霊夢と魔理沙は獣を倒した後、そのまま博麗神社に戻ることにし、空を飛んでいた。
「……ん? あれは……竜之助か?」
「えっ?」
「ほら、あそこだ」
魔理沙が博麗神社の前にある長い階段のところを指差すと、確かにそこには階段を一段一段踏みしめて登っている竜之助の姿があった。
「なんであんな面倒な……あー、そうだ。竜之助は飛べないんだったな」
「そういえばそうだったわね。飛べないとなるとあんな風に階段を登るのね……こうやって改めて見てみると、もし私が村の人なら確かにこんな長い階段登ってまで神社に来たいとは思えないわね……おーい、竜之助ー」
霊夢と魔理沙は苦笑しながら竜之助の近くに降り立った。
「あ、霊夢に魔理沙さん。どこに行ってたの?」
「ちょっと博麗の巫女の仕事で妖怪退治をね」
「ま、軽ーくひねって来てやったぜ」
「へー……二人はやっぱり強いんだね」
竜之助はニッコリと微笑んだ。
「そりゃそうだぜ‼︎ なんせ私達は今まで様々な争いごとを解決して来たんだからな‼︎」
「ま、そんなことはどうでもいいわ。早く帰って休みましょうか」
「おっと、そうだな。竜之助、私の箒に乗るか? 飛んで行けばすぐだぜ」
「あ、はい。よろしくお願いします」
竜之助は魔理沙の箒に跨り、飛び上がった。
「それじゃあ行くわよ」
霊夢と魔理沙、竜之助は階段を越え、博麗神社に到着した。魔理沙と竜之助は箒から降り、霊夢は普通に足で着地した
「さて、どうしようかしらね……紫は気まぐれで起きてたみたいだからもう冬眠してるだろうし……」
「紫さんに用があったの?」
「あぁ。ちょっとばかし聞きたいことがあったんだよ。ま、居ないなら仕方ないぜ」
「そうねー……あ、そうだ竜之助。あなた寺子屋に行ったのよね? 寺子屋の話なんかを聞かせてくれるかしら?」
「うん。もちろんいいよ」
「そう。それじゃあ神社に入りましょうか」
霊夢はニコリと微笑みながら竜之助を神社に連れて行った。その様子に、霧雨魔理沙は違和感を覚える。
「(あの霊夢が他の人の話を自分から聞こうとして、なおかつあんなに爽やかに笑った……だと……⁉︎)」
そこに友人に対してその評価はどうなのだろうという考えは無かった。ただ、今まで長い間一緒に過ごしてきた霊夢が、あんなにいい笑顔で笑うのを見たことが無かった。
「……いや……たまたま……だな。そう見えただけかもしれないし……」
「魔理沙ー? 入らないなら閉めちゃうわよー?」
「あ、あぁ。今行くぜ」
魔理沙はゆっくりと歩きながら神社の玄関に入っていき、ドアを閉めた。
「…………………………この現象…………あの時と…………やはり……が弱まって来てる……少し急ぐ必要がありそうね……」
霊夢達が倒した後に普通の小さな妖怪になった獣を見つめながら、幻想郷の賢者、八雲紫は静かに立ち上がり、スキマを開けてその場を去って行った。
はい、ということで第十四話終わりです‼︎これからどうなるかこの作者にもわかりません‼︎(おい
まぁとにかく今回はここまでです♪良かったら次回もゆっくり見て行って下さい♪」