ゼンレスゾーンゼロ ・ 聖剣   作:うどん米

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正直もう少しサボっても良かったと思ってる。


閑話・ナナシとシーザー

 

とあるホロウの内部

 

 

義手の調整については“ある人”に目途が立ったため今日は普通にブレイズウッドに行きたいと思って――来たわけもなくて、ここに来たのはある理由があった。

 

「――『正義の鉄拳G4!!』」

一か所にやたら集まったエーテリアス達がまるで紙吹雪のように飛んでいく。

それは、義手を実践的に使うためだ――え?お前この間クレタに怒られてただろって?

(――バレなきゃセーフ)

 

それだけじゃない、義手である事をクレタにはまだ話していないし、話すつもりもない加えて心配をかけたくない――そのため、義手の部分はバレないように特製の手袋をつけているのだ。

 

 

「うーん、やっぱり左腕の重量が増してるなぁ――流石、ビリーの腕だな」

重量が増せば当然拳に乗る威力も増す、しかしながら俺は手数で戦っていくタイプだそれほど一撃一撃の威力に重きはおいてない、慣れるのにも時間がかかるだろう。

 

「――オレのせいで」

左手の感触を確かめていると背後から声が聞こえる、そうここに来たのは俺だけじゃない。

流石に、郊外で活動するには単独行動は危険すぎるということで訳を話したらちょうどキャロットも持っているらしく病み上がりの俺に付き添ってもらったのだ。

 

 

「シーザーずっと言ってるけど、左腕が無くなったのは君のせいじゃない、だからそうやって気に病む必要はないよ」

しかし、シーザーの表情は明るくなるどころか更に深い影が刺す。彼女は、バカではあるが考えなしではないのだ、決して失敗を失敗のままにしない、それゆえ思うところがあるのだろう。

 

「――ああ、ずっとナナシはオレにそう言うけどな――やっぱ考えちまうんだ、もしあの時オレたちがもっとやれてたら――オレがあの場に居なかったら――ナナシが大けがを負うこともなかったんじゃねぇかなって」

「それは違うぞシーザー」

短く、平坦な声色でナナシはシーザーに伝える。彼女の肩を掴み、目を合わせて今一度口を開いた。

 

 

「むしろ逆だよ、シーザーたちがいたからこそ俺達はグランを退けて郊外を救うことができたんだ」

「――そういや、言ってたな」

一瞬、シーザーの目が大きく開く、彼女は思い出したのだ、あの束の間の平穏でパンケーキ屋で話したことを――。

 

「シーザーにも助け合える仲間がいる、そして俺にも助け合える仲間がいるんだ。――あの時、一人だったらもう立ち上がれなかったと思う、何ならシーザーがいなかったらグランを足止めしてくれるやつがいなくて殺されてたし――」

ゆっくりと激動の日々を思い返していく、パールマンを追ってビリーに郊外に初めて連れて行ってもらった日――。

 

 

「あの日、シーザーたちに出会えて本当によかった――ありがとう、俺達を助けてくれて」

「そ、そうかよ――オレ様こそ、ナナシと知り合えてよかったぜ」

顔を赤らめながら、俺がつかんでいた肩を振りほどき目線を逸らしながらか細い声でシーザーが告げた。

 

 

「行くぜ、ナナシ!こうなっちまったらもっと奥に行くぞ!」

「ははっ、そうだな猪みたいに真っすぐ行くか!」

二人の表情に笑顔は戻り、元気よく両腕を振るって更にホロウの奥へ走り出した。

 

 

 

 

 

さて、このホロウは一体どこなのか――それは、今彼らが立っている場所を見ればすぐわかるだろう。

 

「――燃えてるな」

「“オレ様たち”が守った希望だぜ」

まじまじと熱いのも気にせず、地面に腰を掛けながらその湖を覗き込む。

シンダーグロー・レイクの炎の湖は燃え続け、消えるなんて夢にも思わないだろう、だがあの日一回本当に湖はエーテル結晶に飲み込まれかけた。

 

 

