「鍋?」
「うん! 餃子鍋! 冬はお鍋が1番だよ!」
「寒い外で食べたらきっとすごく美味しいよ〜」
鍋か………お兄ちゃんいっぱい食べそうだな……
「何か手伝うことある?」
「大丈夫! 切ってぶち込んで煮るだけだもん!」
すごく不安……
「まさかここまで自転車で来たの? 南部町から40キロはあるけど……」
「ううん お姉ちゃんに車で送ってもらったんだよ」
ああ………あのキウイのお姉さん
「今回は私も明日までちゃんとキャンプするからねっー!」
「でもテント持ってないから車で寝るんだけどね〜」
「……あれ? 車で寝たらちゃんとキャンプじゃないのかなぁ?」
「いいんじゃない? オートキャンプだと車中泊結構いるよ」
「お姉さんは?」
「富士宮の方まで遊びに行ってるよ」
「9時くらいに戻って来りゅて………えきし!」
「急に寒くなってきたねぃ」
「カイロあるけどつかう?」
「せ……1500円??」
「それはもういいよ」
「好きなだけ使いなよ 鍋作ってくれるし」
「ホント? ありがとう〜っ」
「でもこれはあの時のお礼なんだ」
「できるまで鍋を覗いてはダメですぞ」
なでしこの恩返しだ
「ねぇ リンちゃん貼るカイロってどこに貼ればいいのかな?」
「両目」
「えっ?!」
「うそだよ」
「そういうことならお兄ちゃんが知ってると思う お兄ちゃん寒がりだし」
「聞いてくるから待ってて」
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レンside
「ふぁ〜よく寝た〜」
「ん?リンから?」
リン『貼るカイロってどこに貼ったらいい?』
レン『首の付け根にみぞおちそれと肩甲骨の間みたいな太い血管が通ってるとこに貼ると効果あるよ』
レン『その上にマフラーとかダウンを着込むと効果いいよ〜』
リン『ありがと』
「…………お腹空いたな〜」
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リンside
「リンちゃんありがと〜!」
「暖かいな〜」
「5分だけ横になってもいいかな?」
「やめた方がいいと思う」
「さてさてもうできたかな?」
パカッ!
「まっまっ赤だ」
「坦々餃子鍋!」
「辛そうで辛くない少し辛いお鍋だよっ奥さん!」
「スーパーの実演販売か」
「はいはいたーんとおあがり」
「田舎のおばあちゃんか」
「それじゃいただきま〜す!」
「いただきます」
辛そうだな……
モグモグ……
「うまい……」
「よしっ!!」
「どうじゃ体の芯からあったまるじゃろぅ」
田舎のおばあちゃん気に入ったのか……
ブーブー
「ん? 誰だ?」
レン『お〜い! リンは何食べた?』
リン『坦々餃子鍋すごく体が温まる』
レン『美味そう〜』
レン『でもそんな土鍋うちにあったけ?』
リン『今なでしこといるから鍋はなでしこの家の物』
レン『今度食べてみたいな〜なでしこ飯』
リン『今度作って貰ったら?』
レン『俺も料理やってみようかな……』
リン『いいんじゃない?』
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レンside
「キャンプ飯カップ麺だけだったしなこれからは何か作ってみよ〜」
「コッヘルとかはOKだから………」
「簡単に作れるのはカレーとかパスタとかかな?」
「………やばいヨダレ出てきた」
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リンside
「あのさ この間はごめん」
「この間? なんだっけ?」
「サークル誘ってくれたのに嫌な顔したから……」
「あ〜こっち無理に誘ってちゃってごめんなさい」
「あの後あおいちゃんにリンちゃんはみんなでワイワイキャンプするよりも静かにキャンプする方が好きなんじゃないかって言われて」
「それはそうなんだけど……」
「じゃあまたやろうよまったりお鍋キャンプ」
「そんで気が向いたらみんなでキャンプしようよ」
「わかったよ」
「まあまだキャンプ道具揃ってないから野クルではまだキャンプ出来そうにないんだけどね……」
ってもうないし
しかしなでしこってやっぱりお兄ちゃんに似てるよな
「ポテチあるけど食べる〜?」
「まだ食うか」
「夜はふじさん綺麗だね〜」
「この辺りは明け方よく霧が出るから朝は朝日で幻想的な富士山が見れるらしいよ」
「へぇ〜」
「まあ 霧がよく出るのは春夏だけどね」
「霧のふじさん見てみたいな〜」
「日の出って何時くらい?」
「6時くらいかな」
「起きれるかな?」
「私は寝てるかな」
「目覚ましかけて見ようよ 富士山」
「やだねてる 起こすなよ」
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野クル部室
「3人とも〜見て〜」
「富士山撮ってきたよ〜」
「あっリン」
「しまりんと行ってきたのか」
「あっそういえばなでしこ坦々餃子鍋作ったんだっけ?」
「うん! もしキャンプすることになったら私がみんなに鍋を振舞っちゃうよ〜」
「これお土産の飲むヨーグルトだよ〜!」
「ありがとな〜 なでしこちゃん」
「「うま」」
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「よーしお前ら!」
「野クルも4人になった事だ」
「本格的に冬キャンの準備を始める!」
「おす!」
「オス!」
「オイス!」
「なんかどっかで聞いた事ある声だな」
「ぶちょう! いつキャンプするんですか!」
「これから決めてくぞー」
「ぶちょう!」
「どこでキャンプやるんですかっ!?」
「それも決めてくぞー落ち着けー」
「ぶちょう!! おやつは!」
「お前ちょっとだまってろや」