シャングリラ・フロンティア~コミュ障ゲーマー、スタミナ全振りで神ゲーに挑まんとす~ 作:葛饅頭
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PN:ぶんぶん丸
LV:97
JOB:呪啓者
SUB:傭兵(片手剣)
3,200,400マーニ
HP(体力):10
MP(魔力):300
STM (スタミナ):790(2212)
STR(筋力):10
DEX(器用):10
AGI(敏捷):10
TEC(技量):10
VIT(耐久力):10(1550)
LUC(幸運):10
スキル
・
・如意自在Lv.MAX
・雷電霹靂
・
・穿孔発条Lv.MAX
・壊力無双
・遠当て
・ブルズアイ・スロー
・剣舞【紡刃】
・壊身の一撃
・壊刀乱魔
・戦極武頼Lv.MAX
・トレジャー・マイニング
・
・ガッツガード
・パンクラチオン
・フルスロットル・レーシング
・フリッカー
・フォーミュラ・ドリフトLv.MAX
・クーガーステップ
・回避術【走兎】
・回避術【登猿】
・回避術【隠狐】
・遮那王憑き
・フリットフロート
・
・ダートソニック
・ソニックカノン
・
・
・
・抗害の息吹
・呼返鹿遠音
・バーラエナ・スピリトゥス
・ストロング・ラングス
・無尽活力
・完全燃焼
・ラットハート
・ハイエスト・エンデュランス
・ブラッドトランスフュージョン
・ロスタイム
・リセット
・
・パーシスタンド
・アクロバットLv.MAX
・メロスティック・フット
・
・ロデオ・ライディング
・血戦主義
・キング・シザーズ
・
・
・
・墓守呪業【
・呪業【狼影】
魔法
・怨嗟の言霊
・
装備
右:
左:無し
頭:怨嗟の地獄犬面(VIT+450)
胴:地獄犬の胴衣(VIT+450)
腰:地獄犬の腰帯(VIT+350)
足:地獄犬の細袴(VIT+300)
アクセサリー:
アクセサリー:
アクセサリー:封卵の
アクセサリー:アロンカレスの
アクセサリー:黒死の
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スタミナが3000を超えた。もうスタミナ切れで困ることはまずないだろう。
ユニークモンスターを撃破したボーナスがここまででかいとは。これは是非とも全てのユニークモンスターを討伐したいところだが、再戦できるのか不明かつ、そもそも見つけるのも困難なユニークモンスターに挑めるチャンスはそう簡単には訪れないだろう。
しかし「呪業【巨影】」が進化して「墓守呪業【
レベルを下げると上げ直すのにより多くの経験値が必要になるという話は聞いていたが、このレベルの上がり辛さはおそらくそれだけではないだろう。呪業スキルは覚えるほどにレベルが上がりにくくなるとは言われていたが、これ以上何も考えずに習得すると全くレベルが上がらなくなる可能性もあるな……
まあそれは後で考えるとして、つい先ほどレベル上げをしていたところ、サンラクからメールバードが届いた。なんでも明日までにフィフティシアに到着したいらしく、協力してくれる人を探しているのだとか。
待ち合わせ場所はイレベンタル……攻略するのはユザーパー・ドラゴンがボスのエリアだ。確かにあれはサンラク一人では相性的に難しい相手だろう。俺もだが。
なのでできれば他にも誰かを誘っておいた方が確実だと伝えておいたのだが、なんと
待ち合わせの時間には余裕がある。先にムンクさんとラローリーさんの所に寄って、新しい装備が完成しているか確認しておこうか。
……
…………
………………
イレベンタルの朽ちた巨剣像が待ち合わせ場所なのだが、俺はめちゃくちゃ目立つので少し離れた裏路地で待機しているのだが……
ゴゴゴゴゴゴ……
巨剣像の前でキョロキョロと周囲を見回す威圧感のある白い鎧の人物……サンラクのフレンドでウェザエモン戦の後、出待ちしていた阿修羅会残党を片付けてくれたサイガ-0だ。
待ち合わせ中なんだろうが、立っているだけでも物凄い威圧感を放っている。
そういえば助けてもらったお礼を言っていないのを思い出した。待ち合わせの時間までもうすぐだし、目立つ覚悟で表に出るとしよう。
「あのー、すみません……サイガ-0さんですよね?」
「え?はい、そうですが……あ、ぶんぶん丸さん!」
声からして中身は女性なんだろうか?しかしアバターは男性っぽい。まあ見た目と中身が一致していないなんてオンラインゲームだと珍しい話ではない。
「はい、この前阿修羅会に襲われているところを助けていただいたぶんぶん丸です。あの時は本当にありがとうございました」
「いえいえ、あれくらい気にしなくても大丈夫ですよ。ぶんぶん丸さんもサンラクさんと待ち合わせですよね?」
「はい、短い間になるとは思いますが、よろしくお願いいたします」
……物凄い威圧感出しているのに普通に会話できるな。威圧感はその装備が原因なのか?
