女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後   作:XX(旧山川海のすけ)

120 / 133
第120話 襲撃

 最初の夜は少し緊張した。

 

 確率は低いとはいえ、襲撃が無いとは限らないわけだし。

 3人居るので、1人ずつ順繰りに2時間ずつ寝ることを繰り返し。

 

 2日目。

 

「やっぱりキッチリ寝られないと辛いですね」

 

「良くも悪くも今日で終わりますし」

 

 少しの辛抱です。

 

 ライドウさんの励まし。

 

 ……やっぱり、人生を一緒に歩いてくれるって言ってくれる人が傍にいるっていいな。

 

 それを噛み締める。

 

「それに勅使殿は徹夜ですからね」

 

 目線で示す先。

 

 ……ずっと、勅使さんが本殿に向かって手を合わせてる。

 

 相手が神様だからなぁ。

 少しでも礼を失するとヤバイから。

 そうならざるを得ないのが。

 

 神様にとってみれば……

 

 人は寝ないと死んでしまいますー

 

 は? じゃあ死ねよ。身の程知ったら?

 

 ……こんな感じだから。

 日本の神様ってのは、人知を超えた強大な存在であっても、善性の化身では無いんだ。

 

 ……西洋における「GOD」とは違うんだよな。

 明治時代に、GODの和訳の設定を間違えたのではないかという話を、以前何かの本で読んだことあるけど……

 

 結構、俺も同感だ。

 別言語って面倒で……

 

 面白いよな。

 

 

 

 そして夕方になり……

 

 日没し、夜が訪れたとき。

 

「……結界に侵入者が」

 

 ライドウさんの鋭い声。

 今の京都の街は両面宿儺の襲来に備え、住民の避難を推し進め……

 

 無人なんだよ。

 

 なので、結界に侵入者があったとしたらそれは

 

 敵しかあり得ない。

 

 俺たちは緊張する。

 その襲撃内容についてはある程度予想はしているけど……

 

 俺は勅使の傍に移動し。仲魔……魔神オモイカネ、霊鳥サンダーバードを召喚し。

 

 ライドウさんとアマネさんが前に出る。

 俺が勅使さんを死守して、ライドウさんとアマネさんが迎え撃つ構図だ。

 

 ……さあ、来いよ……!

 

 

 

 この安井金比羅宮の敷地の正面から、襲撃者がやって来た。

 ……意外にも正面からだ。

 

 その数、10を超える。

 

 襲撃者……黒装束の男たちは自動小銃で武装していて、それを勅使に向けて。

 発砲。

 

 銃声が轟く。

 

 ……まぁ、こういうやり方になるだろうなとは思ってた。

 

 放火と爆弾は無い。

 何故ならここの祭神の怒りを買う。

 それは絶対的にマズい。

 

 なので、勅使の命だけを奪う方式をとるはず。

 

 だからまあ、こうなるよな。

 

 だからまぁ……

 

 次の瞬間だ。

 自動小銃を撃った襲撃者数人が血を噴きだして倒れ伏す。

 

 オモイカネの物理反射呪法。

 

 それを勅使さんに掛けておいたんだ。

 さぁ……来いよ!

 

 俺は身構えた。

 そのときだ

 

「……アマネ様」

 

 襲撃者の黒装束の男たち。

 その中の1人が、突如俺たち……いや、アマネさんに話し掛けて来たんだ。




天音さんに話し掛けて来た相手は?

本作を読んでいただき感謝です。
続きが気になる、面白かった。
その場合は評価、お気に入り、コメント等を頂けますと嬉しいです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。