シャングリラ・フロンティア~コミュ障ゲーマー、スタミナ全振りで神ゲーに挑まんとす~ 作:葛饅頭
おかげさまで評価ゲージが全部染まりました。本当にありがとうございました!
記念にちょっと設定ゲロるか
"
「その鋏をぶっ壊せばもう何もできないだろ?」
「ガッツガード」と「パンクラチオン」の組み合わせで全身にガード判定を纏わせたまま前進。そしてダメージをスタミナで受ける。
スタミナが凄い勢いで削られているが、3000もあるスタミナを一瞬で削り切ることは不可能。しかもスタミナ関係のスキルやアイテムもフル活用で効果時間中は余程の事が無ければ物理ダメージで死ぬことは無い。
「フリッカー」の回避連打で姿を消しながら接近すれば、認識阻害効果によって敵の攻撃が若干ズレた位置に着弾する。
回避スキルの加速はAGI依存であり、AGIがゴミカスな俺は大した速度が出せないのだが、「フリッカー」の強みはこの攪乱性能だ。足りていないスピードは
「砕け散れ!!」
「
その度に黄金の粒子が飛び散り、ヴィンセントに振動が蓄積してゆく。
"
しかもエフェクトと一緒に黄金の粒子もその場に残り、振動ダメージを発生し続ける。
破壊属性を持つヴィンセントの連撃によってボロボロと崩れ落ちてゆく"
「ブオオオ!!」
「ギ、ギギ……ッ!!」
「何だ……!?」
タツノオトシゴが尻尾を伸ばして"
ここに来て突然の仲間割れ……いや、相方を心配しているのか?
鋏が閉じられ、閃光が辺りを包み込む。
だがまだ「ガッツガード」と「パンクラチオン」の効果は続いている。衝撃波で大きく吹き飛ばされてスタミナが殆ど吹き飛んだがなんとか耐えられたし、黒死の
「最期は自滅か。そりゃお前がいくら頑丈でも至近距離でそんなにバンバン爆発させていたら耐えられないよな」
"
スタミナ回復とリキャストタイム稼ぎも兼ねて"
タツノオトシゴも俺に攻撃するのを止めて、"
「そのまま戦意喪失して逃げてくれれば楽なんだがな……」
巨大な"
正直ルルイアス上空をを泳ぎ回りながら衝撃波を撒き散らしたりされるとかなり厄介だ。だからここで決めてしまった方が確実……!
スタミナがそこそこ回復したのを確認してヴィンセントを構え……!?
「……」
「ギ……ギギギ、ギィ……!」
「……!」
「ギギ……!」
タツノオトシゴが尻尾を伸ばし、"
ベキッ!!!
「な!?と、トドメを刺した……!?」
力が抜け、ズシンと倒れ伏した"
その直後、システムによって戦闘終了を告げるメッセージとレベルアップを告げるメッセージが出現する。
「戦闘終了……戦意喪失か……?」
輝く雪のように降り注ぐポリゴンの中、"
気が付けば戦闘中ずっとガラガラと鳴り響いていた奴の骨の音も止んでおり、静寂が訪れていた。
──そんな静寂の中、ピシリと何かが割れるような音が響いた。
「……おい、まさか……」
タツノオトシゴがプルプルと震えだし、全身の骨に次々とヒビが入る。奴の腹の中で何かが……あの棒状の何かが光を放っている。
まるで内側から風船が膨らんでいるかのように一つ一つの骨がヒビを広げながら歪に膨れ上がる。
「そ、そのまま死ぬんだよな?まさか──」
ボロボロと古くなった骨が剥がれ落ち、中から新しくなったより巨大な骨が出現する。
更に足元の"
「──第二形態じゃないよなぁ!!!?」
「──ブオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」
元々巨大だったのに更に一回り大きくなり、"
なんかもう明らかにボス級のクソヤバいオーラを発している……というか
【殺害宣言を受けました!】
「なんて?」
ちらりとステータスを確認する。
特殊状態「殺害宣告」……要するにお前をぶっ殺すという宣告らしい。あいつ……「スーマラン・シュヴァラゴン・スケルトン"
「お前も二つ名持ちなのか?まあいい。さっさと終わらせてやる……!」
「ブオオオオオ!!!」
"
「さっきの骨キメラ……とは違うようだな」
先程の歪な骨キメラとは違う。何かしらの生物の……いや、恐らくアーコリウム・ハーミット"
小型とは言っても本体があの大きさなので、一匹一匹が頭から尻尾の先まで三メートル以上はあるんじゃないだろうか。それが十匹も整列している。
"
更に本体は吻から目に見える黒い音波を発し、更に長い尻尾を鞭のように振るう。
「ああもう!今だけ「
戦闘が一瞬だが終了したため、スキルのリキャストタイムが全てリセットされている。それは良いのだが、「
スキルで思考と時間を加速させて、ルルイアスの建築物の間を跳ね回る。
これだけの数相手に動きを予測されたら終わりだ。不規則に動き続けて一匹ずつ減らすしかない。
タツノオトシゴの軍隊は尻尾の先端に張り付けられた甲殻を槍のように突き出しながら突進したり、尻尾を振り回したり、吻から音波を放ったりと動きは単調だが、それなりに速いしデカいし数が多い。
しかも真っ直ぐ後ろを追ってくるだけの単調なAIではなく、ある程度散らばって移動先を限定してくる。
「邪魔!!」
「
ポリゴンになって消滅したのを確認し、残りの九匹を始末しに──
ズバァンッ!!!
