「アリスはこれが欲しいです。」
レールガン改めスーパーノヴァを指さしながらアリスちゃんが言った...アリスちゃんもロマンがわかったのか!
「え?」
「偉大なる剛鉄の職人よ、あの龍の伊吹がほしいのだ。」
「うーん、そう言ってくれるのは嬉しいんだけど...」
「申し訳ないのですが、それはちょっとできない相談です」
でしょうね。そもそもウタハさん達が言うにはあれは宇宙戦艦搭載用レールガンだ、そんなもの人間が持てるとは思えない。それにエンジニア部の予算の7割を使ったって言ってたし流石に無理でしょ....アリスちゃんが使ってるのは見たいけど...
「何で!?この部屋のものなら何でも持って行っていいって言ってたじゃん!」
「それには理由があって...」
「理由...?もしかして、アリスのレベルが足りてないからですか!?...装着可能レベルを教えてください!」
「いや、悪いがそういった問題じゃなくてだね...もっと現実的な問題なんだ。」
「現実的な問題....?お金?心配しないで!アリス。私がミドリのゲーム機を売り払ってでも...」
「自分のゲーム機は売らないんですね...」
「そうだよ!お姉ちゃん!」
「いや...悪いが、お金の問題でもないんだよ。」
「現実にお金以上の問題なんてないでしょ!」
「まあ、制作における予算という意味では、ある程度同意するけれど...」
「モモイさん、このスーパーノヴァは元々宇宙戦艦搭載用レールガンに作られたって言ってたでしょう?」
「そら言いたいことどうりだ。まずこの武器は、個人の火器として使うのは大きくて重すぎる。」
まあ、個人の火力なら俺の宝具も負けてないんだけどね。
「なんと、基本重量だけで140kg以上です!さらに光学照準器とバッテリーを足した上で砲撃を行うと、瞬間的な反動は200kgを超えます!」
「これをかっこいいと言ってくれただけで、私たちは嬉しいよ。ありがとう。持って行けるのならば、本当は上げたいところなんだけど...」
アリスちゃんが何かを思い付いたかのようにウタハさんに近づいて行った...なにかあるのかな?....まさかあれを撃てるようになるまで鍛えてくるとか言い出さないよな!?
「....汝、その言葉に一点の曇りもないと誓えるのか?」
「ん?この子、また喋り方が...」
「多分本当なのかって聞いてるんだと思います。」
「もちろん嘘は言っていないが....それはつまり、あれを持ち上げるつもりかい?」
アリスちゃんがこくりと頷き、スーパーノヴァに近づいて行った
「流石に無茶だよ!?アリスちゃん!」
「問題ありません!この武器を抜くもの....この地の覇者になるであろう!」
「無茶はしない方がいい、クレーンでも使わないと持ち上がらな.......」
「え?」
アリスちゃんがスーパーノヴァを持ち上げた!?140kgだぞ!?嘘でしょ!?
「持ち上げられました!」