ヒロアカ世界の一般人   作:朱莉131

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失踪しないことだけは約束します…
完結はします…させます…しないと上手くならないですからね!!
遅れてすみません!!



入学編4/自己紹介その4

 

 知偵 七瀬が教室に入室した頃…時刻は8時25分を過ぎていた。

 教室には知偵を含めて15人。教室に入ってないのは残り5人。

 時刻は25分で集合時刻の30分まで残り5分を過ぎていた………

 

 

 私、乙女(おとめ) (ひいろ)は、雄英高校に入学を許され4月から雄英高校を通うことになった高校一年生。偏差値70という難関校を何とか突破して学校に合格を貰うことができてお母さまと喜びあったことを今でも思い出せます。あの時は、私もお母さまも喜びすぎてお父様を置いてご飯に行ったことはすみませんと思いながら美味しかったと記憶してます…

 そんなことは置いといて…私なんかが難関高校に入学を許されたことも、合格をもぎ取ることができたことも奇跡だと思いながらこの入学式まで過ごしてきましたが、どうやら雄英高校も見る目がなかったようですね。

 入学式である今日、言い渡されている集合時刻は8時30分。

 現在の時刻は8時20分。

 確かに、私は学校に間に合わないことを想定して集合時刻の一時間前から家を出たはずでした。

 家を出た後は真っすぐ、駅まで向かい雄英高校の最寄り駅までたどり着いたことは憶えています。

 最寄り駅から降りたのは7時50分、何も問題がなければ余裕で雄英高校にたどり着くことが時間があったはずなのに、学校の場所が分からなくて迷うこと30分。敷地が広いと言われていた雄英高校も私みたいな方向音痴のドジっ子まで想定することはできなかったようです。

 何が言いたいのかって?それはね…

 

 

「ここ、どこですかーーーー!!!」

 

 

 私は入学式である初日から迷子になってしまった、雄英高校に入学をすることを本当に許されたのか怪しい、何処にでもいる普通の高校生です。

 

 

 

 

 迷い迷って、何処なのかも分からなくなってしまった私はトボトボと何処かは分からない学校を目指して足を動かしていました。

 スマホの充電は前日に充電したつもりでしたが、コードが抜けていたようで充電がされてなく動かすことすらできなくなってしまいました。

 幸いなことに、今日が雨が降るような天気ではなかったことは私にとって幸運だったことでしょう。これで、雨まで降っていましたら私は学校どころか初日から不登校を決め込むことになっていたでしょう。

 

 

「うぅ~ここはどこなんですか~私はどこにいるのでしょうか~」

「入学初日から迷子で遅刻なんて、絶対浮いてしまいます。私のことをいじめの対象にしないでしょうか」

「そもそも、雄英高校に初日から遅刻なんて、地獄です…本当に地獄です…」

 

 

 私が方向音痴であることもドジをしてしまうことも自覚はしていました。

 だからこそ、知らない土地で迷子になってもいいように一時間前から家を出たというのに遅刻しそうな時間まで差し迫っている状況に冷や汗が止まりません。

 まだ、会ってないクラスメイトにいじめられるのではないかと心配してしまう私は酷く臆病で周りから見たら失笑の的になることは明白でしょう。

 本当に今日は地獄です、運勢最悪です。前を向くことすらできない自分なんて………

 

 

「こんなことになるなら、やっぱり一人で行動しなかったら良かったのです。お母さまに学校前まで送ってもらえば良かったです。」

 

 

 過保護に過保護を加えて、さらに過保護な中で心配をされながら育てられた私は一人では碌に何もできないまま高校生にもなってしまいました。中学校での過保護すぎる支えに嫌気が刺した私は、高校からは一人でも大丈夫!頑張るからと親を説得して雄英高校に一人暮らしをしながら通うことにしました。何でも頑張ると宣言をしましたがドジばかりでお母さまからは心配で帰ってもらえず実質、親との暮らしとなってしまいました。心配が解消したら出ていくとは言っているもののそんな日は来るのでしょうか、来ない気がしますね、雄英高校にすら一人で辿りつくことができないようでは…

