明日は昼頃からスターライトナイトを見ようとビリーに誘われてたのでいつもより遅めにタイマーをセットしておく。
(これで、明日までぐっすり寝れる・・・)
だが、予想外の出来事が起きた。
「・・・お・・い・・・起きろって、ナナシ!」
「ン、ンナ?」
意識がぼーっとしている中、目線だけ動かし時計を確認する。
(なんだ、まだ朝の9時か・・・まだ寝れるな)
再び布団にくるまり寝ようとする。
「って、何また寝ようとしてんだよぉ!起きろよ、ナナシ!一緒にスターライトナイト見るって約束しただろぉ!!」
「ン・・ナ!ンナ!ンナ!」
「ナナシはボンプじゃねえだろうがよぉ・・・・」
やっと意識がはっきりしてきた。上半身だけ起き上がらせ俺を起こした張本人を直視する。
「・・・おはよう、ビリー。ふわぁぁぁ。今日は、13時からじゃなかったのか?」
もう一度時計を確認するも現在朝の9時2分。健康優良児ならまだ寝られる時間だ。
「そ、そうなんだけどな。ナナシがスターライトナイトに興味を持ってくれたって知ったら、いてもたってもいられなくなったんだ!ほら、店長から借りてきた」
(まぁ、確かに一本大体色々飛ばして23分くらいと言っても量が多いから、なるべく早くから見たほうがいいか)
急ぐが吉と考えた俺はすぐ立ち上がり、軽く伸びをした後・・・。とりあえず、顔を洗いに向かった。
(まぁ、着替えはいいか・・・。外に出るわけじゃないし)
「じゃあ、早速見ようぜ!!」
ビリーがブルーレイディスクにディスクを入れ、始まる。
もちろん、第1話から最新話まで全部見るつもりだ。買ってきておいたポテチを開きながらテレビを見始めた。
数時間後。気合で何とか20話まで見てここで少し休憩しようということで一旦視聴を止めた。;
「いやーよかったぜ!スターライトナイト!」
「あぁ、それは同感だが。ずっと見ていて疲れないビリーの方に驚いてるよ」
ずっと見ていれば集中力も落ちるし、特に寝起きの俺は意識が飛びそうになった。だが、スターライトナイトの魅力がそれに待ったをかけた。
だとしても限界はある、頭を休ませたい俺はソファに腰を預け、目を閉じる。
「ふふん!俺のスターライトナイトへの愛を甘く見てもらっちゃぁ困るぜ!」
「そっか・・・でも、どうしてそんなにスターライトナイトが好きになったんだ?」
また見始める前に、少しお茶にごしくらいの気持ちで聞いてみる。
「そうだな、やっぱりかっこいいからだな!」
「あ、やっぱりそうなんだ。まぁ、俺も同感だけど」
案の定予想通りの返答が返ってくる。確かに、あの後姿を見て燃えるものがない者などいないだろう。
「それだけじゃねぇぞ?なんたって、どんなピンチでもかっこよく切り抜けるんだ。どんだけ追い詰められてもあきらめず、戦う。それがスターライトナイトのカッコ良さだ!!」
「かっこよさの種類か・・・」
(俺はどうなんだ・・・。追い詰められたら・・・あの時白祇重工の一件、もしプロトタイプに乗ったクレタが現れなかったら負けていた。・・・だから、あこがれるのかもしれないな、どんな状況でもひっくり返すヒーローに)
「それに、ナナシにもそのカッコ良さってのは出てると思うぜ」
「え?カッコイイ?俺が?スターライトナイトみたいに?」
思いもよらない、ビリーの発言に耳を疑う。
「そりゃあそうだろ!最初から、どんなピンチでもナナシはあきらめなかった、店長がハッキングされた時も、デッドエンドブッチャーと戦った時もあきらめなかった、しかも戦い方も同じ素手だしよぉ・・・。なんつーか、今はスターライトナイトが出てきたみてぇだなって思ってるんだ」
「・・・そっか・・・じゃあもっと強くなるよ。みんなをどんなピンチからでも救えるくらいにさ!」
そうだ、一度負けたくらいでうだうだしてられない。俺はもっと強くなってみんなを守るんだ。
「だけどよ・・・。なんだか、ナナシを見てると危なっかしいともおもっちまうんだ。ニコの親分とはまた違うんだがな・・・」
