同じく一時間での構成と文章化をしました。千文字増えたけど内容はどうだろう上手くかけたかな?(笑)
それでは閑話光衣さんです。
光衣 葵は二つの人生の記録がある。
未来の私と現在の私の記憶。正確には未来の私と言うより、平行世界の未来の私の記憶。
ある男の子に大学生のときに助けられて恋に落ちてしまった私の話。
高校と大学と何かをしたいという明確な思いがないまま進学をしてしまった私は大学生活が始まったばかりだというのにぼんやりと考えごとをして一日を終わらせる。そんな生活をしていたらしい。
友達と遊んだり、授業を受けたりなど大学生らしいことはしていたけど明確に夢を持っていなかった私は大学生活に日々淡々と過ごしていたらしい。
ヒーローたちの戦いから、私たちの日常は少しずつ戻り、3年も立てば跡形も無くなっていた。世界異常気象を起こすほど荒れたあの日の天気に比べたら、全然吹いてはないけど今日はいつもより風が吹いているような気がした。空気が透き通り視界は良好、空は青空が広がり遠くの雲は入道雲になって少し現実離れしている景色のように見えて心が浮つくそんな日だった。
友人と授業を受けた後、私は外のテラスでコーヒーを飲んでいた。ほのかな苦みを感じながら、ゆったりとした日常を過ごしていた。退屈な日々は劇的な何かを求めている訳でも、ありふれた日常を求める訳でもなくただ退屈であるとご不満そうに私の心に佇んでいる。
大学生になって、何かが変わるわけでもなく、目的がないと成長することができないなんて言うけれど私の人生の色どりは外の美しい景色と比べて、灰色に染まっていた。
乾いた心に非日常を送るためにも小説を開いて読み進める。退屈だと叫ぶ心に少しでも彩りを持たせるために、非現実できな世界の光景を見せて上げる。非現実では満足できないのか、物語自体はとても面白いのだけど、未だ退屈であると心は私に訴えかけてきていた。
鳴りやまぬ心に憂鬱を感じて、私は大学のテラスから移動して買い物でも楽しもうとしていた。席を立った私は一人の男性が目に入った。黒い髪に白のメッシュを入れた人。同じ学年だけど学科は確か違ったと記憶の中にある情報を整理していると彼は私のほうに近づいてきた。
「すいません、僕たち個性を活用したボランティア活動をするサークルを始めようとしてるところなんだけど…人数が足りなくてサークル認定がまだできてないんだよね。もし、良かったらだけどさ入ってみない?これパンフレット」
そういって、私にその人はパンフレットを渡してきた。そこには、個性を活用して誰かの役に立ちませんか?というタイトルと共に活動内容が書かれていた。内容を要約すると個性によって苦しむ人や困っている人を助けるために、個性を活躍できる場を作ること。個性を活用して、社会に貢献できるように…という内容だった。私は最初あまり乗り気ではなかった。ボランティア活動の意味なんてわからないし、自分のためにならないことをしたいと思わなかったこと。個性で困ったことがなかった私は個性で困っている人の気持ちに寄り添うことができなくて、考えれなくて、理解できなくて非現実的な話として受け入れていた。
「すみません、お誘いは嬉しいのですけど…あまりボランティアとかに興味がなくて…」
「そうだよねッ。いきなり、ボランティアとか言われてもあんまし想像できないよね…パンフレットはあげるから考えて見てよ」
彼は強引に誘うことはなく、私の考えに共感した後は去っていった。この後から、私の人生は大きく変わる出来事は始まっていた。
彼はその後、私の協力なんてなくてもサークルに必要な人数を揃えてサークル活動を認められた。彼はその後、学校内だけでなく、学校外の幼稚園や介護施設など色々なところに赴きボランティアをしている話を聞いた。けど、私には関係ないからとあまり考えないようにしていた。
そんな、大学生活に飽き飽きしているいつもの日常に私の人生を大きく変える出来事が起きた。
私が未来予知を初めてしたのは。
正確には未来の私からの観測した出来事を私の脳に送られてきた、が正しいのかもしれない。
送られてきた内容は二つ。
一つ目は、この後起きる大きな出来事に巻き込まれること。そして、その出来事で多くの人がこのままでは助からずに無くなってしまう可能性があることを見させられた。
