東方白竜記   作:アマザケ01

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すっごくお久しぶりに投稿です。またのんびりと書いていきたいと思います♪


第二十八話 人里の賢者、竹林の賢者

文が永遠亭に行くと言い、飛んでいってから30分ほどが経とうとしていた。霊夢は寝たまま、魔理沙は霊夢の布団の横で胡座をかいて座っていた。

 

「……文にしては遅いな。薬をもらって来るだけなのに」

 

「どっかでネタになるようなものでも見つけたんじゃないの?」

 

「いや、そんなはずは……霊夢がこんな状態だからあいつが自分で行ったわけだし……」

 

そう言ってると、

 

「魔理沙さーん‼︎ ただいま戻りましたー‼︎」

 

と玄関の方から文の声が響いた。

 

「お、ようやく来たか。上がって来ていいぜー」

 

「なんであんたがそれを言うのよ。ここは私の神社よ」

 

「まぁまぁ細かいことは気にすんなって」

 

霊夢は呆れながら、魔理沙は苦笑しながら文が来るのを待っていた。すると、

 

「なんだ、思っていたよりも元気そうだな」

 

「そうねぇ。私達いらなかったんじゃない?」

 

聞き覚えのある声が二つ、文のほかに聞こえた。

 

「今の声って……」

 

「全く……お茶は出さないけど上がって来なさい。慧音、永琳」

 

霊夢がそういうと襖が開き、そこからは先ほど飛び出して行った文、そして人里の寺子屋教師、上白沢慧音、最後に竹林にある永遠亭の医者、八意永琳であった。

 

「おい文、薬をもらいに行った文が100歩譲って永琳を呼ぶのはわかるが、なんで慧音を呼んだんだ?」

 

「まぁこれにはわけといいますか、私なりの考えがあるわけです」

 

「……わけ?」

 

魔理沙と霊夢が首を傾げると、慧音が一歩前に出た。

 

「その理由は私から話そう。聞いたところによると、霊夢は記憶を失ってしまったんだろう? 私の能力を使えば少なからず力になれるのではと、わざわざ文が訪ねて来たんだ」

 

「なるほど……確かに一理あるな」

 

「ですよねですよね‼︎ いやー、私もわざわざ人里に降りた甲斐がありましたよ」

 

文は自慢げに胸を張った。

 

「それで、霊夢の状態はどうなの? 記憶を失ったって聞いたけど」

 

そこで今まで黙っていた永琳が声を出した。

 

「あ、そうだそうだ。早く看てやってくれ」

 

「私は別に戻らなくてもいいんだけどね」

 

「まーだ言ってるのかこいつ……まぁ、とにかく頼むぜ。永琳」

 

「ええ。わかったわ。それじゃあ、どんな記憶を失ったかを聞いてもいいかしら。脳内の記憶を呼び覚ますのに必要だからね」

 

「なんだ。文から聞いてないのか。無くなったのは竜之助という半妖の記憶だぜ」

 

「何⁉︎ 竜之助の記憶が⁉︎」

 

魔理沙が言った瞬間、慧音が目を見開き、驚いたように声を張り上げた。

 

「そうか。お前は寺子屋で面識があったのか。そうだぜ。無くなったのは竜之助に関する記憶だ。スッポリと抜け落ちてやがる」

 

「……まさか……竜之助の……」

 

「竜之助って言うと、確かあなたの新聞に書かれてた少年だったかしら?」

 

永琳はちらりと文に目線を移した。

 

「はい。その通りです。いやー、目を通していただけてるとわかるとうれしいですねぇ」

 

「ええ。いつも表紙だけ見て、お風呂の湯沸かしの材料にさせてもらってるわ」

 

「……あはは……そ、そうですか……はは……はぁ……」

 

永琳はニコリと微笑むと、文は苦笑いを浮かべながら残念そうに肩を落とした。

 

「さて、それじゃあ診てみるから、他の人は部屋の外に出てくれるかしら?」

 

「ここにいたらまずいのか?」

 

「ふつうなら補佐とかがいても問題無いのだけど、記憶喪失となると結構集中しないといけないからね。出来る限り患者と二人きりがいいのよ」

 

「なるほど。わかったぜ。私達は外にいるから終わったら呼んでくれ」

 

「ええ、わかったわ」

 

そう言って、魔理沙、文、慧音の三人は部屋の外に出て行った。




久しぶりの投稿で、読みづらかったりしてるかもしれません……ま、まぁ、よかったら次回もゆっくり読んでいってください♪
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