『ホロウで旧都が飲み込まれるより昔、昔――。この世界は平和でした』
『ろう獄のような場所で人々を病で悪者にしてしまう悪い、悪い魔王が現れました』
『討とうと向かった者たちは魔王は魔法の力で都市ごと滅ぼし瞬く間に世界を恐怖のどん底に陥れたのです』
『はなし合いの末、良い案は浮かばず元凶の魔王をどう倒そうかと世界の人々は悩みました。』
『聖剣を持つ勇者が立ち上がりこう言いました。『私が、魔王を打ち取ります』それは、まるで光が差し込んでくるようでした』
『剣を掲げながらそう言った勇者に多くの人は、疑いの目を向けていましたが、それでも勇者は進み続けました』
『かくして勇者は旅立ち、道中でたくさんの仲間を見つけました』
『らっ観的だと罵るものもいましたが、仲間たちは勇者と似た力に目覚めるようになるとその声は小さくなりました。』
『うそのように彼らは強く、自身の何倍も大きな巨人。数万と言う数の悪者さん。山よりも大きな竜。神様。宇宙人。そして、最終的には魔王すら打倒すことに成功しました』
『まさしく最強の勇者一行だと。その頃には彼らを疑うものはおりませんでした』
『れん絡は途絶え、勇者たち一行は誰一人帰ってきたものはいませんでした』
『たすけられた世界中の人々は、彼らのことを深く悲しみました。ですが、その後まもなく病が蔓延するようになりました。』
『この時、気づきました。病は決して魔王を倒せばなくなるものではなかったのです。その病のせいで次々と国は滅びその場所へは決して近づけなくなりました』
『わたしたちの国々が滅びると同時に勇気あるものたちの名は忘れられ、もう誰一人彼らの名前も何もかも知るものはいなくなりました』
『世界中の人々は一致団結し生まれ続ける悪と戦い続けることを決意しました』
ここで、本の内容は終了している。著者の名前も――。読み取れなくなってしまっている。
隣にある次の本が開かれている。一ページ目をめくると目次があり今は――。
46話まで書いてあるらしい。
「この話、なんだか親近感湧くな~」
自室でこの間アキラが話してくれた聖剣についての物語を読む。
「でも、妙にところどころひらがななんだよなぁ――。不思議?」
書いてある挿絵も何だが怖いし、これが本当に子ども向けなのだろうか。
白祇重工の特集をしていた時の知的な子供を思い出す。
(まぁ、新エリー都ではこれくらいが子供向けってことか)
「聖剣か――。探せって言われてもなぁ、でももし聖剣使いがいるならどうするんだ?戦わせるのか?それとも――。」
自問自答を繰り返すが、その日何か思いつくことはなかった。
なんとなく謎に気づいた人はネタバレは止めてください!!これは、アキラが古本から持ってきてくれた聖剣についての絵本。もう、これしか残っていないらしい。
皆は閑話とか、IFの話とか読みたい?
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読みたーい!(特にヤンデレ)
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読みたーい!(ラブラブ!)
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読みたーい!(好感度測定器みたいなやつ)
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いや、読みたいのは本編だ!遅れてんぞ!
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作者さんの自由で!
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こんなアンケートする前に書け