 それに、お母さまにはお父様のことを気にかけて上げてほしいですね。今頃一人暮らしを強いられて、お母さまのことを泣いて待っているように思います…

 

 時刻も迫り、残り時間は5分。これはもう間に合いそうにないですね。

 

 私はどんよりとした気持ちが心を染めているのを感じながら歩くスピードを緩めました。どうせ、間に合わないのならいっそ休んでしまいましょうか…どこかのお店で充電をさせて頂きお母さまに泣きつきましょうかとどこか諦めてしまおうと考えてしまいます。

 

 私が気持ちをナイーブにしながら、下を向いて歩いていると、後ろから走る足音が聞こえてきました。

 どうやら、私以外にも遅刻ギリギリで焦って学校に向かう学生はいたようです。

 少し後ろを見てみると男の子が三人、互いに文句を言いながらこちらに走ってきていました。

 

「だから、さっきの道を右だって!」

「いやいや、この道で大丈夫だって!俺のナビゲートに任せろって」

「そのナビゲートで遅刻しそうなんですけど!!早くアップデートしてくれー!!」

「まぁまぁ、二人とも落ち着いて!間に合わなくても誠心誠意謝れば許してくれるって!!」

「「諦めんなよ!!!」」

「二人とも目の前の人も雄英高校の制服着てるぜ!この道であってるかもな!」

「お、本当だ!よっしゃこのまま走るぞ!」

「まじか、ナビゲート最新かよ!!」

「おーい、そこの人!雄英高校の入学者だろ!もうそろそろ遅刻だぜ!」

「走るぞ!!」

えっ

 

 どうやら、この三人も遅刻しそうな上に、迷子になっているようだった。

 私の制服を見て雄英生徒だと思って、男の子の一人が私の手を掴んできた。

 いきなり手を握られた!?えっと、こういうときってどうすれば…てか走るの早いって!!

 

「あ、自己紹介してなかったな!オレは勇空(ゆうそら) (しん)!!」

「今ここでかよ、俺は火蜂(ひばち) 着火(ちゃか)な!!よろしく!」

「二人とも!そこ右!!あ、僕は水江(みずえ) 悠木(ゆうき)ね!よろしく!」

「えっと、私は…乙女 緋です!!普通科!てか三人とも早いです!

「お、ここ全員普通科か!同じクラスだと良いな!!」

「おっマジか!!流石に同じクラスじゃないかもだけど仲良くやろうぜ!!」

「二人ともそこら辺で!あと2分だよ!!」

「マジかよ!!急ぐぞ進!」

「おう、緋も速度上げるぞ!!」

「まって、早いって」

 

 勇空君に手を握られながら、私たちは桜舞う校舎、雄英高校を視界の隅に入れながら校舎を目指して走りました。

 3人ともありがたいのですけど、早いです…

 

 

 こうして、私たちは校舎入口まで到着しましたが…

 

「クラス表が張られた掲示板発見!!」

「クラスどこだ!」

「あったぞ、僕の名前は…乙女さんはD組だったぞ」

「あっ…ありがとうございます…」

「俺もD組だ!!お、進もD組じゃねーか!」

「マジか!!悠木もD組じゃん!全員同じクラスか!!」

「やばいよ、後1分切るよ!!」

「「急ぐぞ!!」」

「ぅ、はい!!」

 

 残り時間が一分もないことを伝えられた私たちは全員が同じクラスである喜びを噛み占める時間もなく、また全力疾走を余儀なくされました。

 ここに来る間も校舎の正面から見える桜道に感動することもできずに慌ただしく走ることになってしまい、私の体力も精神も持ちません…この後の入学式、絶対に寝てしまう自身があります…

 

