女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後   作:XX(旧山川海のすけ)

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異界とは何か。
まず、その説明を。


第19話 異界とは

 異界というのは、文字通り違う世界だ。

 その世界が俺らの世界に出現する現象を「異界化」と呼称する。

 

 理由は様々だけど、突然空間に歪みが出来て、中に別の空間が出来るんだな。

 そしてその出来方にも色々あるんだけど……

 

 まぁ、俺らの世界に悪魔が出現する危険な空間が繋がる。

 

 ざっくり言うとそういう現象。

 それしか知らなくても特に問題はない。

 

 ……主に異界化は、魔力の高いモノの存在により引き起こされたり。

 何か化け物が居るんじゃ無いのかという疑いを持たれやすい場所に起きる。

 

 なので、ここみたいな地下神殿に見える区域とか。

 

 有名な墓地とか。

 

 寂れた神社とか。

 

 潰れた病院とか。

 

 ……こういうことは、東京封鎖が起きる前にも度々起きていたそうだ。

 ただ、頻度は少なくて。

 

 今みたいに、毎月十数件起きるような頻度では無く。

 年に数件くらいだったらしい。

 

 だからまあ、公的な職業に悪魔使い……悪魔召喚士は要らなかったんだけど。

 

 今は多いからさ。

 それに、悪魔召喚士の仕事はこれだけじゃないから、ライドウさんみたいな元祖国家悪魔召喚士だけでは手が足りないんだよね。

 

「ここからは仲魔を召喚していかないと駄目だ」

 

 ケイスケはそう言って、胸ポケットから証明COMPを取り出して。

 コマンドを打ち込んでいく。

 

 そして光の魔法陣の中から2体の悪魔を召喚した。

 

 1体は長い黒ひげと真っ赤な肌。

 高く長い帽子が特徴的な古めかしい衣装。

 そして手に持つ一振りの直剣。

 

 魔神ヤマ……。

 

 地獄の裁判官で、閻魔大王の別名だ。

 ケイスケにとっては因縁の仲魔でもある……。

 

 そしてもう1体が

 

 黒い狼の顔を持つ、天秤を手にした男性。

 その衣装は、砂漠の民の衣装。

 

 エジプト神話に登場する、死者の魂の査定を行う神獣アヌビスだ。

 

「OK、行くぞ」

 

 俺の方もサンダーバードとオモイカネを召喚し、そう言って一歩踏み出すと

 

「ああ」

 

 ケイスケのそんな声が返って来た。

 

 

 

 異界に足を踏み入れたら、もう私語は厳禁だ。

 

 悪魔が出現する場所なんだから。

 

 周囲に気を配りながら歩く。

 

 ……異界は特に、通常の空間と見た目はそんなにかけ離れてはいない。

 だから迷い込んでも自分で分からないので、より危険なんだよな。

 

 俺たちの仕事は、この空間を閉じるため、元凶になってる悪魔を倒すことと……

 

 

 クケケケケッ!

 

 美味そうな人間が来たぞッ!

 

 そのとき。

 

 異界化した地下道の天井付近から。

 蝙蝠の翼と、中世ヨーロッパのペスト医師のような長い嘴を持った赤い人型の悪魔……堕天使ガキソンが、数体徒党を組んで飛来し、襲ってきた。

 

 俺たちは即座に戦闘体勢に入る。

 

 後の仕事は……

 

 こういう雑魚悪魔をねじ伏せて、無理矢理契約を迫り、国が管理する仲魔として確保すること。

 後は……スキルクラックだ!




本来のスキルクラックは同じスキルを何回も取ったりはできないんですが、そこは小説ということで勘弁つかぁさい
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