海の三層構造
内海に父親(アルビオン)が到達している
霊墓アルビオンは抜け殻が化石化でいいと思う。
映画の猿的なポジションの奴を見つけて全力疾走させたい
本作のティアマトのイメージ
バビロニアの巨竜形態が二足歩行になって翼が無くなり、背中に背鰭を生やした感じですね。
口裂けも首辺りまでで、角も小さくした感じ。後は皆様の心の中で自由に描いてね。