学園七不思議殺人事件①
10年前、創立祭を1ヶ月後に控えた動山高校で、1人の女子生徒が下校中、行方不明となった。行方不明は船山 (ふなやま)ちふみ 当時17歳、高校2年生であった。この少女の失踪こそ、全ての始まりであり、動山で殺人事件が起こる…。
教室で、男子生徒がある怖い話をしていた。
男子生徒「その校舎の北側に今は封鎖されている階段があってさ、ずっと前に、ある生徒が何気なく、その階段を数えていたんだ。ところが12段あるはずの階段が13となっていて、13段目が死体だったんだよ!」
女子生徒「やだ!その子は死んでたの?」
男子生徒「ああ、それ以来、そこは階段から落ちて死んだ生徒の霊が現れて『魔の十三階段』って呼ばれるようになったんだ」
龍斗「……」
男子生徒2「他にどんな話あるんだ?」
女子生徒「それ以上やめてよ!!もし、7つ全ての不思議を知ったら『放課後の魔術師』に殺されちゃうわよ!!」
美早希「放課後の魔術師…なんか,キミ悪いわね…」
龍斗「アホらし!そんなの作り話だろ?本気にすんじゃねえつーの!!」
龍斗は屋上へと向かって行った。
屋上
龍斗「放課後の魔術師だって?そんなやつ実在するとかありえねえよ〜」
?「……」
龍斗「んっ?このパンツ……桜条 (さくらじょう)ルミ先輩ですね…」
?→ルミ「相変わらずね中禅寺君」
静かに声を話したのは、赤い髪をした、クールな女子生徒だった。
桜条ルミ (さくらじょうるみ) (18) 高校3年生
ミステリー研究会 会長
そこに、龍斗を追っていた美早希が来た。
美早希「見つけたわよ、たっちゃ…桜条先輩…」
ルミ「どうも、兎瀬美早希さん…」
美早希「……」
龍斗「どうした、嫉妬してんのか?このなかなか良い色気に?」
龍斗はルミのスカートに顔を突っ込んだ。
ルミ「やん❤️」
美早希「先生〜〜!中禅寺君が屋上で変態行為してま〜す!」
龍斗「だ〜〜〜〜!すみませんでした〜!!」
ルミ「いいのよ…まあ、その過去の幼馴染の子はおいといて…」
美早希「過去は余計よ!」
ルミ「それより、中禅寺君,お願いがあるの」
龍斗「え?」
ルミ「中禅寺君、君に解いて欲しいことがあるの。動山高校七不思議の謎をね」
龍斗「七不思議の謎?」
龍斗と美早希はミステリー研究会の部室に案内された。
美早希「私、ミステリー研究会の部室は初めて」
龍斗「…なあ、美早希、さっき桜条先輩と知り合ったことあるの?」
美早希「去年の創立祭で顔を合わせたことはあるだけよ」
龍斗「で?何で美早希が来るんだ…?」
美早希「監査役よ!!原因はさっきの変態行為だか、ね!」
龍斗「ですよね〜」
ガチャっ…
龍斗「ちわ〜す…」
?「んっ?何だお前?」
龍斗「中禅寺です。桜条先輩に言われてここに来るように…」
?「あの桜条がスカウトしたからとどういう者が来るかと思ったら、とんだ落ちこぼれの奴だな」
龍斗「ぐぬぬ…」 (事実そうだけど!!)
