幻想の物語を綴る者、スライムと友に   作:エクスカリパーではないかぁ!!??

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幻想の物語を綴る者、スライムと友に

「ド、ドドドドド……!?」

『ようやく目を覚ましたか……そこの人間、貴様はどこから――』

 

 

 

「ドラゴンだぁああああああああああああああ!!??」

『――来たぬぉおおおおおおおおおおおおおお!!?? 話を聞けぇえええええええええ!!??』

 

 

 

 彼らのファーストコンタクトは、洞窟中に響き渡る爆音の中で起きていた。

 

 

 

 


 

 

 

 

「……あ、あのぉ……すみません……」

『か、構わぬ……威圧してしまった我にも落ち度がある。……まさか『無限牢獄』越しに衝撃が来るとは……いまだに体がしびれるぞ……』

「本当にすみません……!!」

 

――『目が覚めたら目の前にとても大きいドラゴンがいました』。

 

 そんなタイトルを付けてもおかしくない状況に、僕は今立たされています。

 あ、申し遅れました、僕の名前は「エフ・テイル」と言います。さすらいの旅人をしています。

 

 先程まで友人と旅をしていたのですが、突然足元に穴が開き、そのまま落下してしまいました。

 その穴はとても深く、まるで無限に続くかのように思えましたが、先程底の方にたどり着き、こうして目の前にいるドラゴンさんとお話をしています。

 

 ……と言っても、さっきから謝罪続きなんですけどね……互いに怖がらせてしまったということで……本当に申し訳ない……。

 

 地面に埋まってしまいたいほどの羞恥と共に土下座を続けていると、ドラゴンさんの方から話を切り出してきてくれました。

 

『オホンッ! さて、改めて話をしようじゃないか。まずは自己紹介からだ。我が名は「暴風竜"ヴェルドラ"」! この世界に4体としか存在しない"竜種"が一体! それがこの我だ!!』

「お、おぉ……! すごいですね……!」

『フハハハハッ! そうだ! 我はとてもすごいのだ!』

 

 ……なんか凄いということしか伝わらないけど、確かに感じる魔力はとても強い。

 僕の知っている人達でも……1パーティは組まないとなかなか厳しそうだ。

 

『して、人間よ。貴様の名は何という?』

「僕の名前ですか? 僕の名前は「エフ・テイル」と申します。よろしくお願いしますヴェルドラさん」

『うむ、よろしく頼むぞエフ。ところで一つ聞きたいのだが……』

「はい? なんでしょうか?」

 

 互いに自己紹介を終えると、ヴェルドラさんから質問が飛んできました。

 そこにはまるで面白いものを見つけた子供のように興味津々といった様子の気配がうかがえます。

 

『エフ……貴様は()()()()()()()()()()()()()のだ?』

「う、うーん……そう質問されると難しいと言いますか……来たというより足を踏み外したが近いですね!」

 

 あはは! と軽く笑いながら言ってみるが、ヴェルドラさんは顎に手を当てて考え込む。

 しばらくすると、ヴェルドラさんがまた口を開いて質問を投げかけてくる。

 

 

 

『ふぅむ…………ならば質問を変えようエフよ。貴様は()()だ?』

 

 

「……えっと、ただの人間……って言っても信じてくれないですよね?」

『当たり前であろう。『()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を乱れ撃ってなお息切れ一つしない者は魔王でもそういないぞ』

「ですよねぇ……まぁ、良いか。ヴェルドラさんは優しいので、言っても大丈夫そうですね!」

 

 流石に身分を隠したままでは色々と話もしづらいのですが、僕は立場が立場なのでなかなか正体を明かすことをしたくなかったのですが……ヴェルドラさんならそんなもの気にしないでいてくれそうなので話せそうです。

 

 そうして僕は自身のことを話し始めるのでした。

 

 

 

 

「僕の名前は「エフ・テイル」。光の戦士の一人にして、幻想の物語を紡ぐ者です」

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