女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後 作:XX(旧山川海のすけ)
デビルオークションを使えるなんて。
すごく助かるじゃないか!
するとライドウさんが少し戸惑った様子で
「デビルオークションって何ですか?」
と、言った。
ライドウさんは使用した経験が無いらしい。
まぁ、思い切りダークウェブだしな。
しょうがないかもしれない。
だから、俺が説明した。
東京封鎖で使いまくった身として。
「闇サイトの一種で、諸事情で自分を身売りした悪魔がネットで競売に掛けられてて」
俺はライドウさんにデビルオークションの有用さを説明する。
「マッカさえあれば、落札で確実に悪魔を仲魔に出来るんです」
言いながら、ちょっと興奮していた。
好意のある女性に、自分の知ってることを説明できる。
気持ちは良いわな。
「……すごいじゃないですか。仲魔集めってまともにやると大変なのに」
ライドウさんが尊敬の眼差しを送ってくれる。
俺の自尊心が満たされて、嬉しい。
けど
「……ですけど、さっきも言いましたけど闇サイトなので。政府で公式に使うわけにはいかないんですよ。普通なら」
そういう、やむを得ない事情を口にした。
犯罪者であるダークサマナーも出入りしてるしね。
まぁ、今は非常時で。
そんなことを言ってる場合じゃ無いんだけどね。
だから使う気マンマンなんだけど……
「マッカはどうするんですか?」
「東京に連絡入れて送って貰おうと思ってます」
そう。
このさっきから言ってる「マッカ」だけど。
これは魔界で使われている通貨の名称だ。
漢字で書くと
悪魔が使うお金なので、交渉時に使用できる。
なので、政府の方でも備蓄があるんだ。
マッカはデータ化できるので、ネットワークが使用できる環境化なら送付が容易。
……何でデータ化できるのか?
それは、悪魔がデータ化できるから。
悪魔のデータ化が可能なのだから、その悪魔の持ち物であるマッカがデータ化できるのは当然だろ。
俺はライドウさんとデビルオークションの話をしながら、宮内庁の方に待機しているスタッフに通信を入れ、政府の備蓄しているマッカの使用申請をして。準備が整う間に悪魔合体検索と、デビルオークションのオークション開催予定をチェックし。
結果、堕天使ベリスの他に、妖精ジャックランタンとジャックフロストが必要なことと。
その2体の悪魔のオークションが開催されるのがあと1時間後……9時からなことが分かった。
1時間、浮いたな。
無駄にするのは……勿体ない。
なので
「ええと、メアリさん」
「何でしょうか? 木原さん」
俺たちの後ろで、床を箒で掃いていたメアリさんに話し掛けた。
折角1時間、時間が出来たんだ。
「よろしければ、今のこの大阪市がどうなってるか教えていただけますか?」
取れる情報は全部、取っていきたい。
時間制限があるのだから、無駄な時間は使えんよ