私、五十嵐響子はプロデューサーさん、あなたのことが好きでしたよ。
初めて会った時一目惚れだと言ってくれました。
サイドテールがすごく素敵、笑顔が素敵だって。
キョーコはオレノヨメーって。
一生一緒にいたいとも言ってくれました。
私、本当に嬉しかったんです。
あなたと過ごす日々はきらきらと輝いていて...
覚えてますか?あの時の梅雨。
雨の中、古びたバス停で雨宿りしながらいっぱいお話して...
ちょっとホラーチックな写真撮ったらプロデューサーさんがびっくりして階段から転げちゃって。
最初は大丈夫かなって心配でしたけど、プロデューサーさんの笑い声で私も笑っちゃって。
すごく楽しかったんですよ?
他にもあります。
お仕事でウェディングドレスを着た時、あなたがそのプロマイドをたくさん買い集めてたことを聞いて恥ずかしかったり、皆にそのことでからかわれた思い出とか。
クリスマス、手作りのケーキを一緒に食べた後、サンタクロースの格好をした私を見て、飛び跳ねて喜んでくれたのも覚えてます。
すごくいい思い出です。
愛されてるなーと思って、口角が上がっちゃいます。
おとぎ話のような輝いた日でした。
でもおとぎ話じゃない。
過ごした時間は嘘じゃない。
嬉しかった思い出だって嘘じゃない。
まるでシンデレラのような輝いた時間だったんですよ。
それなのに、あなたはそんな思い出を置き去りにして別の世界へ去っていきました。
私を取り残して。
私はあなたを追いかけることはできません。
迎えがくることのないシンデレラなんです。
どこにも行くこともできず、このままずっとこの世界の中で取り残され佇んでいるんです。
だけど、あなたは別の世界で別の好きな人を作ってその人に夢中になっています。
あなたは一目惚れと話し一生一緒にいたいと思ってる。
...私にはあなたしかいないのに。
あなたが好きで...あなたが世界の全て。
なのにあなたは私のことが夢中ではなく、視界に入ってない。
耐えられなかった。
とても嫌だった。
こんな気持ちを抱えてても、あなたが昔の愛情を私に向けてくれることはないんでしょう?
...いつかあなたは過去をふと思い出して、思い出にふけるときがあるでしょう。
そう...思い出の中に、私がいて好きだったな~とか思い返すくらい。
あなたにとってはそれくらいの思い出になっているのかもしれません。
でも、これだけは忘れないでください。
私はこれ以上増えることのないあなたとの思い出を、何度も何度も思い繰り返しながらこの世界で佇んで生き続けるんです。
ずっと書いたまま放置していたので、せっかくだから。五十嵐響子好きだったな。