「アビドス自治区の関係書類を持ってきました!これを....」
「な、何この雰囲気」
「何かあったんですか?」
「...とりあえず、多分今は大丈夫だよ、おかえり、2人とも」
「う、うん、ただいま...って今はそれよりも!とんでもないことが分かったの!」
「はい、皆さん、まずはこれを見てください!」
俺たちは目の前に出された書類に目を通した.....
「これは、地図?」
「アビドスの直近の取引が記録されている、アビドス自治区の土地の台帳地籍図と呼ばれるものです」
「簡単に言えば、土地の所有者を確認できる書類と言ったところです」
「そんなものがあるんですね...でも書類なんて見なくても、アビドスの土地はアビドス高校の物ですよね?」
「私もさっきまでそう思ってた!でも違ったの」
違った?じゃあ誰の土地なんだ?
「午前中にお見舞いに行った時、大将から聞いたんです」
どんなことを聞いたんだろ
「アビドス自治区のほとんどが......私たちの学校が所有していることに、なっていませんでした」
は?アビドス自治区なのにアビドスが所有してない?.....頭がこんがらがってきた
「どういうこと?アビドス自治区がアビドスの所有物じゃないって、そんなわけ...」
「これ.....って事は」
「現在の所有者は...」
「カイザーコンストラクション..そう書かれています」
は?アビドスの土地がカイザーの物!?どうして..?
「カイザーコンストラクション...カイザーコーポレーションの系列ですか!?」
「アビドス自治区を、カイザーコーポレーションが所有してるなんて....そんなの、ありえるんですか!?」
「一応.....ありえる話ではあります」
「じゃ、じゃあ柴関ラーメンもですか?」
「はい、大将はその事を知っていて、ずいぶん前から退去命令も出ていたそうで...大将は、もともと店を畳むことを決めていたそうです」
「そんな....」
「すでに砂漠になってしまった、本来のアビドス高校本館とその周辺、そして、まだ砂漠化が進んでいない市街地まで...所有券がまだ渡っていないのは、今、本館にしているこの校舎と周辺だけです...」
「いったい誰がこんなことを....」
「....当時のアビドス生徒会、でしょ」
え?生徒会が?
「学校の資産に議決権は、生徒会にある、つまりそれが可能なのは生徒会だけ」
「はい、取引の主体は、アビドスの全生徒会でした」
「そんな...生徒会って学校を守るために動くんじゃないんですか!?」
「当時はそれくらいしないといけない状況だったってことでしょ」
「アビドス生徒会は2年前に無くなったんじゃ....」
「はい、生徒会が無くなってからは、取引は行われていません」
「ホシノ先輩は、何か知ってる?」
「あ!そうです!ホシノ先輩も、アビドス生徒会でしたよね?」
「「そうだったの!?」」
セリカさんとハモった
「それに、最後の副会長だったと聞きました」
「うへ〜、確かに私は生徒会だったけど、私が生徒会に入った時はもう、生徒会の人達ほとんどやめちゃってたから....それに、最後の生徒会って言っても、新任の生徒会長と私の2人だけだったし......何も知らずにバカやってただけだよ...」
書きだめ作っておきたいけどそんな時間がねぇ