「危なっかしい?」
「言葉にしずらいんだが、何つーか・・・。一人にしちゃいけねぇって思っちまうんだ!だから、ナナシ!絶対、何かあったら俺達を頼れよ!」
バシンっと、背中に重い一撃をもらいながら俺はうなずいた。
「さてと、じゃあ残りも見るかな!」
「おう!今日は寝かせねぇぞ!」
その後、俺達は1話から最新話までみっちりスターライトナイトを見た。
見終わった後、今映画館で劇場版最新作をやっているということなので、前にアンビーと一緒に見ていたのだが、ビリーが俺を気にして一緒に見に行こうと思っていらしく。
俺も、もう一回見たくなっていたので、ぜひと言うことで一緒に見に行った。
帰りに、ビリーからスターライトナイトのベルトをプレゼントしてもらって、夜中にそれを装着して遊んでいたら、リンが『私にもつけさせて!!』と来て、二人で大騒ぎしていたら・・・。
「二人とも、今何時だと思ってるのかな?」
と目の奥に圧を感じるアキラに怒られてしまった。その日はベルトを着けたまま俺は眠りに落ちた。
起きたら、きっとスターライトナイトのようにヒーローになっていると信じて・・・。
ちなみにその後・・・。
ニコと孤児院の手伝いをしている途中。
「あら?ナナシ、スマホなってるわよ」
「うん?あぁ、ごめん通知切ってなかったみたい」
いつもだったら通知を切っているのだが今日に限って忘れていたらしい。
誰からの電話かなと確認するとビリーの物だった。電話は辞めてすぐ、メッセージにしたらしいが。
『ナナシ!今日のスターライトナイト見たか!!新しい、アイテムが売られるらしいぞ!明日買いに行こうぜぇ!!』
(・・・明日・・・)
スケジュールを確認する。
『ごめん、ビリー。その日は猫又と猫の集会に行く用事が有るんだ。アイテムは先に買ってて。俺は用事終わらせたら買いに行くから』
すぐに既読が付き返信が来た。
『わかったぜ!先に、楽しんでるからよ!』
『ありがとう』
俺も返信を返す。
(はぁ・・・。いいなぁ、俺も早く遊びたい・・・)
「ちょっと!ナナシ、誰と話してたのよ!」
「うん?あぁ・・ビリーとだよ。スターライトナイトの新作アイテムが発売されるらしくてな・・・。俺も早く遊びたい・・・」
ニコに問いただされると、別に問題ないため普通に答える。
「そ、そうなのね・・・----女じゃないのね・・。」
「うん?なんて言ったんだ?」
そうなのね、の先が小声で集中もしていなかったので聞き取れなかった。
「な、何でもないわよ!それよりも、手伝ってちょうだい、人手が足りないのよ!」
『お姉ちゃん!遊んで―!』
ニコの方を見れば、足元が孤児たちに取り囲まれていた。
「ははっ!モテモテだな!」
「ちょっと、笑ってる場合じゃないわよ!」
俺はスマホの通知を切り、ニコの元へ向かった。
「ナナシ、来れねぇのか・・・。次会った時にモニカ様もおすすめしてみっか!!」
皆は閑話とか、IFの話とか読みたい?
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読みたーい!(特にヤンデレ)
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読みたーい!(ラブラブ!)
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読みたーい!(好感度測定器みたいなやつ)
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いや、読みたいのは本編だ!遅れてんぞ!
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作者さんの自由で!
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こんなアンケートする前に書け