美早希「やっぱりそうだわ!新聞に載ってた壁原誠也さんでしょ?推理小説大賞に入賞した…作品名は…」
?→誠也「死体はかく語る…今ベストセラーの第2位さ」
壁原誠也 (かべはらせいや) (17) 高校3年生
?「壁原君は天才だよ。天才高校生作家ってね…小説マニアで小学生から読み続けているんだ」
誠也「誰かが書いたヤツは予選も通らなかったようだな…的田 (まとだ)先生がポスターをあんなところに貼らなければ尾ノ泉 (あのいずみ)お前にも1枚ぐらいはやっても良かったけどな…」
尾ノ泉裕樹 (おのいずみゆうき) (17) 高校3年生
?→裕樹「っ……」
裕樹は、その言葉に手を振るわせていた。少なくとも怒りは感じ取れる。
?「それぐらいしといたら?嫌味っぽい言葉はチームワークに亀裂が走るわよ?」
そこに、黄緑色のロングヘアーの女性が話しかけてきた。
誠也「蛇島 (みしま)、そういうのは実力を出してから言うことじゃないのか?」
蛇島友亜 (みしまともあ) (17) 高校2年生
友亜「そうかしら?実際に小説を作れるほどアナタの才能はあるか疑問だけどね…」
誠也「ほお〜…ヤケに上から目線だな…」
友亜「そういう態度するのはいいけど…後ろ…」
誠也「?……な…」
カメラを持った女性が誠也を映していた。
友亜「別に私は構わないけどカメラに映った際、そういう態度NGよ?」
誠也「っ…ふんっ!」
龍斗「というか、何やってんだ?」
?「なにも…どうぞ…続けてください…」
恥ずかしながらもそう発言した。茶色な髪色でロングヘアーであり、眉は太い。
友亜「彼女、神木佐緒奈 (かみきさおな)。アニメキャラとか好きで、他にもフィギュアをカメラで撮影している変わり者よ」
神木佐緒奈 (かみきさおな) (15) 高校1年生
佐緒奈「余計なこと言わないでくださいよ//。自己紹介ぐらいは自分で言えますから!!」
友亜「あら?ごめんなさいね」
龍斗「はぁ…」 (色々変わり者がいるな…)
誠也「しかし、これ困ったな…」
美早希「何がですか?」
佐緒奈「ああ…暗号で桜条先輩が出したんです。この謎が解けないと合宿に参加させないと言っていましたよ」
A4用紙には土が青色に染められ、→が2つあり、最後に
Sの下に64と書いてあり、赤色に染められていた。
誠也「彼女らしい気まぐれだよ、おそらく意味なんかないのさ。こうやって下手なイラスト書いて、気晴らしと言ったところか…」
龍斗「……なんだ、合宿の日程じゃん、これ…」
裕樹「へっ?」
龍斗「だって、Sと64に赤く染まらているけど、この64は昭和64年、つまりSは昭和を示す。だから、休日を指すんだ。つまり、祝日の昭和の日は29日。→は2つあるから、2日前となって、26日…。だから、合宿の日は26日から29日の間となるんだよ」
佐緒奈「本当だ…」
友亜「すごいわね、中禅寺君…。わずかな、手がかりで解くなんてね…」
龍斗「ガハハハ!楽ちん楽ちん!!」
パンパンパンパン!!
拍手したのは、ルミであった。そして、後ろに男性教師がいた。顧問であるようだ。
ルミ「見事ね、中禅寺君」
誠也「ふん、バカバカしい偶然さ」
ルミ「…彼はあの名探偵中禅寺秋彦の孫なのよ。IQ180の天才的頭脳の持ち主…」
誠也「あいつが…!?」
友亜「そういえば、オペラ座館で起きた事件を解決したって聞いたわね…あの人が…」
ルミ「それでは、部会を始めます…」
ルミ「今日の部会は、最近学校で噂になってる動山高校の旧校舎にまつわる七不思議の呪いよ」
裕樹「七不思議全てを知ってしまうと放課後の魔術師に殺されるという、あれか…」
ルミ「そう…その放課後の魔術師から校長宛てに脅迫状が届いたのよ」
美早希「放課後の魔術師から脅迫状…!?」
佐緒奈「はい、その脅迫状を桜条先輩が持っていますので…」
ルミ「ええ…内容は次の通りよ。『北の館は我が住処。手を触れる事は許さぬ。我が言葉に背かば、七つの呪いがふりかかるであろう。 放課後の魔術師』」
裕樹「北の館は旧校舎だから、それを壊すととんでもない目に遭うって事だよ」
ルミ「なぜ、そこまで旧校舎を取り壊すを阻止するのか、それを解明して創立祭に出すのよ。もちろん、七不思議の最後の1つも明らかにしてみせるわ…」
?「なあ…ミステリー研究会の顧問として言わせてもらうよ」
ルミ「はい、的田先生」
?→的田「今回の件は、さすがに賛成いたしかねる。なぜなら七不思議を知ろうとして行方不明になった生徒がいるんだ。もし君たちに何かがあったら…」