 私たちが教室の前まで走って向かっていると二人の女性が分かれている姿が目に入りました。あと、窓に寄りかかってる黒色のスーツを着た男性が一人…

 

「じゃあ、本当に頼むよ!悔根君のこと」

分かりましたから教室に入らせてください~もう時間がないので~

 

 何やら片方の人がもう片方の人に寄りかかって離れてくれないそうです。

すみません、助けたいとは思うのですけど時間が無くて、というか教室の前で佇まないでいてほしいのですけど。

 

「目の前のお二人さん!もう時間ないぞ!残り10秒!!」

「「間にあえぇー!!」」

「えっ遅刻するじゃん!!」

「あっ私は教室入るね!霊潜さんよろしく~」

ちょっと待って、急いで入らないと!!

「「「「いっけーー!!!」」」」

 

 教室に勢いよく入った私たちはチャイムが鳴るギリギリで教室の中に入ることができました。

 

 私の初登校は、遅刻ギリギリで一人立ちができているなんて口が裂けても言えないけどここから、この場所で、この人たちと挑戦していくんだ。

 いつか、怖気ずくことなく前を向ける人になるために!!まぁ~今のままでは無理かなぁ~………

 

 

 知偵さんが入室した教室では、骨見さんや機器さん、猫宮さんが教室に入って来たときと同じくらい全員が唖然としてしまった。教室に入って来た彼女からは自信に満ち溢れた雰囲気を感じる。青い目は真っすぐにこちらを見て、声がハッキリとした自信に満ちた声。僕たちの視線を集めた彼女は満足そうに席に向かって歩き出した。僕や阿暗君は圧倒されている中、D組の特攻隊長である帝さんが知偵さんに話しかけに行った。

 

はじめまして~みかど~ぺん~だよ~

「あぁ、初めまして。これから、よろしくお願いするよ」

よろしく~

「ほう?君はペンギンの異形型か…毛並みは…ふむ、さらさらしていて暖かいな」

そうなの~さらさらだよ~

 

 帝さんの毛並みを優しい手つきで触り始めた知偵さんは興味深そうに毛並みについて調べ始めた。帝さんの毛並みを上から撫でた後は、少し中まで手を伸ばして暖かさを確認。その中の皮膚まで見ようと手を動かしていた。

(知偵さんは不葉さんほど遠慮がないな)

 

 帝さんは満足そうにしているから問題ないのだろうけど、不葉さん並みに遠慮もなく調べる姿に僕は少し関わりたくないと思ってしまった。雪凪さんも少し引き気味に知偵さんを見ている。このクラスの常識人枠になりそうな雪凪さんも引いてしまうぐらいに彼女は帝さんの体を隈なく触っていた。手の爪や足の構造、目や耳、口など調べれる範囲の全てを触ったり見たりとかなり…やりたい放題しているな…

 

「あぁ…すまないな、帝。私は知的好奇心が高くてね。調べたいものはすぐに調べてしまうのだよ」

だいじょうぶだよ~

「さて、残り時間1分間…間に合わなそうだね、残りの人たちは…」

 

 知偵さんは知的好奇心が高く、自分でも抑えることが難しいらしい。

 知偵さんに言われて気づいたが集合時刻の一分前…8時29分まで来ていた。僕は自分の席に座りながら残りの人が来てない席を見つめる。

 

(入学初日から、5人も来てないのか…雄英高校でも遅れる人は遅れるのか)

 

 入学式、早々に遅刻する人がいることに日常感を感じながら先生が入ってくるのを待つ。他の人も席に座り、先生が来るのを待っているようだ。一部生徒は近くの人と話しをしたり、ちょっかいをかけているようだけど…

 

 チャイムがなる直前に、活きよい良く扉を開く音が聞こえてきた。セーフと大きな声で発した黒髪の少年と赤い髪と某サッカー漫画の主人公のようにバンダナを頭に付けている少年、水色の髪を縦に揺らしている少年、茶色の髪を腰当たりまで伸ばしている少女が扉から体を押し込んで入って来た。

