透き通る世界を照らす銀魂(ぎんのたましい) 作:時代に遅れている
この駄文だらけの作品が始まって、気づけば早くも一年。 最初は「銀魂×ブルアカのクロスオーバーねぇかなぁ」って探したら、どれもこれも夜逃げ作品ばっかり。
あれか? 二次創作ってのは家賃滞納したらすぐ引っ越すシステムでも搭載されてんのか。
「まぁ更新されてないのも色々あるんでしょう」と耐え忍んで日々
……って言いましたけど、実際は一週間も待ってない。 一週間で耐え忍んだとか言うな、甘ちゃん。一週間なんて人生という長い1日に比べたらカップラーメンにお湯入れて待ってる時間と大差ねぇじゃねぇか。
更新がされない、だったら自分で書くしかねぇ!と思い立ったのがこの作品「透き通る世界を照らす銀魂」。 でも読んだ瞬間にこう思ったでしょ? 「グダグダだなぁ」「設定ガバガバだなぁ」「抜けてたり被ったりして読みづらい」って。 はいそこ、今うなずいたやつ。先生怒らないから正直に言え。
低評価ポチポチ押されて、ランプも赤色からオレンジの崖っぷちにまで転落。
赤信号から青信号に変わったら普通は希望見えるだろ? 俺の場合は逆。もうすぐトラックに轢かれる前の警告音だからな。
豆腐メンタルの俺にとっては余命宣告されるくらいダメージがあることなんだからな!
それでも続けられた理由?
それはーー
ロリに裸水着にケモナーにヨコチチに太ももという武器を使い……下半身まる出しで暴走する汚染性方を生み出した性徒たちあっ字間違えましたスイマセン。
先生方の性癖をぶち壊した魅力的な生徒たち
そんな生徒さんたちと触れ合えるブルアカを世に広めたキム・ヨンハ統括P、
銀魂という人類最後のギャグ兵器を生み出したゴリラ原作者。 その両作品に背中を押されたからここまで来られました。
そして何より、素人が書いたこの作品を読んでくださった物好きな先生方の存在。 ここで「お前らがいたからだよ」とかイイ感じに締めたいけど、そんなカッコよくまとめられる器じゃないんでやめときます。
これからも銀さんたちの活躍、生徒たちの活躍にご期待ください。
「え、スーパーナビゲーターのアロナには感謝しないの?」って? ……仕方ねぇな。わかったよ。
じゃあ一言だけな。
アロナ………
紫封筒くれ。
「ごッ――!?」
咄嗟に漏れた悲鳴は、空気を裂いて廃墟に木霊した。次の瞬間、壁に叩きつけられた衝撃が全身を粉砕し、骨と肉の形がぐしゃりと崩れ落ちる錯覚に囚われる。背後のコンクリートには蜘蛛の巣のような罅が走り、ぱらぱらと灰色の破片が零れ落ちる音が耳を刺した。
重力に従いずるりと滑り落ち、地面に這いつくばる。震える手で腹部を押さえるが、そこからじわじわと滲み出す痛みは、身体の奥底にまで杭を打ち込むかのように広がっていく。
「う、げェ……ごほッ、ぅ――……」
赤黒い液体が喉を逆流し、鉄錆の匂いが鼻腔を満たす。剥ぎ取られたガスマスクは転がり、乾いた地面に鈍い音を立てた。呼吸は掠れ、胸は内側から押し潰される様な苦悶に囚われていた。
その時、規則正しい靴音が迫る。死の予兆のように、一歩、また一歩――。
「ま、待っへ! しゃ、喋る、から――た、たす、け……!」
濁った声で縋りつこうとする。だが、その必死の懇願を踏みにじるかのように、彼女は容赦なく足を振り下ろした。
――ぐしゃり。
額と地面が激突し、頭蓋の奥で嫌な音が響き渡る。砕けた破片が頬を切り裂き、鼻からは奔流のように血が溢れた。
「ぉ、ご――……」 「……あっ、ちょっとやり過ぎちゃった?」
声は朗らかで、しかし無慈悲だった。 震える躰を前に、彼女は楽しげに首を傾げる。その声音は、まるで子供が玩具を壊してしまった時の無邪気な呟きにも似ていた。
「おかしいなぁ、大分手加減したつもりなんだけど」
目の前でちらつくヘイローが断続的に明滅する。消えかけの光は、命の灯火が揺らめいている証。彼女は興味深げに顎に手を当て、小首を傾げると、ふいにしゃがみ込んだ。
