龍斗たちは車で別館に戻り、駐車した後、村の住人から鬼火が見えた地点を教えてもらった。そして、地図にビデオと村の住人の証言から線が交わる場所に移動した。
龍斗「この場所だな…」
江村「確かに、距離はそんなに長くないですね…」
竈辻「それでも、約5メートル程度はあるわよ」
響野「人間が跳べる距離なんでしょうかね…」
美早希「しかも、川の流れが早いわ…」
歌音「あ、一人いるわ!!」
響野「えっ?誰ですか?」
龍斗「誰なんだ?」
歌音「吉門さんよ!高校時代に幅跳び大会で全国に行ったことあるの!」
剣待「そうなのか!?確かに、ここを跳べば別館に3分もかからない!」
剣待「となると、加津井がされた時は、あれは録画ということは?」
江村「それだと全員アリバイが…」
龍斗「いや、それは無理だ!車や歩き以外にあのロープウェイのがあるけど仮に渡れたとして、あれは、動いていないのが、夜中の12時から朝の6時だと美早希から教えてもらったんだ!」
剣待「それはいつ教えてもらったんだ?」
龍斗「日田さんたちと出会う前だよ。しかも彼女が殺された時、5時45分に本館を出て、別館は6時5分。たった5分じゃ無理だ!」
剣待「となると、録画という手段も無理か…」
歌音「じゃあ、ここを跳ぶのも…」
龍斗「こんな地形じゃ無理だ。競技場なら可能だろう。だが、地面に雪が積もってじゃ、走っても減速、もしくは滑ってドボンだ」
歌音「そっか…恥ずかしい…//」
美早希「でも、仮説を立てて排除することは悪いことじゃないわ」
竈辻「でも、この場所で何かが起きたのは間違いないでしょう?」
龍斗「そうなんだよな…あの、ここ降りられませんかね?」
竈辻「危険よ!こんなところから落ちたら下手すると死ぬわ!」
響野「これ、そこのガードレールに縛りつければ?」
龍斗「響野さん!サンキュー!おっさん、行くぞ!」
剣待「おうよ!って、俺はお前の部下でもなんでもないぞ!」
江村 (まあ、そうですよね)
そして、龍斗と剣待は下に降り、慎重に移動した。
剣待「こんな激しい川の流れを歩くのは無理があるな」
龍斗「当たり前だよ。自殺行為以外なんでもないし。でも、思わぬ宝とか見つかるかもしんねえ」
その時、上から悲鳴が聞こえた。
歌音「きゃ〜!助けて〜!」
剣待「おい…何やってんだが…」
龍斗「危ないぞ〜!?」
歌音「だって、私、中禅寺君たちの懸命な捜査してるけど、じっとしてられないわ!」
日田「ちょっと、今すぐこっちに上がりなさい!」
龍斗「そうだよ、君が思うような…」
だが、歌音は手を滑らし、落ちるが龍斗の両腕に収まった。
龍斗「おわっ!?ぐっ…ぎゃあっ!?」
歌音「きゃっ…!?ご、ごめんなさい!」
龍斗「いや…問題ありませんよ…//」 (まさか、こんな近距離で…//)
美早希「ちょっと〜!何やってんのよ!たっちゃん!真面目にやりなさいよ〜!!」
龍斗「当たり前だよ〜!!」 (美早希のやつ、妬んでるな……)
日田「このバイトの言う通りよ!いつまでの外にいると病気になるわよ!!」
歌音「分かっているわよ、日田さん!!」
龍斗「さて…川に何か…お…あれは…」
龍斗は川の途中にある石によって引っかかるなにかが見えた。近くにある木の枝で取るとロープであった。
歌音「ロープね…なんでここに…」
歌音は後ろに下がると何か踏んだ感じがした。そして、足をどけると
歌音「っ!ここにもなんかあったわ!」
歌音は、あるものを見つけた。
剣待「これは飼い葉だな…だが、途中で焦げてる…」
歌音「なんでここにこんものが…」
剣待「不法投棄かなんかか?全くけしからんもんもいるもんだ!」
龍斗「だが、お宝は2つも見つけたな!」
その様子を明川警視は双眼鏡でみていた。
明川「この寒い天候のなかやりますね…。足りない頭は足でカバーですか。しかし、私の推理に役立ってくれそうですね」
別館
暖炉部屋
剣待「このロープこそ、加津井殺しのアリバイトリックの切り札だ!犯人はこのロープで両側にガードレールに結び、つたっていけば、5分もかからず犯行は十分に可能だ!」
歌音「だけど、それじゃ、ロープを渡った後、回収はどうするの?両側に結んでたんじゃ、片方を解けても、もう片方は…」
龍斗「簡単なことさ。ガードレールの支柱にロープを引っ掛けて、大きな輪っかにすればいいのさ。そうすれば、どこか1ヶ所を切るだけで回収できる」
剣待「なるほど…」
山方 (このポンコツ刑事大丈夫か!?)
