シャングリラ・フロンティア~コミュ障ゲーマー、スタミナ全振りで神ゲーに挑まんとす~ 作:葛饅頭
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PN:ぶんぶん丸
LV:91
JOB:呪律者
SUB:傭兵(片手剣)
10,400マーニ
HP(体力):10
MP(魔力):300
STM (スタミナ):780(2184)
STR(筋力):10
DEX(器用):10
AGI(敏捷):10
TEC(技量):10
VIT(耐久力):10(1550)
LUC(幸運):10
スキル
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・如意自在Lv.MAX
・雷電霹靂
・
・穿孔発条Lv.MAX
・壊力無双
・鬼足炎炎Lv.1
・遠当て
・ブルズアイ・スロー
・剣舞【紡刃】
・壊身の一撃
・壊刀乱魔
・戦極武頼Lv.MAX
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・ガッツガード
・パンクラチオン
・フルスロットル・レーシング
・フリッカー
・クーガーステップ
・回避術【走兎】
・回避術【登猿】
・回避術【隠狐】
・超振動咆Lv.1
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・
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・ダートソニック
・ソニックカノン
・サウンド・グレネード
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・抗害の息吹
・呼返鹿遠音
・バーラエナ・スピリトゥス
・ストロング・ラングス
・アナザー・ラング
・無尽活力
・完全燃焼
・ラットハート
・ハイエスト・エンデュランス
・ブラッドトランスフュージョン
・ロスタイム
・リセット
・
・パーシスタンド
・アクロバットLv.MAX
・メロスティック・フット
・ロデオ・ライディング
・血戦主義
・キング・シザーズ
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・ヘルメスブート
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・
・墓守呪業【
・天覇呪業【対焼滅】
魔法
・怨嗟の言霊
・
装備
右:
左:リュカオーンの刻傷
頭:怨嗟の地獄犬面(VIT+450)
胴:地獄犬の胴衣(VIT+450)
腰:地獄犬の腰帯(VIT+350)
足:地獄犬の細袴(VIT+300)
アクセサリー:
アクセサリー:
アクセサリー:封卵の
アクセサリー:封花の
アクセサリー:
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うーん、スキルが増えたのはいいのだが、ここまで多いと管理が面倒だ……確か習得できるスキルの量には制限があるらしいしそろそろ合成してスッキリさせたいところなのだが、ここはルルイアス。地上に帰れるのは一週間後になるのでそれまでお預けだ。
それとなんか急に「律」と名前に入るスキルが増えたのだが、試しにいくつか使ってみたところ、上に向かって猛スピードで落ちたと思ったら今度は普通に落下して首の骨が折れて死んだ。
幾らか試してみて何となく察したのだが、この新しく増えたり進化したりしたスキル、その殆どがフレーバーテキストや効果からして恐らく物理法則を超越する効果で共通しているのではないかと思っている。細かいことを言い出すとスキルは全部物理法則を無視していそうだが、この「律」のスキルはレベルが違う。
慣性の法則の無視。確率を操作する。質量と体積をそれぞれ別々に変更する。時間の流れを加速させる。重力を軽減する。重力の向きを操作する。空気抵抗や摩擦を操作する……あと「
恐らくだが呪律者になった影響なのだろう。名前に「律」が入っているし。それぞれのスキルのフレーバーテキストからしてこの「律」という単語には何かしらの意味があるらしい。
ルルイアス攻略二日目。朝から
慣性の操作は慣性を消していきなり最高速を出すことも安全に急停止することも可能になるし、逆に慣性を強化して止まらない、動かないようにすることもできるわけだが、言い方を変えれば目が慣れる前にいきなり最高速に到達するようになるわけだし、制御をミスると止まれなくなったり内臓がぐちゃぐちゃになったりする。
質量と体積の操作は軽くするも重くするも自由で、体のサイズを小人にも巨人にもできるし、しかも羽のように軽い巨人にも鉛のように重い小人にもなれるスキルだが、これも最高速度アップに繋がるスキルだ。体を軽くして歩幅を大きくすればそれだけで驚異的な速度になる。これも慣れるまで様々な事故の原因になりそうだ。
重力の操作は大事故の元だ。ちょっとでも思考が乱れると変な方向に落ちる。落下速度を上げるスキルと組み合わせると殺人級の加速で壁に叩きつけられたりする。
同じく空気抵抗と摩擦の操作もヤバい。邪魔するものが消えてアホみたいな速度が出るようになるし、ちょっと油断すると摩擦の調整が荒ぶってスリップする。
時間の操作だがこれは問題ない。自分の肉体だけでなく精神も加速するので、結果的に周りが遅くなったように感じるだけで操作の難易度に変化はない。
大量のスキルの効果時間やリキャストタイムについて頭をフル回転させて対処しながら灼毒馬釘に加えてこれらのスキルの制御もするのは流石にキツイ。余計なこと考えると大事故に繋がる要素が一気に増えたのだ。
勿論全部を同時発動しなければならないわけではないのだが、いざという時に備えて一瞬でもこれらを同時に使えるようになっておきたい。思考加速スキルは必須かな……
というわけでさっきからずっと自殺紛いの練習を繰り返していたのだが、派手に激突して建物を破壊しても、暫くすると巻き戻されるかのように修復されてしまう。これもクターニッドの力なのだろうか?これ勝てるのか?