「今でも、信じられないよ――正直、飛びこむ寸前に死ぬのは覚悟してたんだけどね」

グランとの決戦の時、ガス欠やら何やら限界を超えていた俺は完全に有効打を失い、火打石と共に飛びこんでいった、しかし湖の中心部分に裂け目があったため奇跡的に生還。

 

 

普通に死ぬだろうなと思っていたし、次に戦うであろう“ナナシ”を少し羨んだし――正直悔いはなかったと言えば噓になる。

「――いや、うんごめん。反省はしているんだよ?その証拠に謝罪の意を最大限表現した土下座を出したわけだし――」

感慨深く湖を見ていたら何も言わなくなったシーザーを不審に思い視線を向けると、ハイライトがない目でこちらを睨みつけていた。

あの日は、アキラについて行ってもらいカリュドーンの子のみんなの所に向かい色々訳を話して最大威力の土下座を披露した。

 

「やめだ、こんな所さっさと出ちまおうぜ――ほらっ」

「え?――ちょ、ちょあんまり引っ張るなって」

俺の右腕を掴み引っ張り上げる、俺が立ち上がると同時にそのまま腕を引きホロウを出ようとする。

だが、すぐに手を離し目線を逸らす、しかし俺の右手には彼女が強くつかんだことにより手の痕が残っていた。

 

 

「――ッ、わりぃ――何でもないんだ」

悲痛な面持ちのまま、唇をかみしめるシーザー。

 

「何でもない顔してないよ?シーザー話して――て言っても、原因は俺だよね」

何とか、シーザーの苦しみを取り除きたいと思ったが、今までの話の脈絡からして原因は俺だ。

 

「出よう、シーザー。特訓に来るとしてもここじゃなくてもいいしな」

「――ああ」

その表情は、シーザーがカーサさんの現場を見た時よりも曇っていた。

出る間、俺達の間に話はなかった。出てきたエーテリアスはシーザーが疾風怒濤の如く、切り捨てていた。

 

 

 

 

俺たちは、一時拠点として使わせてもらっているブレイズウッドの家のベッドに腰かけていた。残念ながらベッドには布団やシーツはない。昨日、泥だらけのアフロディを寝かせたので現在外に出して天日干し中なのだ。

 

座った後の数秒の沈黙――それを打ち破るために口を開こうとしたが、シーザーが言葉を遮る。

「――シーザ「ナナシ、オレは覚悟を決めたぜ――クヨクヨしてんのもらしくないからな」」

いきなりの大声に驚きながらも、彼女の表情から真剣なものと感じ取り背筋を伸ばす。

 

 

「怖くなっちまってたんだ――今でも夢に見るんだマジに目の前でナナシが傷ついて行く瞬間をよ」

シンダーグロー・レイクでの決戦の際、シーザーにとって印象に残ってしまった出来事が3つ存在する。

 

一つ目は、ヒートショック現象によって動けなくなってしまった自信を守るためにナナシがグランの一撃を食らい吹き飛ばされていく瞬間。

 

二つ目は、フルアーマー・ザ・ハンドを発動させたナナシが自身を守るために押し飛ばし、左腕をちぎられた瞬間。

 

三つ目は、決死の覚悟でナナシがグランと共に炎の湖に飛びこんでいく瞬間――そして、それを呆然と見ることしかできない己の無力感――

 

「だから、さっき早々に連れ出したわけか――何と言うか――そうだよな、誰かに助けられたからって――助けられた側が何も思わないわけないもんな」

ナナシはここで自分が命を助けられればいいと考えていることに気が付いた。自身が、命を張って誰かを助けた際に相手がどう思うかなんて考えたことがなかったのだ。

 

 

「――教えてくれ、ナナシはどうしてオレたちを命を懸けてまで助けようとしてくれたんだ?」

「―――」

これは、生まれたころからの幼馴染とか、命を助けた恩人、恋人でも何でもなく出会って数日しか経っていないカリュドーンの子を郊外の人々を助けるために命を張ったナナシへの当然の疑問だ。

 

 

「オレはよ、都会の奴らがピンチでも郊外と同じくらいの思いで助けようとはしねぇ。だけどよ、ナナシの立場からすれば逆だろ、どう考えてもナナシがオレたちも郊外も助ける義理はねぇはずだぜ」

