対象、接近速度変わらず、、、到達までおよそ2分
そう言うリペアラーの声は耳に入らない
ーどうしようこの状況。
周囲は真っ暗、こちらに向かってくる救援部隊とやらの通信の結果は、向こうからの切断という結果で終わり、どう考えても友好的な接触はあり得ない。
ー、、最低でもこの暗闇は何とかしないと。
何か明かりを灯せるものはないかとあたりを見回していると、リペアラーから助け舟が出される。
残存バッテリーを使用して暗視システムを起動します
随分と都合の良い話に思わず突っ込んでしまう。
ー随分と多機能なんだな。
本機の機能ではありません
ー、、、え、じゃ私の?
はい、現在接続している機体は本来の機能、その大部分がオフラインになっています、本機はその機能を強制的に起動させているに過ぎません
ーそうだったのか、ちなみに原因は。
機体ログを参照、、、機体起動時にエラーを確認、それを起点に各種機能の起動に失敗しています
ーあぁ、あの時か。
ゴアハルクの棘で串刺しになる白衣の男が脳裏に浮かぶ。
ーうぇ、ヤなこと思い出した。
! 風を切る音が聞こえる
ヘリ、とうt、、、EMERGENCY EMERGENCY
脳内でリペアラーが警報を鳴らす
ー!なんだ、どうした。
上空で爆発を検知、共に電磁パルss...
その時、建物全体が激しいく揺れ体に痺れが走り身体のコントロールを失う。
ー 体が、!右の視界も、
ガン
固く辺りに響く音と共に再び欠けた視界が横倒しになる
ー、全身動かない、、ま、ずい、しこ、、うが纏まら、、。
体と共に思考までもが止まりかけた時。
再起動成功、接続機体への対EMP応急処置を実施、、、成功
欠けた視界が再度補助され体の制御が戻る。
ー、、、、、プㇵ。
急激に思考が回りだし、思わず必要のない息継ぎをしてしまう。
ーやばかった、今回のは、、やばかった、何だったんだ今の。
電磁パルス弾頭及びそれに類似する兵器を使用したEMP攻撃です
ー、それってヘリの奴らのか?
、、第3勢力の可能性大、EMP兵器はその性質上使用地区の広範囲かつ無差別に、対策をしていない電子機器へ致命的被害を与えます
ーなるほど、、あれじゃぁ。
耳を澄ませるも先程まで間近に聞こえていたローター音が聞こえない
ローター音検知できず、墜落及び不時着した模様
ーえぇ、、今のうちにここから移動した方がいいよね。
、、、非推奨、ヘリの勢力及びEMP攻撃を行った勢力、既にどちらか又はその双方に辺り一帯は包囲されているでしょう
もっともな意見にサイトからの移動と言う考えは即刻排除する、、が
ー搬入口にいこう、あそこならたくさんの棚と荷物がある、身を隠すのにうってつけだ。
そう考え、倉庫の出口へ向かっていた時、
バリケードごと扉周辺の壁が吹き飛んだ
ーは?
ソレは今まで相手してきた『存在』とは明らかに違った
ソレは頭から足先までの全身を真っ白なアーマーが間接のほんのわずかな切れ目を除き余すことなく覆い、両腕で先進的なライフルを持っている
ソレは右足を突き出した態勢で止まっており、先程の惨事を片足でやってのけたことを示していた
ーなんだkッッ!
ソレがこちらを認識すると同時にライフルを構え躊躇なく引き金を引いた。
甲高い電子音と共に銃口からエネルギー弾が放たれる。
とっさに身を低くし棚を盾にする、が。放たれた弾の内の一発が盾にしていた棚を吹き飛ばす。
ー!、、止まれば死ぬ!!、。
地面スレスレまで身を低くし
ークソ!、玉切れはまだか!
