「これは...」
「なんでしょうね、これ。」
そう言って謎のでかい機械をアリスちゃんと眺めているとメガネをかけた人が近ずいてきた。説明してくれるのかな?
「ふっふっふっ...お客さん、お目が高いですね。」
「え、えっと?」
「説明が必要なら、いつでもどこでも答えを提供!エンジニア部のマイスター、コトリです!」
アリスちゃんの頭にハテナが浮かんでる...
「あなたがアリスですね。ゲーム開発部、4人目のメンバー」
「あ、コトリちゃん久しぶり。ところで、アリスちゃんが見てる子の大きいのはなに?まるで大砲みたいだけど...」
「いい質問ですね、ミドリ。これはエンジニア部の下半期の予算の7割を使って作られた...宇宙戦艦搭載用レールガンです!」
「宇宙戦艦搭載用レールガン!?じゃあ宇宙戦艦があるってことですか!?」
宇宙戦艦!!そんなの男のロマンが詰まってるじゃないか!人の夢!
「宇宙戦艦って、たしか前にもコールドスリープしようとして、冬眠装置作って大騒ぎした挙句、みんなして風邪ひいてなかった?」
「その未来直行エクスプレスなら今でもよく使ってるよ。冷蔵庫としてだがね。」
「そらちゃんの質問に答えるために話を戻しますと、エンジニア部は今、ヘリコプターや汎用作業ロボットに続いて、宇宙戦艦の開発を目標としているんです!」
「そんなに凄いものを!もっと詳しく聞きたいです!」
「...なんか凄いそらちゃんの目が輝いてる...」
「ふっふっふっこのレールガンは、その最初の1歩です。大気圏外での先頭を目的として開発された実弾兵器!これはミレニアム史上、明らかに類を見ない初の試みです!」
「かっ、かっこいい!やっぱり大気圏外での戦闘を目的として作られてるってだけどロマンがあります!」
「うんうん。流石ミレニアムこエンジニア部!今回は上手くいってるんだね!?」
「もちろんです!....って言いたいところだったんですが、今はちょっと中断してまして...」
そんな...宇宙戦艦....男のロマン....人の夢....かっこいいレールガン....
「明らかにそらちゃんが悲しそうにしてる...」
「うぅぅ、いつもの事ながら技術者たちの足を引っ張るのは、いつの時代も想像力や情熱の欠如ではなく、予算なんです....」
「よ、予算...」
俺もお金はあんまりないし....シャーレで出た給料の八割はアビドスに寄付してるからお金が....
「このレールガンを作るだけで下半期の予算の7割もかかったのに、宇宙戦艦そのものを作るには、この何千倍の予算がかかることやら...」
「そんなの計画段階で分かることじゃん!どうしてこのレールガン、完成まで持って行っちゃったのさ!?」
「愚問だね。モモイ、.....ビーム砲は、ロマンだからだよ。」
「そうですよ!モモイさん!ビーム砲やビームサーベルは人の夢です!」
「その通り!そらちゃんはロマンがわかってますね。ビーム砲の魅力が分からないなんて、これだからモモイは。」
「バカだ!頭いいのにバカの集団がいる!...そしてそらはなんであっち側なの!?」
「そう言えば、このレールガン、名前とかあるんですか!?」
「うん。あるよ、エンジニア部の情熱が注ぎ込まれた、この武器の正式名称は...」
俺は唾を飲む
「正式名称は...」
「光の剣:スーパーノヴァ!」
「また大袈裟な名前を...」
「......か、かっこいい!!光の剣!凄くかっこいい!」
「ふ、普段仕事してる姿からは考えられないくらいそらが、興奮してる!?」
「そんなに驚くことなの!?先生?」
「うん。普段のそらは基本的に教えたことも直ぐに覚える頭のいい優しい子なのに、こういうのになった瞬間興奮してる....」