ハッピーエンドになるには....
俺はどこかのパーティー会場のような所にいた....どこ?ここ
「どこ?ここ」
「君にはエデン条約について話した方が良さそうだね」
金髪のキツネ耳の人が俺に話しかけてきた
「えっと、あなたは?」
「私はセイアだ...恐らく覚えて忘れてしまうだろうが...」
「忘れませんよ!私こう見えて記憶力がいいんですよ!」
「そうか..」
「そういえば....エデン条約ってなんですか?」
「ゲヘナとトリニティがいがみ合っていると言うことは知ってるかい?」
「あんまり仲良くないんですよね」
「ああ、....つまるところ。「もういがみ合うのはやめよう」という約束だ。」
「仲良くなるんですか!?」
「執着に近い敵対関係....これを終わらせられるかどうかは分からない...だが互いに互いを信じられないがゆえに、積み重なり続けた憎悪を解消するためのプロセスだ....」
「?えっと....?」
「...もっと簡単に言おう、つまりゲヘナとトリニティの平和条約だ。」
「平和の方がいいですもんね!」
「ああ、同感だ。だが、連邦生徒会長の失踪をきっかけに、この条約はなんの意味も無くなってしまった。」
「そんな...」
平和が1番だと思うし、平和は好きだ....だけどいつも平和は崩れる....
「平和になって欲しいです....」
俺がそう言うとセイアさんは古則の5つ目を話してくれた.....まあ、簡単に言えば楽園の証明がうんぬんかんぬんだ。.....証明....苦手なんだよなぁ....見ればわかるじゃん!って言いたくなる....語彙力ないし....
「....もう少し、簡単に言おう....5つ目の古則は、初めから証明することが出来ない「不可解な問い」なのだよ」
「不可解な問い....」
「しかし同時に思うことがある。証明できない信実は無価値だろうか?」
「証明できないもの...?」
「エデン..経典に出てくる楽園...どこにも存在せず、探すこともかなわぬ場所....どうだい?そう聞いてみると、このエデン条約その物が、まさしくそんなものように思えてこないかい?」
「私にはよく分かりません....でも、この世に意味の無いものなんて無いと思います...」
「もしかしたら、これから始まる物語は、君のようなものに適さない.....似つかわしくない物語かもしれない。不快で、不愉快で、忌まわしい、相手を疑う...後味が悪い....そんな物語だ」
「でも....最後にはハッピーエンドになるなら、大丈夫です!」
「ハッピーエンドになるかは分からない...だが私の見た未来に存在しなかったイレギュラーな君なら、そのハッピーエンドに出来るかもしれない....だから...この物語から目を離さずに...いて欲しい...」
「分かりました!私が頑張れば...ハッピーエンドになるなら、私は頑張ります!」
「そうか....頑張ってくれ、としか私には言えないが...どうか....」
セイアさんが何かを言いかけている...が俺の意識が落ちそうになる
「もう時間か....どうかお願いだ...」