警告、敵の所持するチャージライフルは継戦能力に優れています、こちらの中枢部位に注意しながら攻勢に出てください。
ーだろうね、知ってたよ!。
もう
瓦礫同然の棚から身を踊りだし全力で地面を蹴る。白い兵士はそれを認識するや否やライフルを手放し、腰に手を回す、が。
ーこちらの方が早い。
左鎌を相手の顔目掛けて振り下ろすも。 冷静に白い兵士は横によけ、腰のホルスターから抜いたハンドガンを連射する。 いくつかは脇をそれ背後に穴をあけたが大部分は胴体に打ち込まれ体が止まる。 その隙を見逃さず兵士は回し蹴りを胴に打ち払う。 鎌でブレーキをかけながら壁際まではじかれる。 兵士は間髪入れずに手早くリロードしたハンドガンをこちらの頭部目掛けて連射する。 とっさに鎌で防ぎ鎌の表面を削り取るだけで抑える。 その体勢のまま兵士に突進する。 兵士は弾切れを起こしたハンドガンを放り捨てる、投げられたハンドガンを尻目に今度は鎌を切り下ろす。 兵士は素早く背から蒼色のメイスを引き抜き迎え撃つように切り上げる。
ガン
少しの鍔競り合いの後、鎌を斜めに滑らせメイスをそらし相手の懐に潜り込む。 兵士は残った片手を潜り込んだ私に叩き込む。 とてつもない衝撃が頭を襲うがそれに構わず相手の胴目掛けて切りつける。
ザン
ーおい、嘘だろ
無情にも切りつけた鎌は、相手の胴に僅かな傷痕を付けるだけで終わる。 その動揺を見逃すはずもなく、兵士は先程叩き付けた手で今度は私の頭を掴み瓦礫の方へとぶん投げる。
瓦礫をクッションにすぐに体勢を立て直す。 鎌を構えるころには相手もメイスを正眼に構えている。
ーまずい、今まで鎌が通らない奴なんて居なかったのに、このままじゃジリ貧だ。
逃走を推奨
ー良い意見だ、相手が出口に居座っている点に目をつむればな。
緊張の空気が部屋を包む。 双方が双方の隙を狙う
ギン
またも正眼の鍔競り合いとなる。 ギチギチと音と火花を立てながら鎌が根元から震えだす。
ー真正面からは彼方に分があるな。
相手のメイスに身を任せ力を受け流す。 衝撃で相手がわずかに体勢を崩す。 その隙を逃さず全力で兵士に体当たりを食らわせる。 完全に体勢を崩した兵士は片膝と片腕で土煙を挙げながら横転を避ける。
そのままの勢いで相手の今度こそ頭部の繋ぎ目へ目掛けて鎌を振り下ろす。
ザン
ーはいった!、
僅かにだが刃が刺さる、が。 兵者は既に体勢を立て直している。 膝立ちの状態からメイスを両手で握りこんだ。 全力の振り上げ
ガッン
ーッッッ
腹から背中への爆発的な衝撃。 廊下に叩き付けられる、
視界は一瞬で真っ赤に染まりEMERGENCYの文字で埋まる。 唯一の幸運は振り上げを受けた位置と相手の体勢により位置関係が逆転したこと。
ーこ、れはキツイな
退避してください
ー分、かって、るよ。
兵士はこちらを向いている、まだ膝立ちだ、赤く染まる視界で彼を見ると、
碧眼と目が合う ヘルメットに刻まれた深く狭い斜め一文字の傷痕、わずかにその奥が窺い知れる。刺さった状態でのあの一撃、彼方もついてなかったらしい。
ーさっさと逃げるよう
放たれた矢の様に状況は加速する、全力で検問所のところまで走る、兵士はそんな私を見るや否や、放り投げたチャージライフルを掴み取り廊下に飛び込んでくる。
扉まで後わずか。
エネルギー弾が掠め、壁を抉りながら消えていく。 ヘルメットに照準機能でもあったのかカスるだけで済む。
ドン
半ば破壊するように外へ出る、ほんの僅か周囲を警戒する
スキャン、動的物体無し
ーならさっさと逃げるぞ
死屍累々の検問所を抜けて敷地外へと抜ける
南東の森を推奨、開けた場所は避けるべきです
ー分かった
見るも無残に破壊された廊下に倉庫、そこに一人の兵士が立ち尽くしている
おもむろに兵士が側頭部に手を当てる
「HQ、こちらハウンド、、妙なメカノイドと戦闘を行いました、、、了解」
続けて胸元の無線機に声をかける
「各員へ、こちら
通信を終えた兵士、αはもう一度、外へと続く扉へ振り返り、
仕事へ戻っていった
実のところ今回は幕間のつもりだったんですが、少々手こずってしまって本編を進めました。
解説
プロズ研究所:新興勢力、名の通り元はとある勢力の研究所でしたが色々あって独立したようです。
サイト02:プロズ研究所の記念すべき2個目拠点、の、はずがこの有様。
メカノイド:古代文明の負の遺産、カマキリ型やムカデ型などその他さまざまな種類が存在する、もっと昔は戦闘型以外のメカノイドも存在したが今はもういない、共通して人類に対して猛烈な憎悪を向けている、なんでやろなぁ、なお後述する方法で使役することができる。
メカニター:端的に言うと貴重な存在、メカニターになるにはメカリンクと言う装置が必要古代のエクソストライダーを見つけて、メカリンクをブチ抜くか、他のメカニターを襲撃して死体からもぎ取るかの2通りしかない、初期のメカニターは本当に簡単なメカノイドしか作れない。
例、機械化カマキリ=標準的メカニター、機械化ムカデ=高度メカニター