「でもそれには問題がある」
「問題...?」
「鏡は生徒会の差押品保管所に保管されてるんだけど。そこを守ってるのが実はね...」
「凄いセキュリティなんですか?」
「セキュリティじゃなくて、メイド部」
「メイド部?」
メイドと差押品保管所を守るのに関係ってあるのか?
「ああ、C&Cのことだよね?」
「C&C?」
「ミレニアムの武装集団、メイド服で優雅に相手を清掃することで有名なんだよ!」
「そうそう!まあ些細な問題なんだけどさ〜」
「なるほど....諦めよう!ゲーム開発部!回れ右!」
「待って待って!諦めないでよ!G.Bibleが欲しいんでしょ?モモ」
「欲しいけど...だからってメイド部と戦うなんて冗談じゃない!」
「そんなにヤバいんですか?そのメイド部って」
「やばいなんてもんじゃないよ!まだ、走ってる列車に乗り込めとか、火山に飛び込めって言われた方がましなレベル!」
「あんまり、ピンとこない...」
「でも、モモ達が手伝ってくれないと、あたしが部長に怒られちゃう!...あ、あと、ゲーム開発部も終わりだよ!このままじゃ廃部になっちゃうんでしょ!?」
「廃部は嫌だけど...でもこれは、次元が違う。」
モモイさんがここまで嫌がるって...どんだけやばいんだメイド部....
「C&Cによって壊滅させられた過激団体や武装サークルは数え切れない....知ってるでしょ?」
「最後には痕跡すら残さず、綺麗にされる.....有名な話だね。」
「めちゃくちゃヤバいじゃないですか!?痕跡すら残らないって...」
「確かに部活は守りたいけど、それよりもミドリにアリス、ユズにそらの方が圧倒的に大事!危険すぎる!」
「モモイさん...」
「待ってよ!C&Cが危険なのは分かってるって!あたし達はゲヘナの風紀委員会でも、トリニティの正義実現委員会でもないんだから、バカ正直に正面から喧嘩しようって訳じゃないよ!」
「なにかメイド部を倒す作戦があるんですか?」
「そもそもあたし達の目的はメイド部を倒す事じゃなくて、差押品保管所から鏡を取ってくることなんだよ!」
「でも、メイド部が守ってるんでしょ?そんなに変わらないじゃん!」
「確かにそうだけど....でも、可能性のない話じゃない。」
「私の盗聴によると、現在のメイド部は完全な状態ではありません。」
「え?」
万全じゃないなら行けそう....?
「メイド部はミレニアム最強の武力集団。メイド部がミレニアム最強って言われてるのは、確かにすごい強いエージェントがいるってのもそうだけど、1番はメイド部の部長、コールサイン・ダブルオー....ネル先輩がいるから。」
「ネル先輩がいる以上あたし達に勝ち目は無い。」
「じゃあ無理じゃないですか?」
「いるなら...ね、今彼女はミレニアムに居ない」
「え?なんで!?」
「個人的な用事でミレニアム外構にいるんだって」
「正面衝突を避けて、鏡だけを奪って逃げる...う〜ん...」
「どうします?みなさん」
「やってみようよ、みんな。」
「えぇっ!?でもネル先輩が居ないからって、相手はあのメイド部だよ!?」
「分かってる。でも....このままゲーム開発部を無くす訳にはいかない。....あそこは...ゲーム開発部は...みんなで一緒にいるための、大切な場所だから。だから、少しでも可能性があるなら、私はやってみたい」
「もしメイド部と対峙する事になったら私がやっつけます!」
「そら...」
「アリス達ならできます。伝説の勇者は...世界の滅亡を食い止めるために、魔王を倒します。アリスは計45個のRPGをやって...勇者たちが魔王を倒すために必要なことを知りました。」
「必要なこと?レベルアップ?」
「最強の装備ですか?」
「盗聴?」
「EMPショックとか!?」
「プ、プレイヤースキルとかかな?」
「ち、違います...一緒にいる、仲間です!」
「アリス....うん。....やろう!生徒会に潜入して、鏡を取り戻す!」
パヴァーヌ2章かエデンどちらを先にやるか
-
エデン条約
-
パヴァーヌ2章
-
それより閑話やれ