生徒の襟を掴み、無理やり上体を引き起こす。潰れた鼻と口から滴り落ちる血が、ぽたぽたと地面を染めていく。その顔を覗き込み、軽く頬を叩きながら声を掛けた。
「ほら、起きて! 寝てちゃ駄目だよ。二人は居ないと情報の擦り合わせが出来ないんだから。ねぇ、起きて、起きて――よッ!」
「おぶ――ッ!?」
乾いた音と共に血が飛び散り、再び生徒の目が見開かれる。ヘイローが再点灯し、荒い呼吸と共に視線が彷徨った。
「がはッ、ごほっ、はッ……! う、うぅぁ――……?」 「あっ、良かった! 喋れそうだね? うん、じゃあちょっと待っててね。先に隊長さんから聞いてくるから☆」
彼女は無造作に手を離し、生徒は力なく地面へ崩れ落ちる。震える肩から弱々しい呼吸が零れるばかりで、声はもはや続かない。
「ば、馬鹿な……こんな、簡単に――」
残ったもうひとりのアリウス生徒、小隊長は呆然と呟く。崩れたガスマスクの隙間から覗く目は、恐怖に大きく見開かれていた。
「三十人は、居たんだぞ……!?」 「あははっ、無理無理☆ 私を相手にするならもっと数を揃えないと。こんなのじゃ、ウォーミングアップにもならないよ!」
軽やかに告げるその声音は、勝利を誇示するのではなく、ただ退屈を訴える子供のものだった。
「ふふっ、探す手間が省けて助かっちゃった。まだこの辺りをウロついてたんだ? 本当に虫みたい。どこにでも沸いてくるんだね」 「み、聖園ミ――ぅぐッ!?」
その名を呼びかけようとした瞬間、彼女――聖園ミカの手が喉元を締め上げた。 宙づりにされた身体がばたつき、軋む骨と筋肉が悲鳴を上げる。
「あ、ぐ――ッ、ぅ、ぁ……!」 「私、面倒なことって嫌いなの。一々加減するのも疲れるし、分かるよね?」
至近距離で微笑むその瞳は、星屑を撒き散らしたように煌めいていた。 抗う術もなく、生徒の胸を満たすのは――ただ、底なしの恐怖。
「だから、さっさと吐いてくれると嬉しいな☆」
ミカは楽しげに拳を握り締めた。軋む骨の音が周囲に響く。倒れ伏した仲間達の血を背に、彼女は無邪気な笑顔を浮かべる。
「――アリウス自治区への入り方。マダムの居場所、教えてくれるよね?」
その声音は優しく、しかし有無を言わせぬ圧力を帯びていた。 どこまでも無邪気に、無垢な笑みを湛えながら。
ーーーーーーーーーーー
トリニティーティーパーティの会議室
緊迫した空気が部屋を満たしていた。
分厚いカーテンから差し込む昼の光も、この場の重苦しさを晴らすことはない。机上には散らばる報告書、インクの匂いと紙をめくる音がわずかに響くだけだ。
「な、何だと……! ミカくんが、脱獄……!?」
最初に声を荒げたのは、近藤だった。
椅子を軋ませて立ち上がり、報告書を握り締める手が震えている。額には汗が浮かび、その巨体に似合わぬ狼狽が見て取れた。
「それは、本当なのか!」
問いかけに答えたのはナギサだ。
彼女は眉根を寄せ、深い溜息を吐いてから静かに頷いた。
「えぇ……地下収容区画を確認しましたが、そこは既に空。」
それに……正義実現委員会で押収・保管していた彼女の得物も、跡形もなく消えていました」
「なんだと……!」
会議室に低いどよめきが広がる。
ナギサは机の上に置かれた地図を指先で叩き、その瞳を細めた。
「恐らくは、アリウスに向かったのではないかと……」
その言葉に、近藤は思わず隣の男へと視線を向ける。
「アリウス……どう思う、トシ?」
「だからどうした?」
冷たく言い放ったのは、副長・土方十四郎だった。
片手に煙草を弄びながら、目の前の緊張をよそに淡々と声を落とす。
「聖園ミカの監視も管理も、元々は俺たちの管轄じゃねぇ。
わざわざ真選組が首を突っ込む理由はねぇだろ」
「なっ……!」
ナギサが思わず身を乗り出す。その表情には怒りと焦燥が混じっていた。
一方で近藤は、苦々しげに土方を睨む。
「おい、トシ。確かにそうだ。だが――」
拳を握り、声を張り上げた。
「だが、ミカくんは俺たちが守るべきトリニティの生徒の一人だ!