明川「やれやれ、ずいぶんと低レベルな話ですね。その方法が使われていればアリバイがなくなる人も出るでしょう。まあ、健闘を祈りますね…」
龍斗・剣待 (何しにしたんだよ!?)
歌音 「ベーよ、あのイヤミ警視!」
剣待「なあ、中禅寺!このロープなら犯行は可能だろう!?」
龍斗「…だが、これじゃ、あの『鬼火の設定がつかないんだ…。それに、あの焦げた飼い葉も…」
剣待「犯人の懐中電灯とか?」
龍斗「いや…猛烈な吹雪…そして、あの谷から200メートルはあるのにあの大きいなもんでは懐中電灯では説明がつかない」
響野「確かに…」
江村「あの大きな光、懐中電灯以外にあるんですかね…?」
日田「………」
日田は、顔色を悪くしていた。それは尋常ではないほどに…。
山方「日田さん、どうしたんですか?もしかして、風邪でも?」
日田「いや…なんでもないわ…」
しかし、その様子を雪夜叉は見逃さなかった。
犯人視点
私は、笑い飛ばすのを必死に我慢した…。ヤツの慌てようを見たとき自分がなぜ狙われるか理解したみたいだ…!
滑稽そのものだ!
今いる場所を解散した後、アイツの部屋に行くことは確定だろう…。そして、斧で何度も叩きつける…。加津井と明島を殺した斧で…。2人の叫び声…怯える声は非常に不快だ面白かった…!
さて、アイツはどう反応するか…。
そして、私は今いる部屋から解散した後、誰にも見つからないよう、雪夜叉の格好をし、斧を持った。
日田の部屋
日田「ロープを使って往復した…!?まさか…アイツが加津井と明島を…!?あの人が金を独り占めしようと思いついたら、それこそ犯行の動機じゃ…。アイツのアリバイは不明確だし…。それに、『10年前』あれは加津井と明島と私…それにアイツと一緒に…。そもそも、明島が言い出したことじゃない!!だから私は反対したのよ!それに、アノ事がバレたら…ディレクターとしての立場だけでく…下手したらクビ…冗談じゃないわよアイツらによって道ずれにされるなんて…でも…待って…現に仲間だった2人が殺されて、もし私とアイツ以外の犯行だとしたら…?」
日田は思い出した。10年前のことを…。
日田「確か、あの飛行機事故、生存者は確認されなかったけど…」
雪夜叉「……」
雪夜叉は音を立てないよう既に日田の真後ろにいた…。
雪夜叉「………」
すっ…
日田「そうよ!確か、あれは…」
ガッ!!
日田「えっ…」
ポタポタ…
日田は背中を斧で叩きつけられ…
ドサッ…
そのまま床に倒れ込んだ。
日田「がっ…えっ…」
日田は後ろを振り向き、雪夜叉の存在に気づいた。
日田「あっ……ゆ…雪夜叉……!……?」
雪夜叉「……」
日田「ひっ…!?」
すると、日田は必死に金を掴んで雪夜叉に見せた。
日田「こ…これで……許して……!」
雪夜叉「……」
すっ……
日田「っ…!!やめ」
ガッ!
日田「……」
もう一度、振り上げた斧によって日田雅未の生涯は永久に幕を閉じた。
しかし、雪夜叉の凶行は終わらず…
ブンッ!
ダンッ!
ブンッ!
ダンッ!
加津井と明島と同じように、何回も斧を振り下ろした。
日田の部屋の殺害現場はより、凄惨化とした…。
・響野風磨 (ひびのふうま)
・吉門影作 (よしかどけいさく)
・山方健人 (やまがたけんと)
・赤水歌音 (あかみうたね)
× 加津井マリエ (かついまりえ) 死因 斬殺
× 明島道大 (あきしまみきまさ) 死因 斬殺
× 日田雅未 (にちだまさみ) 死因 斬殺
・明川圭吾(あきかわけいご)
・竈辻真理子 (かまつじまりこ)
・江村松八 (えむらしょうや)
・氷川相聖 (ひかわあいせい)
原作 (アニメ・ドラマ版も含む)との違い
・録画を利用したトリックを言うのが剣持ポジに変更。 しかしそれは、一瞬で一蹴される。
・比留田ポジが殺されるとき、10年前のことを明石ポジだとしたりするなど悪辣さが目立っている。また、金で命乞いする時を部屋の中に変更。