3日間俺は模試を受けずに過去問を解き続けた
第3次学力試験まで、残り2日
第5回。第3次学力試験模試
ハナコ─100点
ヒフミ─94点
アズサ─90点
コハル─88点
そら──86点
「やりました!アズサちゃん!90点に行けましたよ!」
「うん。頑張った」
「コハルちゃんもそらちゃんもあと少しですし!」
「実力でナギサ様を見返すのだって出来ますよ!」
みんなはそう言ってても、俺が納得してない....あと少し....あと少しなんだ....
「そら、あと少しなんだし、少し休んだ方がいいんじゃない?」
「いえ....そのあと少しに届かないと意味がないんです.....!」
「そらちゃん....」
「私のせいで、皆さんが退学になるのは嫌なんです....!だから....」
「だからと言って5日も寝ずに勉強はいけません。」
「そうだよ。一旦寝て、頭を整理しないとダメだよ」
「でも....」
「でもも何もありません」
俺はハナコちゃんに抱えられ、ベットに寝かされ、布団にくるめられた。
「ハナコちゃ...!」
ハナコちゃんに布団から出してもらおうとした時、ハナコちゃんに抱きしめられた
「そらちゃん....みんな、寝ずに頑張るそらちゃんを見て心配してたんです。」
「でも....」
「そらちゃんはシャーレの生徒なのになぜ、私たちのことにここまで向き合ってくれるんですか?」
「それは....困ってる人がいたら助けたい....それ以上に、今は友達の役に立ちたいと思ったからです....」
「そらちゃんが言うには、私は....私達は友達なんですよね?」
「それはもちろんです」
「でしたら、私達もそらちゃんを助けたいです。そらちゃんの役に立ちたいです。」
「ハナコちゃん....」
ハナコちゃんが俺を抱きしめる力を強くする....
「私達は友達です....だから....頼っても良いんですよ...」
泣きそうな声のハナコちゃんの声を聞いて馬鹿な俺はやっと気づいた....
「心配...させちゃってたんですね....」
「はい...心配したんですよ...」
あぁ、俺ってなんて馬鹿なんだろう....もしコハルちゃんやヒフミちゃんが俺と同じことをしようとしてたら俺は確実に止めてた....多分...俺は"馬鹿"なんだと思う
「ごめんなさい...明日からは...頼ってもいいですか?」
「勿論です、だから今日は休んでください。」
「ありがとうございます....」
俺は...みんなのことは友達だと思う....だから...心のどこかで頼っちゃいけないと思ってた...でも...違ったんだ....
「私って...本当に"馬鹿"だなぁ...」
「はい、そらちゃんはお馬鹿さんです♡」
「あはは..間違えないですね....おやすみなさい」
俺はそう言って眠りに落ちた