見過ごせるはずがない! ここは俺たちも――」
「近藤さん」
その言葉を遮ったのは、いつも軽薄な笑みを浮かべている沖田総悟だった。
彼は椅子に身を預けたまま、欠伸混じりに続ける。
「俺も今回ばかりは、土方さんに賛成ですね」
「な、に……?」
沖田は薄く笑い、しかしその目だけは鋭く細められていた。
「近藤さん、いくらなんでも無茶ですよ。
この短期間で、あのお転婆娘が何度問題を起こしたと思ってるんで?
そんな奴を助けに行こうって隊員が……今、何人いるんってですか?」
近藤は言葉に詰まった。
脳裏に浮かぶのは――エデン条約の時、アリウスによってもたらされた惨禍の光景。
瓦礫に沈む仲間たち、悲鳴、血の匂い。トリニティもゲヘナも多くの生徒が傷を負い、戦える者は極端に少なくなった。真選組も例外ではなく、今やその手勢は半ば機能不全に陥っている。
「そ、それは……」
「……いないでしょ?」
沖田の冷ややかな言葉が、会議室をさらに沈黙で包み込む。
「俺たちに出来るのはせいぜい、脱獄がバレねぇように情報統制するくらいですよ。
下手に動けば、余計に火の手が広がるだけですぜ」
机の上の時計が、カチリと音を立てる。
それが、この場にいる全員の心に重石を落とすかのように響いた。
ナギサの白い指先が微かに震えていた。
持ち上げたティーカップは、口に運ばれることなく揺れ、茶の表面に細やかな波紋を生んでいる。彼女の胸中を映すように、静かなはずの空気がざわめき始めていた。
「……」
言葉を失うナギサの横で、サクラコがゆっくりと視線を巡らせた。瞳は鋭く、しかし声色は冷静そのものだ。
「ミネさん。これは……あなたが以前言っていた通り、アリウスへの復讐だと見て間違いないのでしょうか?」
問われたミネは短く息を吐き、机に指を叩く。
「……彼女の愛銃まで消えているのです。そう見て、間違いないでしょう」
その声音には確信と焦りが滲んでいた。
「彼女の精神状態を考えれば……今すぐにでも探しに行くべきです! それなのに――」
鋭い視線が真選組の面々を突き刺す。
「あなたたちは『面倒だから行かない』と!? 一体、どういう神経をしているんですか!!」
机を叩く音と共に、場の空気が爆ぜた。
「その通りだ!」と近藤が咆哮する。
「ここで守るべきもんが守れねぇなら、俺はそんな形だけの警察なんざごめんだ!!」
土方が低く唸るように返す。
「俺は状況を見ろって言ってんだ! 闇雲に動いてどうする! それが出来なきゃ、結局守るべきもんも守れねぇだろうが!」
「今、その守るべきもんが危機に晒されてるってのがわかんねぇのか!!」
火花のように言葉が飛び交う。
「分からないなら――治療して差し上げます」
ミネの声は静かだったが、その拳が構えられた瞬間、空気は一気に殺気を帯びる。
「おやおや……」沖田が口元を吊り上げ、視線を細める。
「そっちがその気なら……俺も“教えて”やるとしますかね」
次の瞬間、椅子が倒れ、机が軋む。
正義を叫ぶ者たちの拳が、同じ仲間へと向けられるという倒錯した光景――殴り合いが始まった。
「ちょっと、皆さん……!」
ハスミが声を張り上げるが、その声は怒号に掻き消される。
「た、たんま! 何やってんですかリーダー同士で!!」
山崎の必死の制止も虚しく、混乱は広がるばかり。
その渦中で、ナギサとサクラコはただ立ち尽くし、唖然としたまま拳と怒声が飛び交う様を見守るしかなかった。
『シャーレとも連絡が取れない……一体どうすれば』
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地下カタコンベ
ひんやりと湿った空気が、石造りの通路を這うように漂っていた。
足元には古びた骨壺や崩れかけの墓標が散乱し、誰かの踏みしめる靴音が反響するたびに、不気味な残響となって闇に消えていく。
――そんな陰鬱な空気を、一瞬でぶち壊す声が響いた。
「あるこう〜あるこう〜わたしはげんき〜!」
