防振りにウェザエモンをぶち込むって事   作:こくとうまんじゅう

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防御特化と対策会議

 

 

 

楓の木ギルドホーム内

 

 

「負けたぁぁ!なにあれズルでしょ!?」

 

「あ、サリーが戻って来た」

 

 

デスポーンによりギルドホールに戻ったサリーはついさっき戦った相手であるロボ武者に大声で文句をあげる。

 

 

「結構もったね」

 

「ああ。俺なんて何も分からず開始早々デス喰らったんだが?」

 

カナデはサリーが想像以上に生き残れたことに賞賛を贈り、クロムは分からん殺しされた自分を卑下している。最年長である自分が開始早々にやられたが結構恥ずかしかったのだろう。体操座りで落ち込んでいる。

 

 

「クロム、貴方は頑張ったわ……多分」

 

「イズっ!?そこはちゃんと言えよ!?それフォローになってないからな!」

 

イズがフォローになっていないフォローをし、余計にクロムは恥ずかしすぎて床を転がりまくっている。大の大人が転がり回っているのを見て他メンバーは少し引いた。クロムは泣いていい

 

 

「まぁ最初に放って来たあの【断風】とかいう技は私にも無理だろう。行かんせん速過ぎる」

 

そこにすかさずフォローを入れるカスミはつい先ほど戦ったウェザエモンを思い出していた。

 

(あの長刀かっこいいな…。それに【断風】とか技名がカッコよすぎないか?真似すればスキル手に入るか?)

 

まぁ、かなり興奮していて使い物にはならなそうであるが。

 

 

「本当にそうだよね!メイプルが倒されたってことは防御貫通持ち?それとも即死効果?メイプル、どうだった?」

 

 

そしてサリーはゲーマーとしての性質なのか早速ウェザエモン攻略のため情報を収集に動き出していた。目はキラキラ……ではなくギラギラとなっており復讐心を燃やしているのがわかる

 

「うーん。どっちかよく分かんなかったけど多分防御貫通じゃないかなぁ?前ドレッドさんから受けた防御貫通と似た感じがしたから」

 

「成る程…ってメイプルは大丈夫!?初デスじゃないの!?」

 

メイプルは痛いのが嫌なのでVITが上げ続けていたのにお腹を綺麗に一刀両断されていたのだ。グロ系が無理だとメイプル公言していたので精神的に傷ついていないか(SAN値チェック)とても不安になった。

 

メイプルは言ってる意味がよく分からないとほけた表情をしていたが。すぐにサリーの言ってることを理解し手をポンと打った

 

「なんか大丈夫みたい。一瞬すぎて痛さを感じなかったし…私って結構グロ耐性があるかも?」

 

 

メイプルはダイスロールを成功させたのか、もしくは天然の狂人(SAN値0)のようだ。やはりゲーム内でヤバイことしている奴らはその精神性もぶっ飛んでいるのかもしれない

 

 

「なら良かった。じゃあみんな一回座ってー!作戦会議するよー」

 

 

「そうだね!次こそ勝とう!」

 

ギルドメンバー全員がギルドホーム中央にある会議用テーブルの周りに座ったところで早速ウェザエモン攻略作戦会議が始まった

 

 

「まずは奴の行動パターンを纏めよう。」

 

しっかり者のカスミが司会役として会話をまわす。ここで最年長組が司会をしていないのはどうなのかと思ったカスミだが心の内で留めた

 

「そうだね。一つ目にクロムさんが開始早々やられた技の【断風】は超高速の居合攻撃。嫌、アレ初見じゃ無理でしょ。」

 

「あの居合ね。すっごい早かったわ。」

 

「うん。アレは技を避けるというより予備動作を見て先に避けておかないと無理そうだよね」

 

 

サリー、イズ、カナデの順で個々人の【断風】に対しての印象を共有する。サリーとメイプルは【断風】にはおそらく防御貫通付きの攻撃であることを皆に説明した。

 

「防御貫通超高速居合ね……。コレ俺とメイプル足手纏いか?VIT全振りのメイプルは避けれずに直撃を喰らいそうだ。俺は生き残れるかもしれねーが、あの強制レベルダウンのせいで間違いなく速攻でやられちまう」

 

「たしかに……。でもメイプルはウェザエモンの通常攻撃は防げていたし、あの青い雷も無効化できていた。だからクロムも足手纏いということはないんじゃないか?」

 

 

クロムのフォローをしたカスミはあの降り注ぐ青い雷……【雷鐘(らいしょう)】のことを思い出す。かなりの頻度で落ちていてATK極振りのマオユイ姉妹はやられていたのが印象的だった

 

「【雷鐘】だっけ?【超加速】とかのAGI上昇系スキルがあれば避けるのは難しくないけど……」

 

 

「うぅぅ……負けてしまってすみません……」

 

「私達、皆さんの役に立てませんでした……」

 

マイユイ姉妹が2人がっくしと肩を落として落ち込んでいる。自分が思ってた以上に活躍できなかったのもあるかも知れない

 

 

「あの攻撃はまぁ仕方ないよ。メイプルも避けれなかったし」

 

「そうだよ!私もあの後麻痺?で動けなくなったところを【時雨(しぐれ)】っていう技で盾が壊されてやられちゃったよ。」

 

「聞くだけだとその技は武器破壊効果の技かな?」

 

「【悪食】も使えなかったし、私は多分あの攻撃を喰らったら戦闘不能になっちゃうかも知れない」

 

 

防具破壊と聞いて同じ大楯使いのクロムはギョッとしていた。

 

「後私とサリーが喰らった【入道雲】っていう広範囲攻撃だな。アレはウェザエモンの背後に移動出来れば回避できる……と思うが……」

 

「うん。多分避けれると思うけど全振り組は無理だね」

 

 

最後にサリーとカスミが同時にやられた【入道雲】という技。コレもまた即死効果は無いがほぼ即死みたいな技だ。

 

 

 

 

「…………ちょっと色々まとめたが、コレ、私達勝てるのか?」

 

 

当然の結論である。全員同時に頷いた

 

 

 

 

 

 

ウェザエモン討伐後に他のユニークモンスター編もやる?

  • “深淵”のクターニッド
  • “夜襲”のリュカオーン(分け身だけ)
  • “天覇”のジークブルム
  • “冥響”のオルケストラ
  • この小説は短編小説なんだよ!(要らない)
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