その後ろを見て見ると先生と思われる全身黒色の服を着た、短い黒髪をぼさぼさと跳ねさせている高身長の大人が一人、そしてもう一人、灰色の髪を短く流している赤目の少女?というか夜月のお姉さんが申し訳なさそうに立っていた。

 

「はいはい、遅刻ギリギリ組、さっさと席に座りなさい」

「入学式前のホームルームをするから…」

「「「はーい!!!」」」「…はい」「わかりました…」

 

 黒髪の先生は気だるそうな雰囲気を隠そうともせずに、遅刻しそうになった5人を席に着くように誘導させていた。夜月のお姉さんは何か言いたそうにこちらを見ていたが仕方なさそうに教室の窓側、一番最後の席に渋々と座っていた。

 先生と思われる人の顔を見たら、目元も隈が少しできていることや全身黒色のスーツを着ていて朝に部屋を閉めてくれた先生であることが分かった。ぼさぼさの短い髪を跳ねさせていることや隈からかなり疲れている印象を感じる風貌だった。僕が先生を観察していると先生が話しを始めた。

 

「よーし、全員座ったな、とりあえず俺の紹介ね…」

「名前は…錠前 手針だ…今日から3年間君たち1年D組の担任を務めさせていただく」

「面倒事は嫌いだからできる限り起こさないようにね…」

「現在、もう起こしてくれた人もいるけどな…」

 

 錠前先生…はそういうと僕と霊潜さんの目を向けてきた。それは、もうこれ以上面倒事を起こさないでくれと少し睨みつけるように目を向けてきた。正直、入学前に個性無断使用から個性使用による戦闘と退学待ったなしの大やらかしをしているため、こちらからは何も言えることがないんだよな…

 

「とりあえず、校長先生のながーい話を聞く前に君たちに俺から少し話すね」

 

 そう切り出すと錠前先生は、面倒くさそうに生徒全体を見ると話し始めた。

 

「雄英高校入学おめでとう。君たちは今日までの苦労を叶えることができた訳だ。だけどね、君たちは頑張ってスタートラインに立った訳さ。雄英高校で何をするか決まってないやつもいるだろう。何をしたいか明確にしいるやつもいるだろう。成長したいと思うやつもいると思う。色々考えてるやつもいると思うが雄英入学をゴールにするなよ。挑戦できる今だからこそ、挑戦するべきだ。一日一日を大切にするべきだ。後悔なんてするなよ。全力で楽しめ、楽しむための力を付けろ、前を向いて挑め。ありふれた道じゃなくて自分の道を作りなさい。この学校の校風は自由、校訓はPlus Ultra、自分だけ未来を掴め」

「以上、そしたらお前ら…廊下ならびなさい…入学式の会場に移動するぞ」

 

 まだ、僕はやりたいこともこの高校でしたいことも決めていない。

 ウナギのように将来が決まっている訳でもない。光衣さんのようにこの学校である理由もない。他のみんなのようにしたいこと、していることもない。

 何になりたいか分からないからこそ、自由に挑戦をしなさい、見つけるために行動しなさいとそう言われているように感じた。

 

(僕はこの学校でしたいことを見つけることができるだろうか…)

 

 僕たちは廊下に並んで入学式会場に向かうのだった。

 会場に行く間一番後ろから僕を見る視線があったのは気のせいだと思いたい………

 なんか…ジロジロ見られているような…

 

 

 僕たちが入学式会場に着くと、他のクラスも席に座り始めていた。

 何故か、A組…ヒーロー科A組だけ誰一人席に座っていないが大丈夫なのだろうか…

 席に座ってもしばらく待つようで少し周りで雑談が始まっていた。

 俺の出席番号は4。前は乙女さんで後ろは影文君。どちらも、まだ仲良くなっていない二人だ。一人は遅刻ギリギリ組で話す時間がなかった人。もう一人は骨見さんとのやり取りであまり話すことができなかった影文君。