しかしこの威圧感のおかげかこんなに目立つ場所に立っていても誰も近づいてこない。客観的に見れば怪物二人が向かい合っている光景だからな。俺だって近寄りたくないわ。
「……」
「……」
早く来てくれサンラク。何を話せばいいのか全く分からない。
少しは会話できるようになってきたと思いきや、話題が尽きた瞬間これだよ。圧倒的にコミュ力が不足している。
「……お、サンラクさん来た」
「!!」
向こうから走って来るあの鳥の覆面に半裸の変態は間違いなくサンラクだろう。というかなんで鳥の覆面を?あれ見た目よりも結構強かったりするんだろうか?
「あ、あのー……随分とお待たせしてしまったようでぇ……すみませんでしたぁぁ!!」
腰を九十度曲げて頭を下げて謝罪するサンラク。待ち合わせ時間よりちょっと早いくらいなので別にそこまで必死になって謝る必要はないと思うのだが、まあ見た目の問題かなこれは……俺だってこんな格好の二人を待たせてたらと思うと死を覚悟する。
「い……いいいえ!!私が勝手に早めに来ていただけ……で!丁度時間が空いていた……ので……その……問題ナイ……デス!」
「え、そうなの?」
しかしサイガ-0、サンラクと話している時は妙なテンションになるな。フレンドになった経緯は知らないが、過去に何かあったのだろうか?
まあ俺には関係の無いことだ。さっさと無果落耀の古城骸を攻略してしまおう。ついでに新武器も試して慣らしておこうか。
……
…………
………………
「
そしてこの称号を現在保持しているプレイヤーがこのサイガ-0である。
サイガ-0が大剣を振るう度に今までの俺だと掠り傷すら与えられないようなモンスターが一撃で真っ二つになって爆散する。俺いる???
というか三人で一緒に行動していて思ったのだが、サイガ-0はサンラクにかなり興味があるようで、俺が間に挟まっていい雰囲気じゃないような気がするのだ。
あれはなんというか、恋する乙女のような……俺いる?????
というわけで索敵スキルを持つ俺が先頭を歩くということにして、二人から少し離れた場所で歩いている。あれは二人きりにさせてやっておいた方がいいだろう。
「あれはハードラッグ・ライノか」
真っ直ぐ突っ込んでくる装甲車の如き巨大な犀。
恐らく新大陸にいるモンスターは全体的にこいつらよりも強いのだろう。そう考えるとこのくらいサクッと処理できなきゃ新大陸ではやっていけないだろうな。
「それじゃあサクッとやってやるか」
水晶巣崖で発見したローエンアンヴァ琥珀晶を用いたアクセサリー、封卵の
デメリットはあるがここまで強いのならもっと欲しくなるのが人間というものだ。というわけで琥珀ガチャをここ最近ずっと行っていた訳なのだが、その結果新たなる当たりを二つ引くことに成功した。幸運初期値でもリアルラックは俺の味方をしてくれたようだ。
その当たりの琥珀のうち片方を用いて作られた新アクセサリーの名は「封花の
発動すると特殊状態「
デメリットとして「
もう片方の琥珀を用いたアクセサリーは……制御できるようになるまで危険だしそれなりに時間がかかりそうなので今は封印している。
「これでもうステータス不足の問題は解決だ」
右手には
真っ直ぐ突っ込んでくるだけとはいえ圧倒的質量を持つハードラッグ・ライノの突進は対処をミスればミンチになりかねない。
石墨を前に突き出し、鋭い犀の角目掛けてそれを振るう。
「パリィ!」
ジャストタイミングのパリィによってハードラッグ・ライノが物理法則をガン無視してそうな挙動でひっくり返る。
無防備に曝け出されたその尻に金晶弩針剣を突き立てれば、即座に壊毒によって突き立てた所の周辺が脆い水晶へと変換されてゆく。
「燃えろ」
即座に水晶化した所に石墨を突き刺すと、クリティカルの表示と共に激しく黒い炎が噴き出す。
これこそが焔刀【石墨】の能力、クリティカル時に発火するというもの……