「あっぶな!!?」
"
吹き飛ばされた俺を挟み込むかのように迫る軍隊を空中を蹴って包囲から抜け出す。
「クソッ!スキルのリキャストタイムが長すぎる……!急いで数を減らさなきゃこのままじゃどこかで詰みになる……!」
このゲームは強力なスキルほどリキャストタイムが長くなる傾向がある。ここまで様々なスキルを習得して、ステータス不足を補うためにより強く進化させてきたが、ここにきてそれが逆に俺を追い詰めているのだ。
「やっぱりスキルはこまめに合体させて圧縮しておかないとダメだな……!」
スキルを強く育ててから合体させるとより強いスキルになるらしいのでスキルの合体は後回しにしていたのだが、さっさと合体させて似たようなスキルを沢山習得してリキャストタイムを補う方が確実だったか。
今更後悔してももう遅いが、ここはポジティブに考えよう。俺が習得しているスキルはどれもリキャストタイムが長い分、一つ一つに状況をひっくり返せるような力があるのだと。
「「壊身の一撃」!!」
タツノオトシゴの頭を装甲ごと叩き割る。この武器なら耐久消費は気にしなくてもいい。
「「遠当て」!!」
スタミナを消費して煌めく粒子を斬撃に乗せて放ち、遠距離から首を断ち切る。これで残り七匹。
「ブオオオオオオオオッ!!!!!」
「うおおおおおおおッ!!?」
"
俺が壁を蹴って移動するからそれを邪魔するためにやったのだろうが、規模がデカすぎる。早く何とかしないとNPC達が巻き込まれる!
「まだまだぁ!!」
空中で落ちる方向を変更して黒い音波を回避。空中を複雑な軌道で落ちながら軍隊の中心へ敢えて突っ込み、「
「出し惜しみは無し!「
ここでは貴重な蠍素材を噛み砕いて飲み込み、煌めく大地のエネルギーをブレスとして放つ。
タツノオトシゴが二匹光に呑み込まれるが、それを回避した残りの四匹が接近して来る。
「
制御に失敗したら腕が千切れ飛ぶが、やらなきゃ俺が死ぬだけだ。
エフェクトを纏ってリーチが伸びたヴィンセントを振り回し、槍のように突き出された尻尾を切り落とす。怯んだその一瞬で接近して、一匹細切れにする。
細切れにされた仲間ごと俺を攻撃しようと構えている残り三匹を「
このスキルは大声で怯ませるだけでなく、確率で魔法の詠唱や咆哮などを中断させて暫く発動不可にする効果も備わっている。音波攻撃を止められた奴らが混乱している隙に纏めて切断する。
これで奴の部下は全滅。残るは"
スーマラン・シュヴァラゴン・スケルトン"
深海三強に打ち勝つ程の強さ、莫大な量の経験値、アーコリウム・ハーミットにずっと育てられてきた特別な環境、そして■■■■■■が持つ「価値」を高める力……あまりにも特殊な条件が揃いすぎていたことに目を付けたクターニッドサーバーが進化させていいか申請してみたらベヒーモスサーバーから許可がでちゃったことで誕生した超特殊な個体。後で気が付いたりっちゃんはキレた
"
今回主人公は十匹の子タツノオトシゴと戦闘になったが、進化前の時点で骨を消費しすぎていたため規模が小さくなっており、もしも骨が十分確保できている状態なら同時に百を超える大軍団と戦闘することになっていた。
要するに"
倒し損ねると「墓参り」にルルイアスに定期的にやって来るようになるのでクターニッド攻略の難易度が爆上がりする
世界観を維持しつつオリジナルのモンスターを考えるの難しいけど楽しい
アニメのシャンフロ見てたら色々とアイデア湧いてくる……全身黒色の金蠍とか
それはそれとして、投票者数50……70人記念でこの前ゲロったあれらの補足設定をここで出しちゃおうか!(ネタバレ注意)
基となる恐怖:未解明、原因不明の苦痛や死
真っ白な仮面以外は完全に真っ黒という異質な姿をしている
簡単に思いつく様々な対策が逆に事態を悪化させることになる凶悪な能力を持ち、仮に通常のエリアで戦闘となった場合、最悪シャンフロが「ゲームオーバー」になりかねないほどの被害を発生させる
「おーい!!降りてこい卑怯者ー!!」
基となる恐怖:災害による途絶や孤立
引力を用いて戦う、全身が金属質な装甲で覆われた竜
装甲の隙間からは暗く蒼い炎が噴き出している
名前の通り「重い天気」こそがこの竜の武器であり、集団相手にめっぽう強く、仮に通常のエリアで戦闘となった場合、降り注ぐ「雲」により広範囲の地形が変わるレベルの被害を発生させる
「重い天気ってそういう意味ではないと思うのだが……」
基となる恐怖:恐怖を滅する輝きへの恐怖
黄金に輝ける竜
人の恐怖は尽きること無く、恐怖を滅したとて、それが次なる恐怖の対象となるだけ……
次はお前の番だ