通路いっぱいに反響する、音程の微妙にズレた明るすぎる歌声。
その隣で、少し怯え気味のヒヨリが小声で続く。
「あ、あるくの……だいすき……? どんどん……いこう……」
そして最後に、銀時の気の抜けた声が、カタコンベ全体を震わせた。
「さかみち〜ほらあな〜地下に墓地〜……
……薄気味悪い〜さっさと帰ろ〜」
ぞっとする暗闇の中、妙に陽気な三重唱。
「じゃねぇだろォォォ!!!」
新八の怒声が響き渡り、骨壺まで震えた。
「何呑気にさ◯ぽ歌ってんだ! 今僕たちは◯トロ探しじゃなくて、敵の本拠地へ向かってんでしょうが!!それに微妙に歌詞と音程変わってるし!!」
銀時は鼻を鳴らし、肩をすくめる。
「だってカタコンベって墓地だろ? 薄気味悪いじゃん。俺としてはさっさと帰って全集中したいんだよ心を燃やしたいんだよ。」
ぼそぼそと愚痴りながらも、目の奥に「早く帰りたい」という一点だけの意志がこもっている。
「それに……いくら銀魂公認のジブリとはいえ、完全丸パクリだと著作権的に色々と面倒だろ?せっかくの一周年記念日にそんなトラブルはごめんなんだよ」
そこで彼は、妙に誇らしげに胸を張る。
「だから音程も少しずらして、読者の皆さんに提供してあげようと――」
「いらねぇよそんな無駄な職人の手ごころォォ!!!」
新八が全力でツッコミを入れると、石壁に反響し三倍返しになって戻ってくる。
すると、神楽が口の端を釣り上げ、不意に言い放った。
「つーか新八、伏せ字の使い方間違ってるアル」
「伏せ字ってのはな――こうやって使うんだヨ」
さ◯ぽという普通の曲名がとんでもない単語になろうとしていた。その証拠に間に◯を挟んで見せる。
「"◯んぽ"ってな」
……暗闇に響く言葉の破壊力は、幽霊よりも恐ろしかった。
「意味合いが色々と変わってくんだろうがァァァァァ!!!」
カタコンベに新八の絶叫が木霊し、積み上げられた骸骨がガラガラと音を立てて崩れ落ちるのだった。
湿り気を帯びた空気が、地下の石壁に纏わりつく。
誰かの靴音が反響するたび、古の死者たちが目を覚ましたかのような錯覚を覚える。
それほどに、この場所は人の気配を拒絶していた。場違いな掛け合いに、新八が場が悪そうに口を開いた。
「あの……その……すいません。あまり緊張感がないような……本当なら警戒を怠っちゃいけないのに」
その不安げな言葉に、サオリはわずかに表情を緩める。
「いや、構わない。こんなに楽しそうなヒヨリを見るのは久しぶりだからな」
短い返答。けれどその声音には、かすかな温度が宿っていた。
そんなやり取りを、銀時がうんざりとした顔で遮る。
「で、なんで俺たちはこんな道を通ってんだよ?」
吐き捨てるような問い掛けに、サオリは歩みを緩めず淡々と答えた。
それはつまり――この迷宮の先にある「アリウス自治区」へ至る唯一の道に関する説明だった。
「このカタコンベの入り口は、判明しているだけで三百ヶ所。
だがその中で『本当の入り口』は限られている。残りはすべて偽物だ」
足音が重く響くたび、言葉の意味もまた沈んでいく。
「入り口を間違えれば……延々とカタコンベを彷徨う羽目になる」
「だから私たちは、正しい入り口とそこから先のルートを、暗号として受け渡している」
「迷宮ですか……」と新八が首を傾げると、サオリは静かに頷いた。
「しかも、内部の構造は一定周期で変化する」サオリは歩きながら低く続けた。「昨日通れた道が、今日は行き止まりになることもある。方向感覚など簡単に狂わされる。カタコンベは全容が解明されていない……理不尽な迷宮だ」
「アリウスを離反した今の私たちには、もう正しい暗号は与えられない。
つまり……今どこが『正しい入り口』か、私たちには分からない」
銀時が舌打ちをしながら吐き捨てる。
「なるほど、要らなくなった奴にわざわざ教えてやる義理はねぇってわけか。いい趣味してるぜ、アンタの保護者」
その皮肉を、サオリは冷たい笑みで受け流した。
