女神異聞録デビルサバイバー外伝 アツロウENDその後   作:XX(旧山川海のすけ)

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第97話 ドキドキ同室

 3身合体で女神アンピトリテを作成し、仲魔に加えた。

 なんとか、合体召喚完了。

 

 ヤマタノオロチのオークション参加を辞退したせいで、ヤマタノオロチも合体召喚しないといけない状況になったけど、無事その素材をオークションで落札できたんだ。

 

 こういうのは、柔軟に、迅速に動かないとな。

 状況は常に動いてて、待ってはくれないんだから。

 

 

 

 そして。

 今俺たちは宿泊する部屋の方に移動してる。

 5万円払って、今日の宿を借りたんだ。

 無論、同室。

 

 費用の面もあるけど、俺たちが分断すると万一襲撃があった場合に各個撃破になるからな。

 男がー女がー、なんて言ってられん。

 

 俺が先にシャワーを使い、続いてライドウさんがシャワーを使って。

 その間に俺は部屋に掃除機を掛けている。

 

 さすがに埃が薄っすら積もった部屋で寝たくないしな。大した労力でも無いし。

 畳の部屋で、せんべい布団が2つ。

 その2つを敷くとほぼいっぱいになる部屋だ。

 

 つまり大して広くない。

 備品も少ないし。電灯1つしか無いんだよ。

 

 簡単に掃除できた。

 

 終わったので、掃除機を片付けて、俺は2人分の布団を敷く。

 せんべい布団だけど、無いよりははるかにいい。

 

 東京封鎖時は、公園や墓場で寝具無しの雑魚寝をしてたんだぞ。

 

 

 シャワーの音が止まった。

 

 ライドウさんが出てくる。

 

 脱衣スペースなんて無いので、俺は後ろを向いた。

 

 ……なんだか、会話のために仕方なくラブホ入りしたときのことを思い出してしまうな。

 否応なく。

 

 あのときは泊りはしなかったけど、今日は泊りか……

 

 ちょっとだけ、エロい妄想が湧くけどさ。

 まぁ、そんな場合じゃ無いし。

 余計なことは考えない様にしよう。

 

 ……俺は家ではシャツとパンツだけが多いんだけど、泊まりでそういうわけにもいかないし。

 今日は何年振りか、寝巻を着ている。

 この状況は予想してたからね。紺色の寝巻だ。

 

 俺の隣の布団にやって来たライドウさんは、灰色の寝巻……パジャマでいいのか?

 それを身に着けている。

 

 ……ライドウさんも予想して持ってきてたか。

 

 髪を解いて紫色の蝶のようなリボンを外してて。

 長い白髪をバスタオルで拭いてるライドウさん。

 

 まあ、風呂入ってたんだし当たり前なんだけど。

 そんな格好で腰を下ろし、髪を拭き続けていた。

 

 ……ドライヤーは使うのかな?

 髪が長いんだから要るだろ。多分。

 

 コンセントを探す……

 

 一応、あった。

 良かった……

 

 無いかもと思ったから。

 

「ライドウさん、そこにコンセントが」

 

「ありがとうございます」

 

 そしたら。

 やっぱり鞄から、ドライヤーを取り出してガーってやりはじめる。

 

 やり方わかんね……

 俺には縁が無いからな。

 

 しかし、白いせんべい布団の上に座ってるライドウさん。

 綺麗と言うか……可愛いというか……

 

 そんなライドウさんが髪にドライヤーを掛けている姿を見ながら俺は

 

「……明日、海遊館を堕とした後に西成区に行きませんか?」

 

 そう、彼女に提案したんだ。




木賃宿に宿泊。
旅行でやると結構楽しかったりする。

読んでいただき感謝です。
ここまでの物語が面白いと思って下さった方、是非評価をお願い致します。
(反響を実感できるのは書き手の喜びです)
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