東方白竜記   作:アマザケ01

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こんにちは♪今回も書いていきたいと思います♪文さんメインになると思いまーす♪


第二十話 その羽、烏天狗

「お、お話……ですか……?」

 

「ええ。あなたは最近この神社に住むようになった御人ですよね? 是非ともお話をお聞かせ願えないかと」

 

文はそう言いながらメモ帳とペンを胸ポケットから取り出した。

 

「い、いいですけど……し、射命丸さん?」

 

「あ、私のことは気軽に文とでもお呼びください。それで、なんでしょうか?」

 

「ここで話すのもあれですし、神社に行ってお話しませんか? 文さん」

 

「確かにそれもそうですね。ではいきましょうか」

 

文はそう言うと、胸ポケットにメモ帳とペンをしまい、ふわりと浮き上がった。

 

「あ、す、すみません。僕飛べないんですよ……」

 

「あやややや。そうなのですか? 半妖とお聞きしたのでてっきり飛べるのかと思いましたが……ならこうしましょうか」

 

文はそう言うと竜之助の前に降り立ち、竜之助に背を向けるようにし腰を下ろした。

 

「さ、どうぞ乗ってください。おんぶで運んであげますよ」

 

「だだ、大丈夫ですよ‼︎ このぐらいの段差なら一人でいけますから‼︎」

 

「そうはいっても多少は疲れるでしょうし、楽なことに越したことはないでしょう?」

 

「そ、そうですけど……」

 

「なら早く乗ってくださいよ。遠慮はいりませんから」

 

文はそう言いながらに首だけで振り返りニコリと笑った。

 

「……じ、じゃあお言葉に甘えて……」

 

竜之助は少しおどおどしながら文の背中に体を預けた。

 

「ではいきますよー。それ‼︎」

 

「うわわっ‼︎」

 

文が声をかけて飛び上がると、竜之助は落ちないようにしっかりと文に抱きついた。文はそのまま石段を飛び越え、神社の境内にスタッと着地した。

 

「はい、到着いたしましたよ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

竜之助はゆっくりと文の背中から降り、境内に足をついた。

 

「どうせなら霊夢さんと一緒の方がよろしいですよねー。たくさんお話聞いちゃいますよー‼︎」

 

文はそう言い、意気込んだ様子で再びメモ帳とペンを胸ポケットから出した。

 

「あはは……霊夢ー‼︎ ただいまー‼︎」

 

竜之助は若干苦笑しながら神社に向かって大きな声で叫んだ

 

「……お帰りなさ……文? なんであんたがここに……って言うまでもないわね。どうせ竜之助の噂を嗅ぎつけて話を聞きに来たとかそういうことでしょ?」

 

「あやややや。さすがは霊夢さん。全くもってその通りでございます」

 

文は頭をかきながら頷いた。

 

「……私は別にいいけど、竜之助はいいのかしら? こいつの取材は長いわよ?」

 

「うん。文さんには石段を登るのに手助けしてもらったし、僕に話せることならなんでも話すよ」

 

「あやややや。この子はいいこですねぇ‼︎ 取材に来ても門前払いの何処かの巫女とは大違いです」

 

「あら、そんな巫女がいるの? あなたも大変ねー」

 

霊夢は棒読み口調で答えた。

 

「……さ、さて。それじゃあお話の方を聞かせていただきましょうか」

 

「あ、は、はい。わかりました」

 

「それでは‼︎ まずはあなたがここに来た経緯をーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ー-ー-ふむふむ、なるほどなるほど……わかりました‼︎ これで十分です‼︎」

 

「は、はい……お疲れ様でした……」

 

文は満足げにメモ帳を閉じ、ペンと一緒にポケットにしまい、竜之助は質問攻めにあったせいか、やや疲れているように見えた。

 

「ほらみなさい。いったでしょ? こいつの取材は長いって」

 

「あはは……ま、まぁでも、僕でよければこのぐらいなら大丈夫です」

 

「あやややや。本当にいい子ですねぇ。そうだ。お礼と言ってはなんですが、お写真を撮ってあげましょうじゃないですか」

 

「写真……?」

 

「ほら、あの新聞に載ってる絵のことよ。こいつのあのカメラって箱でああいうのが作れるらしいのよ」

 

「へー。それじゃあ是非お願いします‼︎」

 

竜之助は興味津々といった感じに目を輝かせながら言った。

 

「まぁ最も、こいつが写真を撮るのは単純に竜之助の記事を書くからでしょうけどね」

 

霊夢はジト目で文を見ながら言った。

 

「あ、あやややや……と、とにかくほら‼︎ そこに立ってください‼︎」

 

「こ、ここですか?」

 

竜之助はやや緊張した表情で指定された辺りに立った。

 

「OKです‼︎ ではいきますよー。はいチーズ‼︎」

 

パシャリ‼︎

 

「うわっ‼︎」

 

竜之助は初めて撮られたせいで少し驚いたように声をあげてしまった。

 

「び、ビックリしたー……今ので大丈夫なんですか?」

 

「はい‼︎ もちろんです‼︎ ではお次は霊夢さんとのツーショットいってみましょうか‼︎」

 

「は? 私も?」

 

「もちろんです‼︎ その方がいたという証明に……い、いえ、記念にいかがですか?」

 

「本音が丸出しじゃない……まぁいいわよ。竜之助の横に並べばいいのね?」

 

「はい。よろしくお願いします」

 

霊夢は竜之助の横に歩いていき、横に並んだ。

 

「ではいきますよー。はい、チーズ‼︎」

 

パシャリ‼︎

 

今度は二回目ということで、竜之助は声を上げることがなかった。

 

「はいOKです‼︎ お疲れ様でした‼︎」

 

文は写真を撮り終えるとニコリと笑い、カメラをしまった。

 

「それでは私はもうこれで失礼させて頂くとしましょうか。では御二方、明日の文々。新聞は是非一度ご購読を‼︎」

 

文はそう言いながら飛び上がり、すごい速さで飛んで行った。

 

「……な、なんかすごい人だったね……」

 

「人じゃなくて妖怪だけどね。さ、早く中に入りましょ?」

 

「う、うん……」

 

そう言いながら霊夢と竜之助は神社の中に入って行った。




はい‼︎ということで今日は文さんメインでいきました‼︎新聞に竜之助が神社にいるということが載る。しかし、竜之助は明日の朝にはいなくなってしまうこのことをあの場にいて知っていたのは霊夢だけ。霊夢の心境はどうなのでしょうかね。とりあえず今回はここまでです。良かったら次回もゆっくり見て行って下さい♪
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