防振りにウェザエモンをぶち込むって事   作:こくとうまんじゅう

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独自設定ですが、この小説ではゲーム内時間で一週間に一回新月になるという設定にします。じゃ無いと次のイベントに行っちゃうので展開が分からなくなってしまうからです(アニメ勢)


楓は(ハナ)に届かず、然れど止まらず①

 

 

作戦会議の一週間後、メイプル達は再び「秘匿の花園」に訪れていた。そこには前来た時と変わらず、辺り一面に咲き誇る彼岸花とその中央にそびえ立つ枯れているのにどこか威厳を感じる桜の木があった。

 

そこにはセツナの姿は無く、その代わりにウェザエモンと戦うための白い裂け目が広がっていた。

 

 

「皆んな、今回はまだウェザエモンの情報が正確じゃ無いから生存第一でやって行こう。役割は前決めた通り私とカスミ、クロムがスイッチしながらウェザエモンを押さえて……」

 

 

「私が【身捧ぐ慈愛】で【雷鐘】から皆んなを守る!だよね」

 

前回は散開していた為ウェザエモンに近いメンバーから順にやられてしまった為、今回はその対策としてある程度ウェザエモン相手に時間が稼げそうな人員でヘイトを回しながら時間を稼ぐようにする…がコンセプトである。他のメンバーは非常事態に対応する要員。基本的にはメイプルの【身捧ぐ慈愛】の効果範囲内に入りながらウェザエモンの観察をすることになっている

 

 

「皆、行くよ!」

 

 

 

_______________________________________________________

 

 

二回目の挑戦

 

 

初っ端の【断風】は一番慣れているサリーが避けることに成功し、【空蝉】を使わず1分ほど耐えた後カスミとスイッチし時間を稼いだ。

 

そしてウェザエモンの【雷鐘】はサリーとカスミは【超加速】で避け、残りはメイプルが麻痺を貰ったとはいえ全員をノーダメージで乗り越えることには成功したが、ここで想定外の事態が発生

 

なんとウェザエモンが【雷鐘】を無効化する【身捧ぐ慈愛】を警戒してかカスミからメイプルにターゲットを移し攻撃を始めたのである。

 

 

ウェザエモンはレベルの暴力で2人を引き剥がし桜の木を挟んで反対側にいたメイプルに急接近する

 

【身捧ぐ慈愛】効果範囲内で防御貫通攻撃を食らってしまうと術者本人にフィードバックが返ってくるのでクロムがメイプルに解除するように言ってからウェザエモンの前に立ちはだかって残りのメンバーを守りに入る

 

「こっち来いやぁ!!【断風】なんて避けてやるよ!」

 

「【入道雲】」

 

「ウソだろ!?全員ッ後ろに下がれ!」

 

しかし現実は無情である。ここでウェザエモンは単体技である【断風】では無く超広範囲攻撃の【入道雲】を切って来た。ウェザエモンの左手が煙で膨れ上がった超巨大ハンドで振り払ってくる。

 

対策としてウェザエモンの背後に移動すれば避けれると分かってはいたがここに居るのは全員AGIにろくに振っていないメンバーである。

瞬時に判断したカナデは何とか回避出来たが残りのユイマイ姉妹とイズは避けれずに直撃を食らってデスしてしまう。

 

メイプルはダメージこそ無かったがかなりのノックバックを喰らい会場の壁に叩きつけられてしまう。コレによって当分メイプルが誰かをカバームーブの範囲内に入れない限り戦線離脱である

 

【入道雲】を一番前で受けたクロムはというと……

 

 

「おぉ!今日の俺はついてるぜ。さぁ、仇取らせてもらうぜ?」

 

 

【デッド・オア・アライブ】のニブイチを引き当て何とか生存する。何処かの青い鳥頭が嫌いな乱数の女神を味方につけたようだ。

 

「【首落とし】!HP回復させろやぁ!……って全然回復しねぇ!?」

 

 

【首落とし】は与えたダメージの3分の1のHPを回復能力を持つが、クロムが回復したのは本当ーにちょっとである。クロムがHPを上げているのもあるだろうが回復したかどうかすらわからない量しか回復していなかった。

 

 

「こいつ硬すぎるだろッ!?」

 

「【断風】」

 

「あっぶねッ!?」

 

ダメージをあまり与えられていないと分かった後すぐに後ろに下がったことが奏し、首元めがけた【断風】を何とか避けることに成功する。勿論クロムは冷や汗ダラダラである

 

(ヤベェ……俺だけじゃ10秒も耐えられずにやられちまう…)

 

ウェザエモンの背後にはこちらに走ってくる2人の姿が見えるが加速系スキルは【雷鐘】対策として使用できないので到着には後20秒ほどかかる。

 

クロムは何とかウェザエモンの攻撃を大楯で受け流して耐えるが余りのステータス差に少しずつ押し込まれ、後退させられる。

 

「断風」

 

(俺が何とかするしかねぇな!)

 

 

「うおぉぉッ!パリィしてやるぜぇ!」

 

 

クロム、一か八かのスキル取得チャレンジ。

元々このゲーム内にはパリィ系スキルは発見されておらず、本当に運任せの行動でクロムももうなんとかなれ〜と思っての行動であった。

 

 

だがそれは成功した

 

クロムの大楯が長刀を弾いていたのだ

 

 

「…嘘だろ?なんか成功したんだけど!?」

 

スキル【ジャストパリィ】

自分の攻撃、もしくは盾での弾きを相手の攻撃と合わせることでパリィすることが出来る。

クールタイム20秒

取得条件:一定以上の攻撃を自身のスキルまたは盾で弾くこと

 

 

パリィ系スキルはユニークモンスター発見時点で追加された新スキルの一つで、その実装理由は勿論対ウェザエモン用スキルとしてである。運営は流石にウェザエモンのステータスを上げすぎたと思い実装したのだ。

 

だが取得条件にある、この一定以上の攻撃とはウェザエモンの【断風】と【規制情報】の二つの技レベルの攻撃をパリィしなければ取れないことになっている。やはり運営はゴミである

 

 

「クロムスイッチだ!【一ノ太刀・陽炎】!」

 

「ナイスクロム!よく耐えたね。」

 

ここに来て豪運を見せたクロムは何とか2人が到着するまで耐えきることができた。

 

カスミが移動系攻撃スキルでタゲを移すことで再び均衡状態と入る

 

 

 

 

 

現在経過時間2分53秒

 

 

 

 

 

ウェザエモン討伐後に他のユニークモンスター編もやる?

  • “深淵”のクターニッド
  • “夜襲”のリュカオーン(分け身だけ)
  • “天覇”のジークブルム
  • “冥響”のオルケストラ
  • この小説は短編小説なんだよ!(要らない)
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