町は3年前と同じように崩壊して、誰もがヒーローの助けを待っている姿が私の目に入ってきた。悲痛な叫びや友達、家族が瓦礫に巻き込まれて助けを待っている声、ヒーローの助けるために出している怒号や励ましの言葉。
そんな、多くの喧噪を一度に聞いた私は少し、吐き気を催してしまった。
(誰かに伝えないと…)
その思いだけが先行して、私は最初ヒーローや警察に私が見た光景をそのまま伝えた。伝えてしまった。私の話はありえない法螺話として処理されて相手にされなかった。慌てたように取り留めのない話をしてしまったこと、不確かな情報で確証がない状態で話したことで信用されることはなかった。
話を聞いてもらえなかった絶望感に染まる中で、悲鳴を上げていた人たちの声が響いてくる。誰かを救えなくて後悔する声、誰かの苦しそうな苦痛の声。あの時と同じ景色で絶望に染まる顔。何もかもが私を追い詰めてきた。
知らなかったことにすれば、私は助けられる。けど、私以外の人が酷い目にあってしまう。
何かをなさないといけないのにできない自分に絶望してしまう。灰色に染まった私の世界が黒く染まって曇天に変わり大雨が降ってくる。私の心の中だけでなく、外の天気もどんどん悪くなって曇天に染まっていった。
(私は無力だ…何もできない…誰も助けれない…誰も救えない…)
私の心がどんどん沈んでいく。何を考えてもこの状況を打開できない。打開する方法も思いつかない。どうやったらこの悲痛な声がなくなるの。
(誰か…助けて…)
「分かった、助けるよ」
私は沈んでいた顔を上げた。
その人は私に傘をかざして、自分が濡れていることも気にしてない様子で、笑顔を浮かべて私に助けると伝えてくれた。あの日、声をかけてきた青年。私と同い年で何かを全力で楽しみながら誰かの悩みに寄り添って解決していた人。初めは疑問と困惑を、最近は偽善者ぶってるその人に疑惑と嘲笑を、今日は私を助けてくれて希望と勇気をくれた人。
誰もが知らない悲劇を彼に話した。未来の話。誰もがあの後悔を思い出してしまった未来。誰も信じなかった未来の私からのメッセージ。
彼は否定せず、たどたどしい私の話を聞いてくれた。彼は私を仲間の下に預けた後、直ぐに動き始めた。何も迷わないで、仲間に連絡を出していき、知り合いのヒーローにも協力を要請して、あの悲劇の原因となった大規模な爆破テロを阻止しきったのだ。悲劇の光景と何が起きたかしか伝えることはできなかったのに、彼はそれだけを聞いて全てを解決までもっていった。
私が絶望した思いを、光景をすべて浮き飛ばしてくれた。このとき、私は彼に惚れてしまった。
彼とはその後大学生活を一緒に過ごした。ボランティアサークルに参加した。一緒に誰かを助ける活動をした。一緒に誰かの思いを救った。彼は誰かれ構わずに助けるから彼を好きになる人は沢山いた。私が好きになってときには、もう他の人と仲良くなってる人がいた。だから身を引いたけど…諦めることも捨てることもできなかった。
だから…
そういえば二つ目は話してなかったね。二つ目は…
「こうして、私の下に記憶が送られましたとさ。めでたしめでたしっと。まぁー個性の使用上限全てを使って思いなんて送らないで欲しかったけどねぇ。ま、これを誰かに話すつもりはないし。この思いも誰にも話さないけどさ、私の道は私が決める。未来の私でもなくて今の私が。私自身が彼を好きになったんだ。だから、この思いは私にも送らない」
こうして、私は雄英高校、普通科を志望することを決めた。
後書きコーナー
光衣さんが雄英入学することを決めるまでの話です!
話の内容が薄いのは許してください…反省はしてると思います。
後、2話の光衣さんと悔根くんの会話や描写を少し変更しています。表現や会話を増やしただけなので見直さないといけないことはないのですけど報告させていただきました。
閑話はあと一話で終わります。予定…多分きっと。
ちょっとした、次回!
光衣です!!私はこうして、私に引き継がれたわけですね。未来の私は、諦めたけど私はあきらめないよ!あの出来事ではカイキくんと出会うことや一緒に学校で寝ることができで超ハッピー!!そういえば狼の人はあの後どうなったのかな?
次回!狼くんの牢獄日記1
狼の人も楽しい未来を掴めると良いね!さらに、向こうへ ぷるすうるとら!!