 隣の人は…と横の席を見ると不葉さんだった。不葉さんは何故か後ろの席の骨見さんの頭蓋骨をもって笑顔でこちらに顔を向けていた。

 

「不葉さんは何をしているの?あと、骨見さんは頭を戻しな…はは」

「悔根君、いい反応するね」

「悔根殿、私は男ですので…さん付けは要りませんよ」

「それと、呼び捨てで構いませんよ」

「そうか、じゃあ骨見改めてよろしくな」

「はい、よろしくお願いします」

「私もいらないよ、悔根君」

「そっちは残すのね、了解。不葉」

 

 僕と不葉さんと骨見の三人で雑談をしていると前方からマイクの音声が聞こえてきた。音が鳴ると喋っていた学生たちもすぐに静かになって話を聞く準備を整える。ここら辺のリテラシーの高さはさすが雄英生だなと思いつつ、入学式が始まる合図が始まった。

 

「入学生、起立 礼」

 

 僕たちは礼をしながら、前方と左右の教員を見る。錠前先生はヒーローについて何も言わなかったけど、他の先生を見ると有名なヒーローが教員をしていることにすごいと軒並みの感想を浮かべながら見渡した。

 ボイスヒーローのプレゼントマイク、18禁ヒーローのミッドナイト、セメントヒーローセメントス、ブラッドヒーローのブラドキング、スペースヒーローの13号、エクトプラズム、ハウンドドッグ、パワーローダー、スナイプ…

 有名どころのヒーローが教員をしていることに雄英高校に入学することができたことを実感しながら、先生方の話を聞く。

 不葉さんは飽きてしまったのか、骨見の骨をもって遊んでいる姿が目に入った。こんな時でもすごいな…

 

 先生方の話を進むと校長先生の話に移った。

 雄英高校の校長、根津校長先生。個性「ハイスペック」を使い経営や学校の設備を整えることに尽力した頭脳最強の人。

 根津校長先生の話は先ほどの錠前先生の話より圧倒的な長さのお話を初めてしまった。他の教員もやってしまったという顔をしていた。

 根津校長先生の話が続いていると校庭の方からFABOOM!!!という明らかに爆破だと思うような大きな音が鳴り響いた。

 他の生徒も何かの演出か!と声に出す生徒がいるほど大きな音で根津校長先生のお話も止まってしまった。

 

「いやーいい音だったね!今はA組が校庭で個性測定だったかな!雄英高校は自由な校風さ!将来の夢のために全力で挑戦する場を僕たちは提供する!君たちにはそれに答えて欲しいのさ!!」

 

 そう締めくくり校長先生の長い話は終わり入学式が終わりに向けて動き出すことができた。A組の誰かナイス!!

 

 こうして、校長先生の話が終わるとスムーズに入学式は終わりへと向かって行った。

 

 

 長かった入学式が終わると僕たちは教室に戻った。その後は、今後の流れについて説明を聞き始めた。

「とりあえず、説明はこんなものか教科書と体操服はそんな感じでよろしくな~。あーそれと…部活動や施設利用を申請する場合は早めにな…できるだけ仕事は増やさないでくれよ」

「おーい!さっきまでの頑張れはどこいったんだよ先生!」

「おぉ~火蜂、理由は簡単だ。書類めんどくさい!」

「「「教員としてそれどうなんだ!!」」」

 

先生の面倒くさがりはかなりなものだな…教室や設備の利用か…

そういえば、ウナギとの訓練どうしようかな…これから。

続けてもいいけど、個性が使えないのに鍛える必要性もあんまりないよな…

あー、でも体は動かしたいし発散はしたいな。また、性格が悪くなっても仕方ないしな。施設利用についてはあいつと話して決めるか…アッイタ!