「――そうだな、確かに言われてみればその通りだな」

思い出していたのはアルターエゴとの会話

『何を迷う必要があるんだ?ナナシ、確かに君にとってカリュドーンの子は守るべき存在なんだろう――けれど、よくよく考えてみると君たちは会ってまだ数日――命を懸けるなんてバカバカしいなんて思わないか?』

きっと、普通はそうなんだろう。

 

 

「俺にとってカリュドーンの子は大切な仲間だから、たとえ日数が浅くてもそんなに重要じゃないと思う――これが大体半分くらいの理由ね」

「半分ってことはもう半分は別の理由なのか?」

「うん、もう半分はさ俺がグランを否定したかったんだと思う」

あの時、グランは自身の考えを、正義を述べて見せた。

『弱者を全て消し、強者だけの世界を作る。それが、俺の願望さ――この世界は救うものが多すぎる、守るものが少なければ――この手から零れることはない!全てを救うことができるんだ!』

グランの考えを納得したわけじゃない、けど――わからないわけじゃなかった。

アフロディの考えもそうだ、今の人間は果たして守るべきなのか、いっそのこと全部なかったことにして一から始めたほうがいいんじゃないのかというわけだ。

 

 

「俺が守りたいものは何だろうって考えて、考えてさ――守りたいのは、今を全力で生きる人々なんだって気づいたんだ。だから、それを邪魔する彼奴の正義を許したくなかったんだ」

照れることもなく、淀みもなく、晴れ晴れとした顔でナナシはそう言い放った。

 

 

「でも、あの場で立ち上がれたのはもっと別な理由があるんだ」

「別の理由ってどういうことだよ?」

ナナシはシーザーの表情を伺うように首を動かし、目を合わせる。

 

「シーザーがさ、ずっと諦めずに戦ってくれた――それを知ってたら寝たままじゃいられないよ」

「ナナシ、だけどよ――」

彼女の視線がナナシの左腕の義手に向かう。

 

 

「いいんだ――いや、よくないけど――でもね、後悔はしてないんだ。確かに、左腕が無くなったのは痛いけど、それよりも“大切な人”を守れたのがそれ以上に嬉しいんだ」

「た、た、大切なひ、人!?お、オレがか?」

彼女の頬がじわじわと熱を帯び、耳元まで朱に染まっていくのがナナシの視点からでもはっきりわかった。

そして、彼女の問いに対してナナシは頷くことで返答する。

 

「そ、そうかよ――なら、これ以上はオレも、うじうじしねぇ!!――そうだ、ナナシちょっとオレについて来てくれねぇか?」

「え?でも、もう結構遅いけど――バーニスの酒場にでも行くの?」

「いいから、いいから早く来いって」

首をかしげながらも言われるがままシーザーに大人しくついて行った。

 

 

数分もかからずにシーザーはある小屋の前で立ち止まる。

 

「ほら、入れよ」

「ここって――どこだ?」

カリュドーンの子の拠点ではないし、だからと言って誰かの家かと言われてもパッと思いつかない。ブレイズウッドの住人の顔と住所は大体把握しているのに目の前の小屋に対し首をかしげるナナシ、そんな姿と対照的にシーザーは懐から鍵を取り出し開けて入る。

 

「ここは、オレらが物置として使ってる家だ。ここに少し用があってな」

「へーだから知らなかったわけか――あれって」

小屋に入ると、所狭しと物がおいてありその中でもバイクの部品らしきものが積みあがったタワーは今にも崩れてきそうだ。

だが、きょろきょろと辺りを見渡していたナナシの視線はある一点へ注がれる。

 

 

「オレから、今ナナシへお礼がしてぇんだけどよ、思いつくのがこれしかなかったんだ」

この物置の中で一際異彩を放った物、それだけ一切埃はかぶっておらず定期的に使われていたことや、大切に扱われていたことが想像できる。

 

 

「ピアノ!?弾けるのか、シーザーが!?」

「おいおい、そいつはどういう反応だ?――まあ、気持ちはわからなくもねぇけどな――そこに座って聞いていてくれ」

彼女がピアノの前に座り、俺も適当にあった椅子に腰を下ろす。

 

 

指が鍵盤に触れると同時に先ほどまで倉庫を包んでいた静寂を打ち破り、ピアノの音色が空間に漂った。

一音一音が滑らかな波となり、心の奥底を震わせるような感動がナナシを襲っていた、なおかつシーザーが弾いていた曲の特徴だろうか、簡素なメロディながらも一貫したワルツのリズムから情熱的な感情が伝わってきた。

 

 

だが、異変はその数秒後起きた。

 

(うん?)

