ゼンレスゾーンゼロ ・ 聖剣   作:うどん米

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出版版とはまた違う聖剣と末路


新訳・聖剣と末路

 

『ホロウで旧都が飲み込まれるより昔、昔――。この世界は平和でした』

 少なくとも人間同士の争いはありませんでした。

 

『ろう獄のような場所で人々を病で悪者にしてしまう悪い、悪い魔王が現れました』

 地球と言う名の牢獄の中、崩壊エネルギーに浸食され倒れ、ゾンビへと姿を変えました。

 

『討とうと向かった者たちは魔王は魔法の力で都市ごと滅ぼし瞬く間に世界を恐怖のどん底に陥れたのです』

 みんなが力を合わせ戦いましたが、律者たちの圧倒的な力の前になすすべがありませんでした。

 

『はなし合いの末、良い案は浮かばず元凶の魔王をどう倒そうかと世界の人々は悩みました。』

 人間たちは考えました。どうすれば、人類は崩壊に勝利できるのかと――

 

『聖剣を持つ勇者が立ち上がりこう言いました。『私が、魔王を打ち取ります』それは、まるで光が差し込んでくるようでした』

 輝く剣を持つ勇者が名乗りを上げ、その光を前に人々の目はくらみました。

 

『剣を掲げながらそう言った勇者に多くの人は、疑いの目を向けていましたが、それでも勇者は進み続けました』

 彼は律者でした、そのため多くの人は疑いの目を向けました。――それでも勇者は進み続けました。

 

『かくして勇者は旅立ち、道中でたくさんの仲間を見つけました』

 かくして勇者は旅立ち、道中でたくさんの仲間を見つけました

 

『らっ観的だと罵るものもいましたが、仲間たちは勇者と似た力に目覚めるようになるとその声は小さくなりました。』

 いつその律者が反旗を翻すかと楽観的だと罵るものもいましたが、同じ力を持つものが現れてからはさらに恐れ、声は小さくなりました。

 

『うそのように彼らは強く、自身の何倍も大きな巨人。数万と言う数の悪者さん。山よりも大きな竜。神様。宇宙人。そして、最終的には魔王すら打倒すことに成功しました』

 彼らは強かった。理、空、雷、風、氷、死、炎、識、岩、支配、約束、浸食――終焉それらすべてを倒すことに成功しました。

 

『まさしく最強の勇者一行だと。その頃には彼らを疑うものはおりませんでした』

 まさしく最強の勇者一行だと。その頃には彼らを疑うものはおりませんでした

 

『れん絡は途絶え、勇者たち一行は誰一人帰ってきたものはいませんでした』

 終焉との戦いで誰一人返ってこれなかった。

 

『たすけられた世界中の人々は、彼らのことを深く悲しみました。ですが、その後まもなく病が蔓延するようになりました。』

 彼らのことをすぐに忘れやがった世界には再び病が蔓延するようになりました。

 

『この時、気づきました。病は決して魔王を倒せばなくなるものではなかったのです。その病のせいで次々と国は滅びその場所へは決して近づけなくなりました』

 病が蔓延し、次々と文明は沈み、その場所へは近づけなくなりました

 

『わたしたちの国々が滅びると同時に勇気あるものたちの名は忘れられ、もう誰一人彼らの名前も何もかも知るものはいなくなりました』

 誰も彼も彼らの名前すら知るものはいない。

 

『世界中の人々は一致団結し生まれ続ける悪と戦い続けることを決意しました』

彼らのことを忘れて――。

 

 

 

終焉との戦いの後、勇者はある決断をしました。己の魂を全て燃やし尽くし、世界を救って見せようと――。

 

 

ですが、イレギュラーが起こりました。自身の体が燃料さえあれば願いを叶える願望機と化していたのです。

消える意識の中、勇者は最後の願いを未来に託しました、4つの聖剣にして。

 

 

聖剣の力は正しきものの手に渡り、世界は崩壊を忘れ復興していきました。

ですが、勇者は知っていました、自身のコアが次なる争いを引き起こすことを――。

 

 

勇者―――こうして『勇気の律者』の戦いはここに終幕となった。

 

 

 

『通い未来――必ず、聖剣は災いをもたらす。私ではこの未来を変えることはできないみたいだ』

木造のコテージの中老人が、椅子に座り物思いにふける。置かれている、絵本の名前は聖剣と末路。

 

 

『私が見える未来の範囲では、世界は『ホロウ』と言う災害に侵されていた――それ以上の未来が見えないとは――せっかく残りの寿命も使ったというのに――』

ゴホッ、と血を吐く。手の甲についた血は、老人の最期を予見させていた。

 

 

外からどたどたと騒がしい――おそらく、私へ引導を渡しに来たのだろう。

『ふっ――すでに、出版済みよ、せめて少しは後世に伝えんとな』

してやったりと言う笑顔でほほ笑む老人、だがおそらく今来ている者たちの目的は――老人が持つ聖剣だろう。

 

 

『奴ら――火あぶりにするつもりか』

コテージに火がつけられ、木造の為回るのも早くすでに目の前まで炎が来ている。

だが、老人は逃げようとしない――否、逃げられないのだ。老人はもはや体を動かせず、目線のみそで最期を察していた。

 

 

『無駄だ――聖剣は正しき心を持つものにしか使えぬ――そうだ、このまま終わるのも忍びない――私の最期の命を燃やし未来を見よう』

 

 

 

燃え行くコテージの中、老人は安らかな笑顔でその最後を迎えた。それが一体どのようなことを表しているのかはわからないが――きっと彼が最後に見た未来は、いいものだったのだと信じたいものだ。

 

 

 

 

『消化確認!聖剣の捜索を開始する』

焼けたコテージの中に入る兵士たち――だが、聖剣が見つかることはなかった。

 




ゼンレスゾーンゼロ・聖剣の世界戦説明。
崩壊と呼ばれる現象が起き、人類の文明は葬られる寸前まで追い込まれました。
ですが、この世界線では『勇気の律者』略して勇者が現れ、他の律者を打倒しました。
しかし、その時にはすでに人類は滅亡寸前、勇者は己の魂を全て燃やし尽くし、世界を救うことにしました。その過程で生まれたのが、願望機としての力でした。

結果、悪用されることを危惧した勇者は己の律者コアを4つに分割しそれぞれが現在の聖剣となりました。
ですが、聖剣は現代で悪用され『ホロウ』が出現することになったのがこの世界です。


実は、原作はどっちかと言うと崩壊3rdよりなんですよね。

皆は閑話とか、IFの話とか読みたい?

  • 読みたーい!(特にヤンデレ)
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