 

「おーい、悔根~。話を聞かないほど考えるのはいいけど面倒事は勘弁だぞ…」

「しませんよ、入学早々から…」

「してるだろお前は…」

「そうでした…」

「あれあれ、悔根君って不良?」

「ちょっとやらかしただけよ…」

「気になるな~」

「悔根、知偵あまりしゃべるなよ~」

 

知偵さんに好奇心の目を向けられながら、話かけられてしまった。あまり、変な噂が広まる前に内容説明しないと不味いかな…

というか、先生はそれでいいのか…本当に…

 

「ん~じゃあ話すこと多分話したし解散。明日から授業頑張れよお前ら」

 

先生はそういうとゆったりと気だるげな姿勢を隠すことなく教室から出て行ってしまった。

本当に先生として、どうなんだあの人は…

 

「さてさて、悔根君。入学してまだ数時間。一体何をやらかしてしまったのかを教えて貰おうか?私たちのアイスブレイクに丁度いいだろう?」

「全然良くないっすよ、知偵さん」

「私も気になるよ、悔根君」

「不葉も…」

「なんだなんだ、面白そうな話だな!俺にも聞かせてくれや!あと自己紹介もまだったからさ、ちゃんとさせてくれ!!」

「えっと、火蜂君だったかな。」

「おう、俺は火蜂 着火な。個性は「チャッカマン」キャンプのときは火の担当は任せろよ」

「あっ僕も自己紹介させてよ!僕は水江 悠木。個性は「水髪」ね。髪を水に変換できる。水を増やしたり減らすことで髪を自在に操れるところがポイントな」

 

 知偵さんに先程のやらかしについて聞かれる中、不葉さん、火蜂君、水江君の三人が近くに来た。他の人も遠巻きだけど話を聞きたいという視線を感じるな…

火蜂君は指先をチャッカマンに変える個性、水江君は髪を自在に水に変えて操る個性。二人とも面白い個性だな…火蜂君は赤い髪色と同じ明るい性格のようで結構ガツガツ来るタイプのようだ。水江君もムードメーカーよりの性格だけど火蜂君よりも少し穏やかな性格のようだ。

 あと、僕が自己紹介を受けていないのは…

 

「あの………」

「ん?…俺たちも自己紹介させてくれよ!悔根の面白そうな話の前にさ!!」

「俺は勇空 進、よろしくな!!」

「えっと、私は乙女 緋です。よ、よろしくお願いします…」

 

 勇空 進。遅刻組の中でも取り分け周りが見える人のようだな。乙女さんが声を出せないことに気付いて、自分と一緒に話すことができるようにセッティングしたな。黒髪黒目の普通の見た目だけどこれだけでも彼が優しい性格とその場を作る技術を持っているのだろうな…

 

 乙女 緋さん。少し引っ込み思案なところがあるようだが、クラスに馴染もうと努力しようとしている姿が見られる。入学式の時は、海原さんに挨拶をしていたっけな。思ったより喋れていた印象だったけど…人が多いと喋れないのかな…茶色の髪と赤い目をしていて、髪は腰ぐらいまであるロングになっている。くせ毛なのか少し跳ねているところやウェーブが掛かっているところがある。少し天然よりな性格なのかな…

 

 「さてさて、君はもう全員の自己紹介を聞いただろう!そろそろ、お話を…」

「ちょっと待ってください!影は薄いけど私もいます!」

「あれれ?」

「あー霊潜の…」

「悔根君!朝のごたごたで伝えることができなかったのでちゃんと自己紹介させてください!」

「私の名前は霊潜 月日!霊潜 夜月と体を共有する個性を持っています。なので今日のベットでの騒動は私の意志とかじゃなくて…」

「「「「「ベット!!!???」」」」」

「あっ」

「あー」

「二人とも少しお話しよう!うん、ますます君に興味が沸いたよ!!」

 

 ギラギラと好奇心の目を向ける知偵さん、不葉さんの面白い人を見る目、阿暗君の裏切ったなという目、帝さんの純粋ないつ会ったのという声、風音さんと司馬君の興味なさそうにしながら目と耳だけはこっちに集中している視線…

