「それにしても……なぜ竜之助の記憶がなくなったのか、見当がつかないのか? 記憶が全てや、ほとんど無くならなくて良かったと思うが……竜之助に関する記憶だけ消えるというのは変じゃないか?」
霊夢の寝室から、隣にある居間に移動した魔理沙、文、慧音は霊夢の記憶に関することを話すことになり、まずは慧音が口を開いた。
「それは私達も思ったことだ。竜之助だけの記憶がすっぽり抜け落ちてるなんてそんなことはまずありえないと私は思う」
「そうですねぇ。私も長年記者をやっていますが、特定の個人だけを忘れるなんてことは聞いたこともありませんね」
魔理沙と文は慧音の意見に賛成するように頷きながら言った。
「とすると……一体誰が……」
「まず、誰がというより、霊夢から竜之助の記憶を消して、なにが得なのかを考えよう。それがわかれば誰がやったかは絞れてくるはずだ」
「竜之助さんの記憶を消して誰が得をするかですか……ふむ……まず、竜之助さんのことを知ってる人はどのくらいいるんですかね?」
「まずはもちろん私達三人だ。それと紫、こいつはこの前神社に来た時に会ってたな」
「後は私の寺子屋では、人間の学生やルーミア、チルノ、ミスティア、リグルだな。まぁ、彼らがそんなことをする得もないし、できないと思うが……」
「……というか、まず文が新聞ばらまいたから、大体のやつは詳しいとは言えないが知ってるんじゃないか?永琳のやつだって知ってたしな」
「なんと……私のミスですか……あやや……」
文はしょんぼりと肩を落とした。
「ま、まぁ、気にすることないさ。となると、一応薄いなりにもみんな神社に竜之助がいることを知っていたと……」
「だな。となると……目的はなんだ? 霊夢から竜之助を引き離したかったのか?」
「うーん……もしそうだとすると、その人は竜之助さんが神社から居なくなるのを知っていた人物……」
「そして記憶をいじれる人物……」
文と魔理沙はゆっくりと慧音を見つめた。
「…………えっ⁉︎ ま、まさか私を疑ってるのか⁉︎ た、たしかに竜之助の引越しを霊夢に言ったのは私だし、歴史を操るから記憶も消そうとすれば消せるが……わ、私じゃないからな‼︎ 私はなにもしていない‼︎」
慧音は立ち上がり叫ぶように言った。
「まだなにも言ってないだろ。安心しろよ。私と文はそんなこと微塵も思ってないからな」
「はい。もし記憶を消した人なら、今まさに記憶を取り戻そうとしてるのに、こんなにおとなしく私達について来てくれるとは思いませんしね」
魔理沙と文は苦笑しながら慧音に座るように促し、慧音は安心したように座り直した。
「よ、よかったよ……なら、なんで私の方を二人して見たんだ?」
「「弄りたくて、つい」」
「お前らなぁ‼︎」
慧音が再び立ち上がろうとしたその時、霊夢の寝室の襖が開いた。そこから永琳が
「あななたち、うるさいわよ。まったく……もう済んだから入って来ていいわよ」
「お、もう終わったのか。早かったな。それで霊夢は……」
「……いいから入ってらっしゃい。詳しく説明するわ」
「う、うむ。それじゃあ二人とも中に入るとするか」
「ですね……」
「だな……」
慧音、文、魔理沙の三人は、永琳に促されるように霊夢の寝室に戻って行った。
はい、ということで今回は三人による犯人推理見たくなりましたが……まぁ、進展の無い推理でしたね……と、とりあえず、見ていただきありがとうございました♪良かったら次回もゆっくりして行って下さい♪