急に左目の痛みを感じ抑えたと思えば、いつぞやと同じように瞼の裏でおそらく過去の映像が写る。

 

 

そこは物々しい基地だった。その廊下を歩く男、しかしその表情は黒い靄で潰され見ることができない、そして背格好からアポロではないことが推察された。

 

数秒歩くと男は目的地に着いたのかその足を止める。

 

『―――』

だが、すぐ様足早にその横を通ろうとする、しかし女性は男を見つけると演奏している手を止め真剣な眼差しで向き合う。

 

『無視なんて酷いわね。せっかく、貴方を止めに来たのに』

瞬間、男がその場に膝をつく。

『――エデン――それが、第九の神の鍵『星海の諧調』か、重力を操る能力は健在みたいだな』

男の言う通り、エデンの手にあったのは特徴的な装飾を施された赤黒い球。

 

『えぇ――でも、好都合だと思わないかしら?愚かな道に進もうとする友人を止めるには』

彼女の美しい手に血管が浮き重力が強まり男の体が更に沈む。

 

『止める必要なんてないさ――もし危険ならメビウス博士が止めてるだろ』

『止めないから私が止めてるのよ――知ってて言ってるわよね?』

『まぁな、それでメビウス博士がそんなことで止めるような奴ならケビンもコズマもエリシアもサクラの手術だって殴って止めてるさ――ちっ』

男が重力に反抗しようと体を起き上がらせようとするも更に力が強まり再び膝をつくことになる。

 

 

『あなたが責任を感じてるのはわかるけれど、あれは仕方のないことだったの――』

『――だけど、次の第十律者の降臨に備える必要があるんだ』

突如として光があたりに展開するとそこから現れたのは先ほどエデンが見せた第九の神の鍵『星海の諧調』が“無数”に浮かんでいた。

 

『貴方――それはッ』

展開と同時に徐々に男が立ち上がる。

 

 

『仕方のないこと――なんて俺は思えない、どうやってグレーシュに顔を向けすればいいんだ第八律者からブランカさんも守れず、果てには第九律者で痕さんも失った――それだけじゃない、今回はギリギリで阻止したけど後一歩遅ければケビンが人為的崩落を引き起こしかけてた』

『だから、新しい力を得るためにメビウス博士に頼むつもりね――メイ博士には既に断られたのかしら?』

『ああ、これ以上はできないってさ――けど、俺は止まるわけにはいかない、どんな代償を払ってでも仲間を守る――人類を崩壊に勝たせて見せる』

ついに、男が作り出した多くの第九の神の鍵はエデンの重力圏を押し返し立ち上がるところまでこぎつけていた。

 

『やっぱり、貴方にはアポニアのカウンセリングが必要かしらね』

『一応言っておくけど、俺にはアポニアの“アレ”は効かないからな――もう行く、どうせここでチンタラやってたらエリシア辺りがすっ飛んでくるんだろ?』

注意深く辺りを見渡しながら、相変わらずエデンは神の鍵の力を行使し続けるも限界が来たのか、重力圏が消える。

 

 

 

『やっぱり、初めて使ったのか――』

『ッ――ハァ、経験の差かしら――ケビンから聞いたわ、あなたが変わってしまったのは第七次崩壊の時だって』

研究所に向かっている男の足が止まる。

 

 

『あなたはもう少し私達に背負ってるものを背負わせてもくれないのかしら?』

『―――』

男は何も言わず、その場で立ち止まったまま――ただ、男が握る拳の強さだけが変わっていた。

 

 

だが、やがて拳は宙ぶらりんと脱力し開かれる。

『――なんて曲を弾いてたんだ?』

脈絡のない質問、おそらく話を変えようとしただけなのだろうがエデンは多少顔を赤くしながらそう答えた。

 

