女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後 作:XX(旧山川海のすけ)
第130話 約束の指輪
全ての仕事が終わって。
事後処理も全部終わり。
約束通りやっと指輪を買いに行けるよ。
……ちなみに。
今回の事件の首謀者・メシア教だが、さすがに今度ばかりは逃げ切ることができなかった。
教祖は逮捕され、幹部連中も軒並み拘束。
一般信者が
「これは全て国家の陰謀です!」
「私たちは何もやってない!」
「宗教弾圧をやめろ!」
そんなことを大声で叫びながら、ビラを配りまくってたな。
全くの無駄に終わったけど。
皆、内心メシア教が許せないと思ってたんだわ。
だから誰も耳を貸さなかった。
そして誰も庇わなかった。
庇う奴は悪の手先である、そんな空気すらあった。
なのでスムーズに破防法適用による解散命令。
教祖には内乱罪が適用されて、死刑判決が出るだろうとの見通しだ。
……まあ、俺としては。
アイツらは同じく嫌いではあるけどさ。
至った結論も間違ってるとも思わないけど。
やり方として正しいのかと思わないでも無かった。
相手がクズ野郎だからと、一切の発言や主張を許さず、口を塞いで叩き潰すなんて
……やってること、それこそメシア教徒と同じだろ。
「……なんだかドキドキしてます」
「俺もそうですよ」
銀座にある宝石店「銀座・じゅわいおくちゅーる・ラグ」
そこに指輪を買いに来た。
俺たちは結婚は出来ないから。
指輪を買うしか無いからね。
今日のライドウさん……ミヤコは。
いつぞやのデートの際に着ていた服……白基調のお嬢さんスタイルだった。
店に入ると、ガラスのショーケース内に所狭しと指輪やその他アクセサリーが並んでる。
しかしな……
どういうのが良いんだろうか?
婚約指輪みたいなのを買えば良いのかな?
色々あるけど……
やっぱ、
なんて色々思ったんだけど。
「これにしませんか?」
ミヤコが選んだモデルは……
ダイヤの指輪ではあるけど、石の大きさが小さくて。
目立たないタイプだった。
……えっと
「こんな安めの指輪で良いんですか?」
思わず聞いてしまう。
俺としては、予算としては100万円くらいまで想定してたんだけど……
ミヤコが選んだ指輪は値段としては16万円。
想定してた値段より大幅に安い。
だけど……
「アツロウと同じ指輪を、ずっと嵌めることを想定してですけど……いけませんか?」
その一言で、俺も納得する。
男の場合は、
イメージの問題で。
だったらミヤコの言う通り、これが最適解なのかもしれない。
だから
「そうですね。これにしましょうか」
俺も、ミヤコの案に同意した。
次回は同棲の話。
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