この炎はどうやら普通の炎では無いようで、「
この炎は魔力を燃やす。具体的にはMPとスタミナの最大値を燃料にするのだ。当然炎なのでHPにもダメージを与える。
何度もヒットすれば状態異常にもなり、そうなればHP、MP、スタミナが削れ、更に動きも鈍るという極悪な状態異常となる。
……すでに絶滅しているようだが、この世界にはとんでもない属性を使うモンスターが太古の時代に存在していたようだ。
「刀スキルも覚えたいところだな」
熱による追加ダメージ狙いでヒット数が多い攻撃スキルが欲しいところだ。
因みにこれゲーム的には武器自体が属性を持っているのではなく、クリティカル成功時に属性がエンチャントされる仕様らしい。何か違いはあるのかと思ったら、ヒット数増加スキルで再現されるかどうかという違いがあるらしい。つまりヒット数重視ならこっちの方が凶悪ということになる。
「ふん!」
尻に火が付いて暴れだしたハードラッグ・ライノの首に手を当てると、手が水晶に覆われ、それは即座に巨大な蠍の鋏になる。
どうやらこの鋏、掴み限定で俺では無く蠍の筋力を再現する仕様になっているらしい。ただしレベルの影響は受けるようで今の俺では本物には及ばないが、まあ元が強すぎるのでそれでも十分な破壊力を発揮する。
そのままハードラッグ・ライノの首を締めれば、ビクンと震えて直ぐに動かなくなった。トドメに石墨を喉に突き刺せば、ハードラッグ・ライノはポリゴンとなって消滅した。
「おおー流石ぶんぶん丸氏!」
「これくらいなら一人でも余裕ですね。サイガ-0さんは道案内に集中してて大丈夫ですよ」
「ありがとうございます!」
どうやらサイガ-0はこのエリアのボスまで最短で行けるショートカットを知っているらしい。知っておいて損は無い情報だ。
……ところでイレベンタルから普通に歩いていたらそろそろボスエリアに着く時間だと思うのだが……いやまさか迷子になっているなんてことは……
……
…………
………………
……あれから結構時間が経った。空は暗くなり、星々が夜空に煌めき、月光が地上を優しく照らす。
「……あの、レイ氏。もう日が落ちて月まで出てるんですけど」
「もも……もうすぐです!エリアボスの目の前まで来ているのでご心配なく!」
「それ一時間前にも聞きましたが……ぶんぶん丸氏?」
「この道知らない……俺にはどうすることもできない……」
「手遅れだったか……」
迷子確定である。
途中からなんか時間かかり過ぎでは?とは思っていたのだが、それを指摘する勇気がなかった。信じて流され続けるだけではいけないという学びを得ることになってしまった。
「……ん?「
「人?じゃあその人達に道を聞けば……」
「!!」
その瞬間、何らかのエフェクトが俺達の前方に発生し、三人とも警戒態勢に入る。
「これは呪術……!?」
「あら?見たことのある顔ね」
聞いたことのない声と共にその集団が姿を現す。
両手にタワーシールドという明らかにタンクな五人と、その他十人全員魔法使いというかなり偏ったパーティに見える。
「申し訳ないけどここから先は通行止め。別の道を行ってもらえるかしら?」
「お前……!!」
「
え、誰……?
封花の
この花が普通に咲いていた古代ではなぜか殆どの国でこの花を所持しているだけでも死刑になったらしいよ。なんでだろうね?
このお花は服用すると圧倒的な集中力を与えてくれるよ。でもめちゃくちゃお腹が空くよ。感覚が鋭くなるけど痛みには強くなるよ
定期的に服用しないと怠くなって何もする気が起きなくなるけど、服用を続けると体がボロボロになるよ
こんなの実装できるか!!とキレてる神と設定だけで直接ゲーム内にこの花は出さないからセーフと言っている神の小競り合いがあったらしいよ。直接は出してないからセーフ!
もう一つの琥珀アクセサリー?
……核熱エンジン?