「じゃあこの辺りにホシノさんが....」
「きっとこの辺りに...」
アヤネさんの言葉が途中で途切れた。
「ここは...」
「この痕跡...多分学校、だよね?」
こんなところに痕跡があった学校なんて...いや、一つだけある。
「砂漠の真ん中の学校...じゃあ、ここって...」
「ここは、本来のアビドス高等学校本館だ。」
そう言ったのは無数のPMC兵士を連れた、カイザーPMCの理事だった。
「よくぞここまで来たものだ、アビドス対策委員会。」
「敵の増援多数...」
「この量...まずいですよね....」
「はい。おそらく敵側の動ける全兵力が....」
「そんなに!?じゃあカイザーはここで総力戦の持ち込むつもりですよね」
「はい。その可能性がたかいです」
「砂漠化が進行し、捨てられたアビドスの廃墟...ここがかつてギヴォトスで1番大きく、強大だった学校の残骸だ。ここにゲマトリアは、ここに実験施設を立てることを要求した。」
ゲマトリア...?なんだ?....何処かで...いや、女神のつくったこの体が.....?
「実験施設...!?」
アヤネさんのその言葉で冷静になった、ホシノさんが危ない....!
「そんなことより、ホシノさんはどこ!」
「堪え性の無いガキだ...あの副会長なら向こうの建物にいる。」
そう言ってカイザーの理事が指を指した建物の前にはPMC兵士が大量に並んでいた。
「もしかしたら、すでに実験が始まっているかもしれんがな。彼女の元へ行きたいらば、私たちのことを振り切っていけばいい。君たちの力でそれができるなら、の話だかが。」
「この兵力...安易に通してくれそうにないですね....」
「シロコさん、残ってる手榴弾貸してください、私がアイツら潰します」
「ん、それなら私が───」
シロコさんがそう言った瞬間爆発音が鳴り響いた
「今度はなに!?」
爆発の煙と砂埃から出てきたのは便利屋64の皆さんだった
「じゃーん!やっほ〜☆」
「便利屋のみなさん!?」
「やっと落ち着いたけど、みんな集まってるし、もしかして大事なシーンに割り込んじゃった?」
「....こっそり助太刀しようと思ったけど、そう上手く行かなかったわね。」
さすがアルさん!なんかかっこいい!!
「ナイスタイミングです!ムツキさん!」
「くふふ、そう?」
「このタイミングで登場、ということは...!」
「そういうことですよね!」
「ふふっ、勘だけは鈍っていないようね、対策委員会。私たちがここに来た理由なんて、決まっているでしょう?......ここは私たちに任せて、先に行きなさい!!」
「ありがとうございますアルさん!ちょっぴり見直しました!かっこいいです!」
「全部終わったら....その時は一緒にラーメン食べに行くわよ、便利屋!」
「ん、ありがとう」
カイザーの理事はなぜかそらちゃんのこと死ぬほど嫌いです。まだ子供だからね