 僕たちはしばらく帰ることができなさそうだなと考えながらこの後どうやって誤魔化そうかと思案するのだった。

 

 こうして、僕たちの雄英高校の初日はまだ続くのだった。

 霊潜さん、なにやってるんですか…

 






後書きコーナー


今回で全員揃ったー!!D組全員登場させることができました…が!!
遅れてすみませんでしたーー!!
やらかしたよね!もう!!
普通に旅行したりして、頭の中から消えてしまっていましたね
ですけど、更新は止めませんからね!誰も見なくなっても完結までは持っていく!見ている人には楽しんでもらうを目標に頑張りますね!!
内容については、入学式から霊潜月日のやらかしまでですね!
入学式で絶対爆破音聞こえるよね!!一応一巻には校庭、体育館、校舎となっていたので聞こえたのかなって考えました!
霊潜月日はこの形で次に進める自己紹介をさせたいとずっと思ってましたが、表現する力が無くてもどかしかったですね。
次回で初日が終わるかな?という感じですね!
初日が終わったらそれぞれのキャラストーリーと大筋のストーリーを時期に合わせて進行させていきます!アンケートとかも取ってみたいですね…集まるか怖いですけど(笑)


キャラ紹介コーナー


出席番号3 乙女 緋
個性「視界停止」
一分間見続けたものを、一分間体を停止させる個性!!
条件が厳しいがどんな強いやつでも、停止させることができる拘束力最強の個性だ!!
小学校ではトラウマを…中学校では過保護生活…二つが彼女の成長を止めてしまったようだ…


出席番号12 火蜂 着火
個性「チャッカマン」
指先をチャッカマンに変えることができる!
自分の意志で火をつけることもできるキャンプでの最強個性だ!!
キャラを考えたときに最初のほうに作ったキャラだから思い入れがあります!!
その割には専用エピソード作ってないのは内緒だぞ!!


出席番号17 水江 悠木
個性「水髪」
髪を水に変えて自在に操ることができる個性!!
水の量を調整することで髪の量、質も変化させれるぞ!!
本人的には逆立たせてウェーブさせるのがお気に入り!!


出席番号18 勇空 進
個性「勇気」
少し勇敢に動くことができる個性!
誰かを助けるために動くことができるようになる!!
本人は個性なのか、微妙だと感じて無個性でもいいかなと思っている!


出席番号20 霊潜 月日
個性「?守護霊?」
霊潜 夜月を守護霊として、呼ぶことができる個性!!
身体と霊体を入れ替えることで死にそうになっても生き残ることもできるぞ!
霊潜 夜月は体を渡されるか個性で作られる以外では基本的には、身体の中にある深層世界をでることができない!
朝から昼は月日が夜は夜月が身体を動かしている、正しこれは本人たちの話し合いで決まったため個性は関係ないぞ!!

D組担任 錠前 手針
個性「手錠」
自身の手から手首にかけて手錠を作ることができる個性!!
ヒーローより警察と連携して捕縛作業をしていたため、ヒーローとしての知名度はゼロに近いぞ!!アングラ系ヒーローだな!!
基本的には面倒くさいと思っているが生徒のためなら、裏で何でもしてくれる結構面倒見がいい性格だぞ!!


次回予告!!

自己紹介もこれで終わり!!霊潜さん??あの子は不憫キャラなので…
てか!!知偵七瀬について全然わかってないぞ作者!!
えっそれを言ったらキャラ全部まだ分からない?全員分のストーリー書いてやらぁー!!
次回!入学式の後日談!!
クラスの人に悔根と霊潜さんの内情が全て明らかに!!
悔根は誤解が解けるのかぁ!!
さらに、向こうへ Plus Ultra!!!

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  • 悔根反己
  • 霊潜夜月
  • 勇空 進
  • 星運心枝
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