星屑のアーカイブ   作:そーさん

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休みが少ないよぉ


クソゲー?神ゲーだよ!

 

「本当に!?ちょっと待ってて、すぐにセッティングするから!」

 

そう言ってミドリさんはゲームの準備をしているが...大丈夫なんだろうか...クソゲーランキング1位のゲームなんてやらせて...

 

「よし!準備完了!アリスちゃんこれで出来るはずだよ」

「ミドリ、そのゲームもうひとつ無い?」

「え?ありますよ。でも、何でですか?」

「そらにもさせてみたくて。」

「え!?いいんですか!?」

「うん。いいよ」

「アリスは、ゲームを始めます」

「じゃ、じゃあ私も」

 

俺はミドリさんからゲームのコントローラーを受け取り、アリスちゃんの横でゲームを始めた

 

「タイトルから分かるかもしれないけど、このゲームは童話テイストで色彩豊かな王道ファンタジーRPGなの」

 

王道ファンタジーPMCってあんまりやった事ないから楽しみだ....へぇ〜Bボタンで武器をゲットするゲームは珍しいな....

 

「Bボタン....」

「ふぁ!?」

 

Bボタンを押した俺とアリスちゃんの画面にはgameoverの文字がでてきた...

 

「あはは、本当はここで指示通りじゃなくて、Aボタンを押さなきゃいけないの!」

 

モモイさん...いつの間に帰ってきてたんだ...

 

「お姉ちゃん..いつの間に帰ってきてたの...それにしてもあそこの部分はちょっと酷い気がする...」

 

俺は深呼吸をしてその場から立ち上がり、カバンからメモ帳を取り出した

 

「そらちゃん...?」

「もしかして、怒らせちゃった...?」

「クソゲーランキング1位の理由がわかった気がします。なので....ちょっと全力で攻略してみせます。」

「そらがすごいやる気になってる!」

 

今ので完全に俺のゲーマー魂に火がついた、絶対クリアしてみせる!そう思って、俺はさっきgameoverになった原因をメモして、ゲームを再開した

 

「アリスもゲームを再開します」

 

 

 

 

2時間後

 

「や、やっとクリアした...」

「そら!凄いよ!私たち開発者からのアドバイスなしで2時間でトゥルーエンドに行くなんて!」

「ふっ。この程度よゆーです。」

 

そう言ってアリスちゃんの方を見てみるとまだ、頑張っていた。そこ結構詰まったんだよな

 

「アリスちゃん!頑張って!あと少しだから!」

「リブート開始、プロセス回復。」

「それって大丈夫なんですか...?」

「そらは集中しすぎて聞こえてなかったかもだけど、ずっとそうやってたよ」

「これが、ゲーム....再開します!」

「頑張ってください!アリスちゃん!」

 

更に1時間後

 

アリスちゃんもゲームをクリアしていた

 

「すごいよアリス!」

「頑張ってましたもんね!」

「それもそうだけど、アリスちゃんの喋り方のパターンがゲームをする度に多彩になってきてる」

「勇者よ、汝が求めるならば、それを肯定しよう。」

「ゲームから覚えたせいで、ちょっとままだ不自然だけど...言葉を羅列してただけの時よりは、マシになってると思う!」

「アリスちゃん、よく頑張りました!」

 

俺はアリスちゃんの前に手を出した

 

「?」

「ハイタッチです!こうやって手と手でタッチするんです!」

「理解しました!」

 

そうやって、俺とアリスちゃんでハイタッチをした

 

「ところでその。こういうのを面と向かって聞くのはきん緊張するんだけど...」

「どうかしました?」

「「わ、私たちのゲームどうだった?2人とも!」」

「難しいですね..」

「えー!?」

「ふふ。冗談です!これは....神ゲーです!最っ高に面白かったです!記憶を消してもう1回やりたいすで!」

「良かったよ〜アリスはどうだった?」

「説明不可。」

「え、ええっ!?なんで!?」

「まあ、確かに万人受けはしなさそうですもんね...」

「ですが、面白さ....それは確かに存在...」

「良かったです!面白かったですもんね!」

「肯定。勧めれば進めるほど、まるで別の世界を旅しているような...夢を見ているような、そんな気分...もう一度..」

 

そうありすちゃんが言っていると、アリスちゃんの目に涙があった

 

「アリスちゃん...?」

「ええっ!?」

「あ、アリスちゃん!?どうして泣いてるの!?」

「決まってるじゃん!それぐらいが私たちのゲームが感動的だったってことでしょ!!」

「あのゲーム感動的と言うよりギャグよりのゲームでは...?」

「う、うん。ギャグよりのRPGだったと思うけど...」

「ありとがうアリス!その辺の評論家の言葉より、100倍嬉しいよ!あ〜、早くユズにも教えてあげたい!」

「ちゃ、ちゃんと、全部見てた。」

 

がそんな声が聞こえたと同時にゲーム開発部の部室のロッカーが開いた...なになになに、お化け!?そう思い俺はアリスちゃんに抱きついた...怖い...

 

「え?ロッカーが勝手に開いて...」

「お、お化け!?」

 

俺がそう言った瞬間ロッカーの中から赤い髪で俺より数センチ位高い子が出てきた

 

「あ!ユズ!」

「ユズちやん、あれだけ探しても見つからなかったのに!いつからロッカーにいたの?」

「み、みんなが、廃棄から帰ってきた時から...」

「いだいぶ前じゃん!?その時からずっとロッカーにいたの!?...あ!もしかして、そらちゃんとアリスちゃんが怖かったから?モモトークで連絡してくれたらよ良かったのに...」

「あ、2人は初めてだったよね。この人が私たちゲーム開発部の部長、ユズだよ」

「よろしくお願いします。」

 

そう言って俺が頭を下げると、ユズさんが俺たちの方に近づいてきた

 

「?」

「あの、どうかしました?」

「えっと、あの、その...あ、あ、あ....」

「「あ...?」」

「....ありがとう。ゲーム、面白いって言ってくれて...もう一度やりたいって言ってくれて...2人とも、本当にありがとう。」

 

俺とアリスちゃんが首を傾げる...どういう意味?面白いものに面白いって言うのは普通だと思うけど...

 

「面白いとか、もう一度やりたいとか...そういう言葉がずっと聞きたかったから....」

「面白いものに面白いって言うのは普通じゃないですか?」

「ありがとう...」




2回投稿したかったからその分長くなっちゃった

今と前どっちかが見やすい?

  • 今、セリフでそれ以外で空けるやつ
  • 前、セリフとそれ以外で空けない
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