女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後 作:XX(旧山川海のすけ)
行かなきゃいけない。
そこは確定してる。
だから
「失礼します」
布団を捲る手が震える。
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ
心臓の音が鳴る。
そして彼女の隣に身を横たえて
仰向けに、寝た。
……すると
スッ、とライドウさんが寄り添って来たんだ。
そして耳元で、囁く。
「九頭竜天音の言ったことをそのまま教えてくださいますか?」
「人の子よ。よく聞くのです。この国の王に危機が迫っています。注意するのです」
俺は記憶を探りながら慎重に。
「王を失えば起こす価値の無い混乱が起きる。それは主の意志に反する」
なるべく、聞いたままを口にした。
すると……
「……言ったのは本当に九頭竜天音ですか?」
ライドウさんは、俺の言った内容に疑問を持ったみたいだ。
ややこしくなるから言わなかったことに気づいたんだ……。
だから俺は
それがアマネさんに憑依した天使レミエルであること、レミエルは信用できる場合があることを口にしようとしたんだけど。
その前に
「アツロウさん、すみません。……正直に答えて下さい」
ライドウさんからもうひとつの、質問が来たんだ。
それは……
「
えっと……
突然の問い。
でも、これは何か意味があるハズ。
正直に答えないといけない気がする。
だから……
「いません」
正直に言う。
今は、とかそういうことも言わなかった。
すると
「そうですか」
ライドウさんはそう答え
「……失礼します。申し訳ないですけど」
彼女は身を起こし。俺の上に覆い被さり、身体を密着させて来たんだ。
……心臓破裂を起こしそうになった。
ライドウさんの身体が、俺の素肌に密着している。
彼女の太腿や、お腹や胸の感触が俺の素肌で感じ取れるんだ。
……ライドウさんが着痩せしてること。
俺は見てはいないけど、肌感覚でそれを知った。
「……こうすれば、お互い囁き合えます。嫌だったらスミマセン」
嫌なわけ、あるもんか。
俺は興奮で声が上擦りそうだったけど
頑張った。
そして……
レミエルの信用度を彼女に語り。
彼女からは
「……陛下には常に最高の警備が付いています。なので、それを打ち破れるなら、私から新たにやれることは無いのですが……」
俺に抱き着き、身体を密着させる。
俺の首に手を回して、抱き締めるように。
そして囁く
「……ひとつだけ、近々起こる隙について心当たりがありますね」
彼女から与えられる興奮は嵐のようだった。
だけど
その一言で、俺の頭の一部が冷えた。
聞き逃せない情報だと思ったから
「……それは?」
彼女は言った。
それは
「……アメリカ大使のハリス・M・トールマンの信任状捧呈式です。その際、陛下から護衛がほぼ外れます」
アメリカ大使が?
何かの間違いですよ……(棒
※ピクシブ版ではこの次の話がR-18です