「――単に、私たちが上手く立ち回れなかっただけさ」
嘲笑にも似たその吐息。彼女自身、二度と戻ることのないはずの地へ、再び足を踏み入れようとしている矛盾に、皮肉を込めるしかなかったのだ。
だが次の瞬間、彼女の声音は鋭さを帯びる。
「……それでも、まだ一つだけ使える入り口が残っている」
一同の視線が一斉に彼女に注がれる。
「それは、万が一通信手段が失われた際の――緊急避難経路。
だが、それも今日の『日付変更』までだ」
サオリの声は冷たく、だが確かに震えていた。
「避難経路の変更は一定周期……あと九十分。
それを過ぎれば、そこも閉ざされる。
そうなれば――私たちは、アリウス自治区には戻れない」
闇に沈む迷宮で、その言葉は重く響き渡った。
「でも、その話だと……アリウスの生徒はみんなこの道を知っているってことですよね?」
新八が眉間に皺を寄せる。
「そうだ」サオリは即答した。
「だとすれば、サオリさんたちを捕まえようとしている連中が、この道で待ち伏せしていてもおかしくないんじゃないですか?」
「……そう考えて、間違いないはずだ」
低く落ちた声は、わずかに緊張を含んでいた。
新八は思わず周囲を振り返る。両脇に整列する骸骨の群れ。石壁に刻まれたひび割れ。乾いた靴音が虚しく反響するばかりで、他には何の気配もない。
「でも……かなり歩きましたけど、全然そんな気配ありませんよね?」
ミサキが腕を組み、不審げに首をひねる。
サオリも険しい視線を闇に投げた。
「確かにおかしい。何部隊か配置されていてもおかしくないのに、――」
張り詰めた空気を、唐突に神楽の声が切り裂いた。
「それじゃあ次は、森のクマさんならぬ――お墓のクマさん歌っていくアルよ〜♪」
「おい、いい加減しろよ!」新八が即座に噛みつく。
「アンタらの場合は“お墓のクマさん”じゃなくて、“お墓に理性を置いてきた”の間違いでしょうが!」
だが神楽は聞く耳を持たない。にやりと笑い、朗々と声を張り上げる。
「せ〜のっ♪ ある日〜〜〜墓地の中〜〜〜♪」
「話を聞けェェェ!!」
新八の絶叫が虚空に響いたその刹那――
ドォォォォン!!
轟音と共に、石壁の一部が爆ぜ飛ぶ。砂埃が舞い、骸骨が崩れ落ちる音が次々と重なった。
その白煙の向こうから、場違いなほど陽気な声が響く。
「やっほ〜、みんな。久しぶりだね!⭐︎ ちょっとお話しようよ」
煙を割って現れた少女――聖園ミカは、狂気じみた笑顔を浮かべていた。
その姿に銀時はぽつりと呟く。
「……クマ……ゴリさんに出会ちゃった」
軽口とは裏腹に、背筋を這う悪寒は本物だ。
ミカは無邪気な仕草で指先をひらひらと振りながら、星屑のように煌めく瞳を細める。
「決めた――ここを、先生の墓標にしよう⭐︎」
次の瞬間、空気が一変した。
冗談としか思えない言葉の裏に潜む殺意が、場の全員の心臓を一気に締め上げた。
次回
ミカ「そんな警戒しないでよ〜私はあなたたちと目的は同じあのマダムっておばさんをしばきに来たの」
サオリ「いい加減話してくれないか?どうして先生は彼女のことを知っているんだ?」
ベアババア「しばく?そんな戯言を吐けるのは今のうちだということを教えてあげなくてはなりませんね?」
次回予告 母さんには隠し事してもすぐバレる。
〜透魂〜第一回キャラクター人気投票
-
銀時
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新八
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神楽
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沖田
-
土方
-
山崎
-
高杉
-
桂
-
定春
-
エリザベス
-
ホシノ
-
シロコ
-
ヒナ
-
アコ
-
ミカ
-
ナギサ
-
セイア
-
ユウカ
-
ノア
-
近藤