東方白竜記   作:アマザケ01

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いやー、どうもどうも毎回更新しようしようと思ってなかなか書けないアマザケです。
次こそはーと意気込むもののなかなかうまくいかないんですよねぇ。とりあえず、書いていこうと思います♪


第三十三話 月夜の改変

寺子屋の帰り道に竜之助と別れた後、大妖精は一人、自宅に帰ってきていた。とある森の中にある、木で作られた小さな家だが、一人で暮らすには十分と言えるほどの家である。

 

「ふぅ……今日の分の勉強はおしまいっと……」

 

机に向かって今日の復習、そして明日の予習としてペンを走らせていた大妖精は一息つくためにペンを置き、椅子の背もたれに身を預けながら背を伸ばすように軽く伸びをした。

 

「それにしても、今日のあの妖怪は怖かったなぁ……八岐大蛇……だっけ。他の妖怪もいるけど、あんなに大きそうな体してるだなんて、私たちなんて軽く食べれちゃうだろうし……」

 

思い出したかのようにブルッと体を軽く震わせ、頭を横に軽く振る。

 

「あーもー、だめだめ。あんまり怖い怖い言ってると夜眠れなくなっちゃいそう。早い所眠って明日に備えちゃおっと」

 

大妖精はそう言いながら椅子から立ち上がる。

 

「…………」

 

立ち上がり、不意に今日、竜之助との別れ際のことを思い出し、自分の頭を軽く撫でる。

 

「……も、もう、寝る寝る‼︎ 今日は寝るの‼︎」

 

誰に言い聞かせるわけでもなく、頬を赤く染めながら大妖精は大きな声を張り上げ、布や葉っぱなどで器用に編まれた布団に向かい、そこに横になる。

 

「……またね……か……ふふっ……」

 

大妖精はそう呟き、幸せそうな顔をしながら目を閉じ眠りにつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーはずだった。

 

「っ……⁉︎」

 

大妖精は急に目を見開き、胸元を抑えるようにして勢いよく起き上がる。

 

「なにこれ……苦し……っ」

 

いきなり襲われた胸への痛みに、嫌な汗を垂らし、目を閉じて顔をしかめ、体を震わせる。誰かに助けを求めようにも、近くには誰もいない。せめてチルノがいればと思いつつ、彼女の家はここから少し離れた氷の湖にある。助けを呼びに行こうにも、この痛みではちゃんと飛ぶことすらままならないだろう。

 

「う……っく……」

 

大妖精は横になり体を丸くしながら、閉じられていた目を開く。すると、今まで木の色をしていた我が家が紫に、黒に染まっていく。一瞬ルーミアの宵闇を疑ったが、そうじゃないと首を横に振る。ルーミアなら自分がこんなことになっていれば助けてくれるし、こんなイタズラもしないと考えたからだ。じゃあなにが、そう考えたとき、大妖精は察知する。自分の胸の辺りを見つめる。そこから、紫色の瘴気と言えるようなものが煙をあげるように吹き出ていたからである。

 

「なに……これ……」

 

顔をしかめながらそれを見つめ続ける。しかし、よく見れば胸だけじゃなく、体のところどころから瘴気が出ているのに気付く。大妖精は顔を青ざめさせた。自分の体はどうしてしまったのだろう。これからなにが起きるのだろう。複雑に絡み合う感情がついに、糸が切れたように、堰きとめられたものが吐き出されるように爆発する。

 

「嫌……いや……いやぁあぁあぁあぁっ‼︎」

 

大妖精は叫び声を上げながら、意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数刻ほど時間が経つ。闇夜も気にすることなく、妖精達が辺りを飛び回る。しかし、とある場所、大妖精の家に近づき、何かに気付く。

 

「……ここにあった家、どこいったのかな?」

 

そう妖精達が言いながら首をかしげつつ、飛び去っていく。特に気にすることもなく、妖精であるがゆえ、無関心とまで言える行動をしつつ、なにも伝えない。

 

折れた木片や木の葉を辺りにばら撒き、家を形成するために使われていたロープや留め具などは切れ、直径10mにも及ぶクレーターを作り、大妖精の家は姿を消した。




はい、ということで久しぶりの投稿でした。また少しずつかいていけたらいいなぁ(願望

ということで、次回ももしよろしければゆっくり見ていってください♪
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