黒髭を生やした男性教師が割に入った
的田伝一郎 (まとだでんいちろう) (55) 物理教師
ルミ「科学を追求する物理の先生らしからぬ、お言葉ですね。まあご心配なく、調査は細心の注意を払いますから。皆んなもいいわね…」
ルミの言葉に、特に反対するメンバーはいなかった。
そして、解散すると、ルミは龍斗に会報を渡した。10年前のものだ。
ルミ「これ、書庫で見つけたの。ひょっとしたら、これが鍵を握っている可能性があるのよ」
美早希「勇敢なんでね。桜条先輩」
ルミ「私、中禅寺君の才能に期待してるの。あなたも謎の救命に一役買ってくれるわ、頼んだわよ!」
その彼女の表情は、熱心さと探究心という掛け合わせがあった。
ミステリー研究会 部室
ルミはパソコンで七不思議に関することを調べていたが、有力な情報を見つけられなかった。
誠也「……まだ、残っているのかい桜条?」
ルミ「壁原君…まだいたの?」
ルミは冷たい目で誠也から顔を沿らした。
誠也「相変わらず、冷たいな」
ルミ「私、頭のいい男としか好きになれないの」
誠也「俺は天才推理高校生だが?そう新聞に載っていただろ?」
ルミ「そうね、それが本当に実力だったら素敵だったのにね…」
誠也「っ!…」
ルミ「話はそれだけ?まあ…次の選考、アナタの名前が入っているといいわね…じゃないと…皆んなからの目が変わっちゃうわよ?」
誠也「………失礼した!!」
誠也はそのまま帰ろうとしたが、友亜と会った。
誠也「蛇島…」
友亜「……その顔、恐らく、桜条先輩から何か言われたんでしょ?例えば…あなたが作った小説のことに関してとから」
誠也「なっ…」
友亜「図星ね…まあ…アナタのやることに口出しはしないけど…もし、実力はニセモノだったら……『盗作』被害という言葉が出回るかもしれないわね…」
誠也「っ!黙れ!!俺は…落ちたりなんかしねえよ!」
友亜「ふっ…まあ、威勢は認めてあげるわ……じゃあね…」
佐緒奈「……どうやら、彼には裏がありそうだな…」
佐緒奈は、さっきのことをカメラに収めていた。
ミステリー研究会 部室
ルミは残り続けており、詮索を諦めてなかった。
ルミ「私の推理が当たっているとしたら…恐らく…」
その時、部屋中が揺れた…。
ルミ「……地震かしら…」
次第に、揺れは酷くなっていく…
ルミ「机の下に避難しておきましょう…」
しばらくして、揺れは収まった。しかし、本、資料、荷物が床に落ちた。
ルミ「……全く、ボロいわね、この校舎……」
その時、ルミはあるものを見つけた。
ルミ「っ!こ…これは………その通りだったのね…分かったわ…七不思議の謎が…」
犯人視点
まずい…アレを見られた…世に出れば間違いなく、過去のことがバレる…!!
そうなれば、もう2度と世の中で生きていくことはできないに等しい…!!
しょうがない…世に出ない方法…それは…
放課後の魔術師は手にロープを持ち始めていた。
龍斗の家
プルルルル!!
龍斗「はい、中禅寺です」
ルミ「私よ。桜条ルミ」
龍斗「桜条先輩!」
ルミ「ついに分かったわ!七不思議最後の一つが!」
龍斗「ホントですか!?」
ルミ「ええ、面白いもの見せてあげる!」
ルミはスマホの電源を切ると自信満々な表情を浮かべた。
ルミ「全て私の推理通りだったわね…でも…あんな恐ろい秘密までも…彼も驚くわ…まさか、旧校舎にアレを隠し続けていたなんてね…」
放課後の魔術師「……」
背後に放課後の魔術師がいたことを桜条ルミは知ることはなかった…。
容疑者リスト
・桜条ルミ (さくらじょうるみ) CV:田中理恵
キャラデザ:ペルソナ3の桐条美鶴
・壁原誠也 (かべはらせいや) CV:谷山紀章
キャラデザ:文豪ストレイドッグスの中原中也
・尾ノ泉裕樹 (あのいずみゆうき) CV:小野大輔
キャラデザ:涼宮ハルヒの憂鬱の古泉一樹
・蛇島友亜 (みしまともあ) CV:林原めぐみ
キャラデザ:ポケモンBWのツタージャ
・神木佐緒奈 (かみきさおな) CV:松井恵理子
キャラデザ:アイドルマスターシンデレラガールズの神谷奈緒
・的田伝一郎 (まとだでんいちろう) CV:大塚周夫
キャラデザ: 忍たま乱太郎の山田伝蔵
過去に関わる人物
船山ちふみ (ふなやまちふみ) CV:井上喜久子
キャラデザ:ドラゴンクエスト5のフローラ
原作 (アニメ版ドラマ版を含む)との違い
・鷹島ポジの性格が、はっきり言う性格になってる。
・佐木ポジを女性に変更
・暗号の問題を変更