女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後   作:XX(旧山川海のすけ)

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時間が来た!


第82話 召喚・魔王キングフロスト

 予定通り、9時から開催される2つのデビルオークションに俺は参加した。

 そして

 

『業魔殿様がジャックランタンを落札です』

 

 国から送って貰ったマッカを使って。

 俺は無事、ジャックランタンとジャックフロストを落札。

 良かった。

 

 特にジャックランタンはこのオークションで失敗したら、次のオークションは2時間後だったからな。

 絶対に外せなかったし。

 

 無事落札出来て良かった。

 

 参加入札人の名前に「フィネガン」があったとき、一瞬肝が冷えたよ。

 この人、たまに値を吊り上げて来るときあるんだよ。

 そうなると、無用に落札金額が高くなるから競売を降りることも考慮しなきゃならなくなるから。

 

 でも、次は2時間後……

 負けるのはなるべく避けなきゃならん。

 

 どうしようかと思ったら。

 わりとあっさり諦めてくれて。

 

 助かった。

 

 

 

 悪魔合体に必要な3体の悪魔が揃ったので。

 俺はすぐに合体を開始した。

 

 3体の悪魔を呼び出して。

 3つの透明なガラスシリンダーの中に入れた。

 

 シリンダー内部が液体に満たされて、中の悪魔を分解していく。

 

 

 堕天使ベリス。

 

 ソロモン72柱の悪魔の1柱。

 その姿は青銅色の甲冑に身を包んだ騎士。

 

 

 妖精ジャックランタン。

 

 火の妖精。

 顔面は、ハロウィンのカボチャ細工そっくり。

 カボチャ細工に、魔術師みたいな衣装を身に着けた、2等身の胴体がくっついている。

 そしてその手に、メラメラと炎を燃やすランタンがぶら下げていた。

 

 

 妖精ジャックフロスト。

 

 青い頭巾を被った雪だるま。

 氷の妖精で、ジャックランタン同様その姿は2等身。

 

 

 ……この3体を合体させる。

 

 分解し、データになった3体の悪魔が中央の台座に送り込まれていく。

 

 中で3体の情報が融合し、別の悪魔のデータになっていく……

 明滅する中央台座の魔法陣。

 

 そして

 

 次の瞬間、中央魔法陣から激しい光が立ち上り。

 

 その光が消えた後。

 そこには巨大な姿が出現していた。

 

 ……大きさは3メートル超の巨大な雪だるま。

 コイツの出現に伴い、部屋の空気の温度が5度は下がった気がする。

 

 衣装として深紅のマントを羽織っており、首に雪の結晶のペンダント、頭には銀の王冠を被ってる。

 雪だるまの分際で頭髪があり、それは中世ヨーロッパ貴族を彷彿とさせる金髪クルクルカール。

 そして右手に王笏(おうしゃく)を握っていた。

 

 まさに雪だるまの王族だ。

 

 ……こうして3身合体で召喚されたこの巨大雪だるまの悪魔は、その場で俺と契約を果たし。

 その姿を一時的に消す前に、俺たちにその名を名乗る。

 

「ヒーホッホッホ! オイラ魔王キングフロストだホー! アツロウ、今後ともよろしくだホー!」

 

 ……言葉はガキそのものなのに。

 響きに妙な威厳があるなぁ。

 

「よろしく頼むぞ」

 

 俺の方からも。

 この新たに仲魔に迎え入れる魔王に挨拶を返した。




これであべのハルカスに踏み込めるよ!
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