サイキョー転生! 〜10人分の軌跡のお話〜 作:堕落と強欲の権化
__とある教会__
最近、近くの村がオークたちに襲われて壊滅、生き残りはただ1人だけらしい。
私「はぁ……」
賢者「聖女様、お時間よろしいでしょうか?」
私「ええ、どうぞ」
賢者「ありがとうございます。……どうやら、魔王が誕生したようです」
私「……えっ、復活とかではなく?」
賢者「はい。どうやら例の村で誕生したようで」
私「(オークに襲われた生き残りが?……いやいやまさか)……その者の名前は?」
賢者「……そこまでは」
私「そう。……もういいわよ」
賢者「はい。では失礼します」
私「(もしその魔王が私たちに仇なすものであれば、ユウカさんに討伐を頼みましょうか)」
__2年後、王都の魔法学校__
俺、リュート・ロワルドは、王立魔法学校で魔王として魔法の技術を極めようと思います!というわけで入学試験だけど。
筆記試験。
前世の知識もあるため、まあ問題ない。……ところで、「魔王について答えなさい」って質問、バカにしてるだろ。
実技試験。……ええと、ハプニング発生。
???「オイお前!」
俺「ん、俺?」
???「お前しかいないだろ!庶民!」
俺「あー?」
ユウカ「ちょっと!やめなさいあなたたち……って、あ」
俺「ん?……あ」
???「?」
ユウカ「……フン」
俺「……?」
???「どーせ庶民なんだから劣等生なんだろ?」
俺「やればわかるさ」
先生「次ー!リュート・ロワルド!」
俺「はーい」
遠くにある的に攻撃を当て、真ん中に当たれば高得点、だそうだ。
俺「壊したら?」
先生「まあ壊れることは無いと思うが、もし壊れたら特待生とかかな」
俺「よし任せろ」
みんな「は?」
闇魔法で魔装剣を創り、槍に変える。そして的めがけでぶん投げる。
勢いで的が壊れた。
俺「あっマジでやっちゃった」
ユウカ「うそ……」
みんな「はあああああああああああ!?」
ちなみにユウカも的を壊してしまった。さすが勇者。
さて、あれから1週間。合格発表の日。
俺「おッ、受かってた」
おじいちゃん「よかったのぉ」
俺「よっしゃ!」
入学式の後、それぞれのクラスに移動することに。
ガラガラ。
扉が開き、教室に入る。席に座ってしばらく待っていると。
ガラガラ。
ユウカ「あ」
俺「あ」
「「あー!?」」
まさか同じクラスだったとは。
俺「ユウカ……」
ユウカ「なんでリュートが?」
俺「いや、魔法を学ぶためだけど?」
ユウカ「そうじゃなくて……」
クラス中がザワザワしだす。
と、そこへ。
???「おい、てめぇ俺の彼女に何してる?」
俺「あ?」
ユウカ「は?彼女?」
???「ユウカ、お前のことだよ」
ユウカ「私、あなたに付き合ってる覚えないのだけど」
???「そんな……そうか、そいつに記憶を書き換えられたのか!」
俺「そんなことできるの?初めて知った」
???「嘘を言うな!入学試験の時、武器を生成してたではないか!」
俺「ん、あぁーあれか。……関係ないでしょ」
???「全く。ユウカ、今解放してやるからな」
ユウカ「余計なお世話です。そもそも誰とも付き合っていません!」
???「なん……だと!てめぇ、ユウカに何をs「キモイなお前」っ……」
ユウカ「リュート……」
俺「そこまで言うなら、決闘だ」
???「いいぜ、上等だ!」
次回。リュート、決闘!
「魔王として、勝たなきゃね」
「魔王だと!ならお前を倒せばユウカと結婚……!」
「私はあなたと結婚しないわ」
さあ、サイキョーを目指せ!