中禅寺少年の事件簿   作:ターオン

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オペラ座館殺人事件⑤

龍斗「はあ〜、俺はどうすればいいんだ…?このまま黙って、見てるだけしかできないのか…?」

 

 

龍斗は考え込むが、未だに2つの事件の謎が解けない…

 

 

そんな彼が取った行動は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍斗「よし、シャワーして気分転換だ!」

 

 

 

お前のシャワーシーン誰得?

 

 

 

龍斗「ほっとけ!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

龍斗「ふう〜、やっぱりこれはこれで落ち着くな…」

 

 

 

龍斗はシャワーして気分を落ち着かせていた…。

 

 

その後、風呂に入り、しばらくすると…

 

 

 

 

ポタッ…

 

 

 

龍斗「…?水滴…それも2階から…?」

 

 

 

ポタッ…

 

 

 

龍斗「あそこは、確か佐方先生だったな…。締め忘れなんかするのか?」

 

 

 

龍斗が見上げたのは、天井から水滴が漏れていることだった。この上は佐方先生の部屋だったが、彼女が締め忘れることはありえないと思った。

 

 

 

しかし、その水滴の色はやがてありえない色に変色し始めた。

 

 

 

なんと、色が赤に変わったのだ…。いや、赤黒くと言った方が正しい…。

 

 

 

 

龍斗「あれは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

血…!?」

 

 

 

龍斗「まさか、次は佐方先生が!?」

 

 

 

龍斗はすぐに部屋から出て、服を着用し、美早希を呼びに行った。

 

 

龍斗「美早希!美早希〜!」

 

 

美早希は部屋から呼び出す声でドアを開けてくれた。

 

 

美早希「なんなの!?急に大声出して!?」

 

 

龍斗「佐方先生に何かあったかもしれない!俺が風呂に入ってたら、天井から漏れ出した水滴が赤黒くなってたんだ!」

 

 

美早希「本当なの、たっちゃん!?」

 

 

 

龍斗「ああ!!美早希、お前は皆んなを呼んでくれ!」

 

 

 

美早希「う、うん…!」

 

 

龍斗は佐方先生の部屋に急いで駆け込んだ。鍵は掛かっておらず、簡単に入れた。そして、部屋の浴槽室に入り、見たモノは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐方「……」 プカプカ………

 

 

 

 

佐方愛夏の撲殺死体だった…。

 

 

 

彼女の遺体は血の池と化した浴槽の中で海草のようにただよっていた。後ろから突然、頭をかち割られた彼女は一体自分の身に何が起こったかも理解できず、ただ、倒れ込むことしかできなかったであろう…。

 

 

 

裕谷「さ、佐方先生…」

 

 

行彦「こ、後頭部を思いっきり割られている…!」

 

 

 

その死体の姿に富重は外に出てしまった。後から吐く音が聞こえる…。

 

 

剣待「おい、誰かオーナーを呼びに行って来い!いつまでも水浸しじゃ気の毒だぜ!」

 

 

美早希「水…あっ!あれだわ!3人目の犠牲者は水に引き込まれて溺死させられる…!」

 

 

 

龍斗・美早希・忠和以外「「「「「っ!!!!!」」」」」

 

 

 

剣待「また、歌月のヤツか!!」

 

 

 

龍斗「……いや、それは違うぜ」

 

 

行彦「なんでそう言い切れるんだよ?」

 

 

 

龍斗「死体をよく見ろよ。頭から血が出てるんだぜ。要は撲殺されている…。そもそも、水死に見立てるなら撲殺なんて手段は使うわけないだろ?」

 

 

裕谷「いや、そもそも相手は2人殺してるんだぞ!?日崎は頭を一部を落下照明器具で潰されて、そして桐口は首を絞められている。そんな行為をするヤツは異常者なんだよ!理屈をいくら立てたって意味ないだろ!?」

 

 

龍斗「いや、異常者なんかじゃない。いたって、頭のいいヤツさ!それに、佐方先生の爪をよく見ろ」

 

 

調べてみると、右手の中指が他の指と違って爪の色がそのままである。他の爪は赤で塗られているにも関わらずだ。

 

 

龍斗「先生は、つけ爪をしていたんだ。しかも音楽の先生だからね。爪が伸びるとピアノは弾きにくい」

 

 

剣待「つまり、何が言いたいんだ?」

 

 

龍斗「鈍いおっさんだな、つけ爪をしたまま風呂なんか入るかよ!」

 

 

 

剣待「じゃあ犯人は被害者を撲殺した後、服を脱がし、その後、風呂に放り込んだのか。だが、つけ爪のことは目に入ってなかったんだな」

 

 

 

龍斗「そう、今回の殺人は予定外のアクシデントだったんだろ。彼女の衣服は…あった。ほらな、先生が来ていた服が最後見た時と全く違う!。要するに、彼女は全く別の場所で殺されたんだ!血が付いた衣服はもう処分しているんだろうけど…」

 

 

行彦「別の場所…?じゃあ、撲殺して今度は沈めるなんて…原作よりも鬼畜な行為じゃねえか…!」

 

龍斗は佐方先生の衣服を調べた。すると、ストッキングから多少の埃を見つける。

 

 

龍斗 (これは…埃…じゃあ、殺された場所は人が滅多に踏み入れない場所!先生は一体どこで何を見たんだ?)

 

 

龍斗「皆んな…恐らく先生は、何が重要な証拠を見つけてしまったと思う。だが、犯人に見つかり口封じに殺された。そして、今までの殺人のように偽装したんだ…。無理はあったけどな…」

 

 

修乃「じゃあ、俺たちも何か重要な物を見つけたら彼女みたいに…!?」

 

 

富重「違うさ…!きっと理由構わず殺されるんだよ…!月光冬音の恨みは一生途切れることはないんだ!」

 

 

美早希「たっちゃん…まだ、月光さんのことが離れられないらしいわ…」

 

 

剣待「ともかく…これ以上現場を荒らすな!とったと部屋に戻れ!」

 

 

 

 

 

剣待警部に促されるまま、龍斗たちは自分の部屋に戻った。




現段階


× 佐方愛夏 (さがたあいか) 死因 撲殺
× 日崎昌絵 (ひざきまさえ) 死因 圧死
布形行彦 (ふがたゆきひこ)
× 桐口芳美 (きりぐちよしみ) 死因 絞殺
黒寺忠和 (くろでらただかず)
土森裕谷 (つちもりゆうや)
乙川涼香 (おとかわりょうか)
仙川富重 (せんがわとみしげ)
神俊修乃 (かみどしおさの)
剣待勇悟 (つるまちゆうご)


原作 (アニメ・ドラマも含む)との違い

・緒方ポジが美雪ポジにカンニングの事を言ったとき、美雪ポジは大激怒で否定している (美早希のキャラデザの性格によって)
・劇場に入った緒方ポジはスマホのライターではなくスマホのライトを使っている
・シャワーに入るのは一ポジ
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