『あなたのために演奏したサティのジュ・トゥ・ヴー(あなたがほしいわ)よ』

『そうか』

男はその曲の真意を知らないままその場を去って行った。

 

 

それを最後に左目の劇場会は終わりを告げた。

 

「どうだった、ナナシ?」

それと同時にシーザーも曲を弾き終わる、半分くらいしか集中しては聞けなかったがそれでも絶賛!と言わんばかりに両手で高速の拍手をして見せた。

 

「最高、本当によかった!最初からぶおーん!って何か熱風みたいな、シンプルだけど奥行きのあるリズムが心地よかったよ。――そうだ、これってなんて名前の曲なんだ?」

嘘は言っていない、本当にそう思ったことに間違いはない。それよりも、俺の問いに対して数秒たってもシーザーが口を開かない、と言うより何か口元がもごもごしている。

 

「―――ジュ―――」

「え?何て」

顔がトマトのように真っ赤に染まったシーザーが口を開くも小声過ぎて全く聞こえなかった。

 

ジュ・トゥ・ヴー(あなたがほしい)って曲だ!!」

「うぉ!?」

さっきとは打って違っての大声に思わず両耳を塞ぐ、そしてその曲名には聞き覚えがあった。

(さっきのは一体?間違いなくシーザーが演奏した音楽に引き寄せられて誰かの記憶が写り込んできた――)

 

「難しい名前の曲だね、なんて意味なの?」

「ッ――そ、そんなことよりよさっさとこの小屋から出ようぜ――」

「えっ、ちょっとそんなに押す!?」

強引に背中を押され俺はシーザーに結局引きずり出されるような形で外に出ることになった。

それを最後に今日は終わることになった。

 

 

 

 

ちなみにその後―――

 

 

「ナナシ、心当たりがないならいいんだけど何か電波を発する装置みたいなのを付けてはいないかい?」

ある夜の盤、左手の義手を取り外していたらアキラが唐突に聞いてきた。

「電波?――うーん心当たりはないかな」

「そうか、ならいいけど何かあったときはすぐ連絡するんだよ」

「あれ?待って、何で俺の体から電波が出てるってわかるn――あ、どっか行った」

不審な点を見つけたので追及しようとしたが顔を上げると既にアキラはおらず、苦笑いをしているリンがそっとディニーを俺の手に握らせた。

 

(よし!気にしないようにしよう!!)

 

 

 

 

夜更け、己の義手をまじまじと見つめるシーザー。そこには、なぜかナナシの顔がうつされていた。

「流石に、激しい動きをすればレンズは壊れちまうよな――まあ、とりあえず今はこれでいいか」

そう、シーザーは義手をナナシに渡すときこっそりカメラを仕込んでいたのだ。

 

 

ナナシからは何回も言われているが彼女は責任を感じ続けている。けれど、本当にそれは自身がナナシの怪我に関与しているからだろうか。

 

「オレとお揃いだな、ナナシ」

いや、きっとそれ以外にも理由があるのだろう、それもあまりよろしくない理由が――。

自身の義手を愛おしそうになでるシーザーしかし、彼女の目にはハイライトは存在しなかった。

 




折角作ったオリキャラと言うことでここでプロフィールを書いておきます。

ライ
ナナシがよく行くパンケーキ屋の店員で黒髪黒目、長髪、狐のシリオン。アルバイトらしく、ナナシが行くときは毎日いる。
ナナシはそのことに全く気が付いておらず、毎回同じ店員が接客してるのですら気づいてなかった。
正式に名前がついたのはSeason5だが、実は時系列的には閑話・ナナシとニコから登場している。
性格は、明るいがよくナナシをからかっておりひそかに楽しみにしていたりもする。おそらく、いつかナナシは彼女に刺されるだろう。

皆は閑話とか、IFの話とか読みたい?

  • 読みたーい!(特にヤンデレ)
  • 読みたーい!(ラブラブ!)
  • 読みたーい!(好感度測定器みたいなやつ)
  • いや、読みたいのは本編だ!遅れてんぞ!
  • 作者さんの自由で!
  • こんなアンケートする前に書け
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