ゼンレスゾーンゼロ ・ 聖剣   作:うどん米

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「好感度測定器?」エレン「第二弾、でしょ」

 

 

善処するよと弁明したその翌日、やっぱりこの珍妙な機械のことが気になったナナシは外へ繰り出していた。

 

「チョップ大将~こんにちは」

「おう、ナナシじゃねえか。ラーメン食べに来てくれたのか?」

(えっと、チョップ大将の好感度は――)

 

チョップ大将の好感度:51

 

 

(51か~確か目安は――)

(これね!)

 

好感度測定器

 

100~91・・監禁ルート一歩手前

90~81・・もう離さないから

80~71・・嫉妬し始める

70~61・・異性として好きかも?

60~51・・好き、親友

50~41・・友達!

40~31・・ちょっと苦手かな――

30~21・・苦手

20~11・・嫌い!

10~1・・目の前に現れたら舌打ちするレベル

0・・目と目が合ったら殺す

 

どうやらチョップ大将とは良好な関係を築けているようだ。むしろ良すぎるというくらいだろう。

 

「ごめん、チョップ大将。ラーメンを食べに来たわけじゃないんだ」

「そうなのか――」

 

チョップ大将の好感度:49

 

(下がった!?ま、まあラーメンに誇りをかけてる大将だし冷やかしってわかると感じ悪いだろうなぁ)

 

「――いや、やっぱり食べるよ。なんだかお腹空いてきたんだ」

「そうか!ラーメン一丁!!」

 

チョップ大将の好感度:51

 

(あ、戻った――でも、何だか――もやもやするな)

好感度に一喜一憂しているのに生きづらさを感じ始めたナナシ。

 

「どうした、ナナシ。なんだか顔色が悪いみたいだが」

「――何でもないや!それより、大将~ラーメンまだ?」

「おう、ちょうどいいな。ほらよ!」

 

気にすることはないと吹っ切れたナナシは目の前に置かれたラーメンを口に運ぶのだった。

 

「それはそれ、これはこれだよね――うん、やっぱり気になるよね~」

 

ラーメンを完食した後再びナナシは街へと繰り出していた。次は誰に使おうと散策していたところだった。

 

「こんなところで何してんの?ナナシ」

「あ、エレン――そっかゲーセン前だから」

 

気づけばゲームセンターの前にまで来ていたようでプレイしていた私服のエレンに遭遇した。

 

(しめしめ、ちょうどいい!!エレンの好感度見てみよう)

 

エレンの好感度:80

 

(よし、エレンに嫌われていないみたいでよかった!!)

「ど、どうしたの、あたしの顔そんなにじろじろ見て――もしかして、あたしのことが――」

「え?ああ、ごめんごめん。実はね――」

 

案の定、嫌われていないと知ったナナシはエリシアのことは伏せてこのエデンの星型、好感度測定器について説明した。

 

「――へぇ、好感度測定器ねぇ。あたしは、どのくらいだったの?」

「80だよ!本当によかったよ、エレンに嫌われてなくてさ!」

「ッ、あたしがあんたのことを嫌うわけないじゃん――でも、80ってどのくらいなの?」

「え、うーん。確か、嫉妬?し始めるらしい――ッ」

 

雰囲気が変わる。なんというか、まるで目の前に血に飢えたサメがいるような気配を感じ取ったのだ。

 

「――もう隠す必要ないじゃん。そっか、それであたし以外はどのくらいだったの?」

「確か、リンが90で、アキラが84だったかな――ちなみにチョップ大将は51ね!すごいでしょ!」

「――三番目か。気に食わないなぁ――ねぇ、わざわざそんな話をするなんて誘ってるの?」

「誘う?ああ、チョップ大将のラーメンは食べて来たから流石にこれ以上は遠慮しておくよ」

「違うから――それとも、わかってる上でじらしてるの?」

 

ぐっと壁際にまで追い詰められ、気づけばエレンの顔が目と鼻の前まで来ていた。

 

「――?ああ!!ゲームね!いいよ、俺の鍛えた力見せてあげるよ――!」

「ッ、だから!!――もしかして、本当にわからないの?」

「う、うん?これが、嫉妬――?」

 

声を荒げるエレン。しかし、本当に何が何だかわからなそうに首を傾げる姿に何かを察したエレンは壁ドン状態の両手を離し向き直る。

同時に身を包んでいた捕食者の気配は鳴りを潜めた。

 

「――一応聞くんだけど、子供ってどうやって作るか知ってる?」

「流石に舐めないでエレン。子供はコウノトリがキャベツ畑でDNAを抽出して作って運んでくるんでしょ!!」

「ダメだわ、これ重症過ぎない?――待って、その好感度測定器ってあたしも使えるの?」

「うん、だけど悪用は厳禁だよ!」

「分かってる、わかってる――」

 

 

ナナシの好感度:48

 

 

「――は?」

「ふっ、俺とエレンは友達だね!!」

「ありえない、あんたがあたしのことを友達としか思ってないなんて――ッ、ナナシ他の人も試したんだよね。どうだった?」

「アキラが60でリンが55だったよ」

「また三番目――それどころじゃないか、ねぇこの後時間ある?」

「え?」

(だ、ダメよ!絶対について行っちゃダメだから!絶対に食われちゃうわ)

 

再び捕食者の気配を漂わせるエレン、それと同時に内なるアラート。もといエリシアが全力で通告してくる。

確かに、今のエレンについて行ったらヤバいと俺の第六感が告げている。

 

「い、いや実はこの後行くところがあってさ残念だけど行けないや」

「女?」

「え?」

 

「他の女の所に行くんでしょ?」

 

殺気。いや、類似する何かだ。一つわかるのは俺の心臓を撫でるような威圧感が彼女から放たれているという事だけだ。

 

(な、ど、ど、どうすればぁぁぁぁ!?)

「――まあいいよ。どうせ、あんたのことだし何事もないと思うけどそれにあたしがナナシと戦っても勝てないし」

「な、何で俺とエレンが戦う話に!?――何で、近づいてくるの!?」

「なんで後ずさりするの?」

「そりゃあ、大体似たような流れで首元に歯形つけられてるんだよ過去にね!!流石に学習するよ」

「ちっ、流石に難しいか」

 

そう、この間にエレンの大鋏を見せてもらった帰り際に「ナナシ、ちょっとこっち向いて屈んで」と言われて屈んだら首元にがぶりといかれたのだ。血も出たし痛い。

 

「なら何かちょうだい?色々作れるようになったんでしょ、それともナナシが今身に着けてるものでもいいよ」

「追剥かな!?――うーん、じゃあこれあげるよ。エデンの星型球体」

「ありがと、そうだあたしの首元に歯形つける?」

「つけないよ!!」

 

ナナシが渡したのは外見はエデンの星と同じ赤黒い特徴的な金属の装飾が施されたものだが昨日は一切再現していない偽物だった。だが、どうやらお気に召したようで太陽に翳しながら少し微笑んでいるように見える。

 

「えーマーキングしていかないの?」

「俺はサメじゃないんだけど――それに、エレンは俺の物じゃないでしょ?」

「――やっぱり屈んで」

「嫌だよ!!」

 

こうして、そのまま全力ダッシュ(時速180㎞)でその場から脱するのであった。

 

皆は閑話とか、IFの話とか読みたい?

  • 読みたーい!(特にヤンデレ)
  • 読みたーい!(ラブラブ!)
  • 読みたーい!(好感度測定器みたいなやつ)
  • いや、読みたいのは本編だ!遅れてんぞ!
  • 作者さんの自由で!
  • こんなアンケートする前に書け
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