でもまあ何度も建物に激突していたら受け身を取るのがだんだん上手くなってきた。即死しなければ回復する俺にとってダメージを分散して急所を守ることは非常に重要であり、その証拠にもう三十分くらい死んでない……あっやべっ
「あ、おかえりなさいですわ」
「ただいま……」
首がねじ切れてリスポーンした俺を拠点で出迎えたのはエムルちゃんとベッドの下で震えているスチューデ……ん?
「アラバさんとシークルゥさんは?」
「魚臭い人は「俺の愛刀を探してくるぞ!」ってお外に出かけて行きましたわ。シークルゥおにーちゃんはアキツアカネさんと一緒ですわ」
秋津茜はいつの間にかログインしていたらしい。ちょっタイミングが合わなかったな。まあいいか、俺は訓練を続けよう。
……
…………
………………
壁を走るのも空を飛ぶのもスキルの効果時間中なら自由自在となった俺はルルイアスを駆け回り飛び回る。
「律」のスキルはリキャストタイムがやたらと長いが、「
慣性を操作する「
こうしてみると敏捷に振る意味ある?と思うのだが、多分敏捷振りはこれ以上の速度が出せるスキルを習得できるんだろうな……これ以上は人間の脳が制御できる速度じゃないと思うのだが、このゲームの開発者は人間のこと何だと思っているんだ。
「お?あれは……」
スキルの制御の練習をしながら空を飛んでいると下で魚人ゾンビが集まって何かを追いかけているのが見えた。その群れの先頭を走っている……つまり追いかけられているのは鮫の魚人……アラバじゃん。
「助けが必要っぽいな」
攻略サイトでスキルを調べていた時に偶然見つけたスキルなのだが、どうやら高い所から落ちることで習得できる攻撃スキルがあるのだという。
落下の速度が威力に影響するそのスキルは高さを稼ぎやすい軽戦士では反動で死ぬことも珍しくないという危険なスキルらしいが……今の俺なら相性バッチリなんじゃないかな。
「それっぽいことを実戦でやってみるのがスキル習得の一番の近道!!」
位置を調整し、今使えるスキルをすべて使って下へ全速力で落ちる。
折角なので「墓守呪業【
「上からまいりまぁああああああああす!!!!!」
「んなぁっ!!?」
魚人ゾンビの群れの中心に着弾。大爆発。
シンプルに超大質量の物体が超高速で落下してきたのだ。爆薬なんかなくても爆発したかのような被害が周囲に発生する。
地面が捲れ上がり、衝撃波で周囲の魚人ゾンビは全て爆散。アラバも勢い良く吹っ飛んで……あっやべっ
「キャーーッチ!!」
「ぬおぉおお!!?」
スキルを発動して大ジャンプ。そのまま空中でアラバを巨大な手のひらでキャッチする。
「は、放せ怪物め!!」
「怪物……いやまあ否定できませんけれども……」
今の俺の姿が何なのかと言われたらまあ間違いなく怪物だ。シルエットこそ人型だが、ゴツゴツとした鎧武者を真っ黒に塗って巨大化させたかのような怪物に掴まれたら誰だってこんな反応するわ。
バタバタと手の中で暴れるアラバをそっと地面に置き、スキルを解除して元のサイズに戻る。
「すみません、やりすぎました……」
「き、君は……」
ヤバい、物凄い警戒されている……これ俺のせいでNPCの重要なフラグが折れたりしないか?なんかこう、コミュニケーションで挽回を……無理ゲーだろこれ……
「えっと、えっと……あの、探し物は見つかりましたか?」
「……いや、まだ見つかっていない……」
ヒェェ、顔が怖い……もうダメだ。俺が話しかけても警戒されるだけだ。静かに去ろう。それが正解だろう。きっとそうだ。間違いない。探し物見つかるといいですね!アイキャンフラーイ!
◇
「行ってしまった……」
アラバは突然上空から降って来て空を飛んで帰ってゆく
昨日の夜、愛刀を探しに外を歩いていたところ、遠くから聞こえてきた戦闘音。コッソリと様子を見てみれば「海の森」相手にたった一人で立ち向かう自殺行為としか思えないその姿に唖然とした。
とても勝ち目が無さそうなぎこちない動きで、案の定最期は眷属に追い詰められて巨大な鋏で無残に叩き潰された。
……あれは間違いなく死んでいた。にもかかわらず彼の体はその場で再生し、ルルイアスを血で赤く染め上げ、影を纏い漆黒の龍の姿となって眷属を焼き払い、アーコリウム・ハーミットの殻を砕いて見せた。
そこからは先程までのぎこちない動きはどこに行ったのか、アーコリウム・ハーミットをたった一人で翻弄し、その首を断ち切ったのだ。
「しかし、人間がどうやって飛んでいるのだ?人魚が空中を泳いでいるのと同じ原理か……?」
もしかしたら認識を変えれば自分もこの空間で泳ぐことができるのではないか?そう考えたアラバはルルイアスで泳ぐ練習を始めたのだった。
この辺りから主人公の破壊規模がどんどん拡大していきます
本来レベル130越えで習得可能なスキルさえもレベルキャップ解放前に習得できてしまうほどにスキル習得補正がぶっ飛んでいるのが呪律者最大の強みの一つとなります
通常プレイではよほどのことをしないと習得できないスキルであってもおおよそプレイスタイルに合っていれば習得できてしまうガバガバさもあり、レベルキャップ解放のアプデ前に就職できていたら間違いなく最強の職業です。まあNPCを除いてプレイヤーで就職できたのは主人公だけなのですが
主人公は当然のように