女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後 作:XX(旧山川海のすけ)
アズマの注意を逸らす……?
俺に注目させればいいのか?
睡魔で鈍りまくってる頭で、必死で考える。
どうすれば良いのか……?
そして出て来た答えは
アズマの目的を批判する。
これだろ。これじゃね?
眠い。うう
「おいアズマさんよ!」
声を張り上げる。
聞いてるかどうかは分からない。
俺は一方的に続ける。
「アンタ特権階級になってどうするんだ!? つまんねえだろ!」
「私が私に相応しい待遇を受けられる。大きな意味があります!」
……なんか返って来たな。
俺は回らない頭で
「特権階級になってもお嫁さんは来ないぞ!」
「ああ!?」
……なんか向こうがイラついてる雰囲気が伝わって来た気がする。
俺は大声で
「実はこの間、やっと好きな人と恋人関係になれてさあ!」
全自動で喋っていた。
正直、自分が何を言ってるか分からない。
まぁ、俺的には論理的で意味のある言葉を言ってるつもりなんだけど。
「寝呆けて惚気てるんじゃねえぞ!」
怒声が聞こえる。
その意味が分からないけど。
「好きで好きでたまんない人だったから、俺、嬉しいんだ!」
「私だってそうですよ!」
ああ、ライドウさんの声が聞こえる。
嬉しいな。
「私も最初に出会ったときに気になって」
「クソがアアアア! この社会はクソだッ! 俺は勉強しかさせて貰えなかったんだぞッ!?」
……ライドウさんの言葉の後ろにノイズがあるな。
一体何なんだ?
そのときだ。
「……相思相愛の男女を見て、嫉妬しか湧かないとは。恥を知りなさい」
凛とした声が聞こえて。
そのとき、一瞬睡魔が去った。
見上げた。
そこには……
神獣ペガサスに跨って、空を舞うアマネさん……いや、レミエル。
レミエルに身体の主導権を渡したアマネさんが、ペガサスに騎乗して、手にした証明COMPを突き出していた。
そして
「悔い改めなさい」
その言葉と同時に。
レミエルinアマネさんの周囲に輝く光の拳が無数に出現し、アズマをペイルライダーごと打ち据える。
連続で、何度も。
「グアアアアアッ!」
万魔の乱舞。
全てを撃ち抜く魔力の拳で敵を文字通りぶちのめすスキルで。
最強クラスの攻撃スキルだ。
……この攻撃スキル、耐性を持つ悪魔が居ないんだよ。
だから最強で、最高。
威力は使用者の魔力適性依存だから、誰が使っても必殺にはならないんだけど
アマネさんなら問題はない。だって元巫女だもんな。
万魔の乱舞でボコ殴りにされ、ペイルライダーは撃滅された。
そして地面に叩き落されるアズマ。
同時に、一気に眠気が醒めた。
……勝負あり。
俺は眠気で蹲っていたけど、立ち上がって。
引き続き勅使の人を護ることに立ち戻る。
……しかし俺。
何を言ったんだろう……?
覚えて無いな……。
アズマ、アダッチー化。
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