女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後   作:XX(旧山川海のすけ)

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アメリカ大使館に突入した結果


第4章 伝説の神剣
第50話 新しい職場


 アメリカ大使館に乗り込んだ件は大事になった。

 やったことに間違いはないと確信してはいたけどさ。

 

 トールの仮の姿であったアメリカ大使トールマンは、日本で急死したことになった。

 トールマンの死体は残らなかったから、死体はどうしたのかな。

 まあその辺、国家間では些末なことだとは思うけど。

 

 そしてトールマンの代わりの新しいアメリカ大使が派遣されてくるまで、信任状捧呈式は延期。

 そういう結末になった。

 

 この件では正直、国家悪魔召喚士をクビになる可能性については覚悟してたよ。

 緊急事態で、色々すっ飛ばして勝手に計画立てて実行したんだから。

 

 目的が正しいなら何をやってもいい。

 

 そんな前例はさ、作るべきじゃないんだよな。

 どんな理由があっても。

 

 ……で、どうなることかな、と思っていたら。

 

 

 

「アツロウさん、コカトリス倒すの早過ぎませんか?」

 

「慣れたらこんなもんですよ」

 

 ……今日はカラオケ店に入り、個室でライドウさんの趣味の一つの「ゲーム」に付き合ってる。

 

 やってるゲームはデビルバスター3。

 旧COMP、現デュアルスクリーンのゲームで。

 結構昔のゲーム。

 

 何でもライドウさんが襲名前に、とある高校に使命で潜入した際、そこで友達になった男子生徒に貰ったんだとか。

 COMP込みでゲームを。

 

 一緒に協力プレイしよう、って言われて。

 

 ……そいつ、ライドウさんを口説こうとしてたんかな?

 やったことが有効だったのかどうか知らないけど……

 

 今のライドウさんの趣味のひとつになってるなら、そいつとしては本望だったんだろうか?

 

 

 デビルバスターは初代はRPGだったんだけど。

 2から、アクションゲームに転身し。

 今はタイトルを重ね、8作くらい出てる。

 

 3はその路線変更を決定づけた作品で。

 今やっても、まあ面白いんだ。

 

 やってることは

「プレイヤーは悪魔退治人デビルバスターになって、悪魔を倒してそのドロップ品を得て。それを売却しお金を稼ぎ。そして売り払ったドロップ品で開発された武具を購入して装備し自己を強化。その後さらに強い悪魔を退治しに行く」

 そういうモノ。

 

 デビルバスターの装備は、日本刀、グレートソード、弓、拳銃、斧、ウォーハンマー、槍と。

 色々あって。

 

 自分に合った武装を探る楽しみ。

 あと、単純に敵に突っ込んで武器を振り回しているだけだと、序盤で確実に即詰む難易度。

 

 この辺が絶妙なんだよな。

 

 俺もオンラインでパソコン版を昔やってたから、ライドウさんが未だにこれをしていると聞いたとき、少し嬉しかった。

 

 で、話をしていたらライドウさんが序盤の壁である「グリーンドラゴン」討伐で躓いていると言うので。

 今日、こんな感じで手伝っている。

 

 ……俺は昔、ウォーハンマー使いとしては前線で活躍してたからね。

 楽勝だ。

 

 

 

 ……なんでこうなっているのか?

 

 それは、俺の所属が宮内庁の方に移ってしまったからなんだよ。

 良くないことなんだけどさ……

 

 大使館突入時に、実は俺はライドウさんの下に付いてる悪魔召喚士で、正式な辞令は出てはいなかったが、実質ほぼ決まってた。

 俺に対しての口頭での通知はすでにされていた。

 

 ……こういう設定にして貰って、俺の分の責任をライドウさんに背負ってもらう形式を取ったんだよね。

 俺の解雇を回避するために。

 

 なのでライドウさん、今後半年間給与が1/10になるらしい。

 申し訳ないけども。

 

 ……なので、今日のこの部屋の払いは俺が持とうと思う。

 減給処分されてる人に払わせられんし。




これからは部下と上司の関係で
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