透き通る世界を照らす銀魂(ぎんのたましい) 作:時代に遅れている
新八「銀さんの誕生を祝してーー!!」
万事屋「かんぱーーーい!!!!」
(ジュースのグラスがカチンと鳴る)
新八「いやぁ〜、キヴォトスに来てもう二度目の銀さんの誕生日ですよ。色々ありましたね〜」
神楽「ホントアル、いろんな意味で大変だったネ。学園モノ始めたかと思ったら“三年Z組”だし、それを元にした“5人の娘との恋愛コメディ”は休止になるし、勉学に終われる学生たちは日々爆発してるし。」
新八「それ、ほとんど僕らの思い出じゃなくない!? てか作者の現実混ざってるでしょ!!」
神楽「まぁまぁ、今日は銀ちゃんの誕生日アル。少しは労ってやるネ。」
新八「でも良かったですね銀さん。僕たちがいるキヴォトスと同じ会社が作ってる“雀魂”とコラボですよ!以前は便利屋よりアビドスの生徒たちが先にコラボしてて、正直ちょっと負けた気がしてましたけど!」
銀時「……浮かれたんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」
神楽「ぎゃー!銀ちゃん!?グラス割れたアルよ!!」
銀時「何、コラボして満足してんだテメェら!? 俺たちはあの雀魂姫との戦いに負けたんだよ!!」
銀時「滅多に手に入らねぇ高級和牛を失い、罪はケツを拭いても拭ききれねぇほどのクソだ!!」
新八「いや、あれ銀さんが“ロン!”って叫ぶ前にツモっちゃったのが原因じゃないですか……」
銀時「“百里行く者は九十を半ばとす”ってことわざ知らねぇのか? つまり俺たちの敗北はまだ途中ってことだ。」
神楽「いや、負けは負けアル。」
(そこへ神楽がスマホを掲げる)
神楽「銀ちゃん銀ちゃん!ニュースあるアル!」
銀時「なんだよ。今度は雀魂2とか言うなよ?」
神楽「“新劇場版 銀魂 吉原大炎上”! 2026年2月13日公開決定アル!!」
銀時「……また燃えてんのか、あの街。てか2月13日って受験シーズンど真ん中じゃねぇか。」
神楽「そうネ、作者も“公開日に行きたいけどセンター試験のリベンジあるネ!”って泣いてたアル。」
銀時「受験生の人生燃やしてまで公開日決めるとか、制作陣の方が大炎上してんじゃねぇの?」
新八「でも銀さん、受験生の中には“銀魂見て気合い入れ直す!”って言って頑張る人もいるんですよ!」
銀時「へぇ〜そいつら、もし落ちても銀さんは一切責任取らねぇからな!俺は受験票よりもクーポンの期限の方が大事だし!」
神楽「まぁ銀ちゃんが映画で暴れれば、受験生も“あんな大人にならないようにしよう”って気持ちになるネ。」
新八「慰め方が地味に刺さるんだよなぁ……」
(少し間を置いて)
神楽「でも、なんだかんだ言って銀ちゃんの誕生日こうして祝えるの、ちょっといいネ。」
新八「ですね。こうやってドタバタしてるのが一番“銀魂”らしい。」
銀時「……そうだな。誕生日ってのは、祝われる日じゃねぇ。“またくだらねぇ明日を迎えるために飲む口実”だ。」
神楽「なんか急にカッコつけたアル。」
新八「でも、銀さんらしいですよ。」
銀時「うるせぇぞ、メガネ、ま、とりあえずーー」
銀時・神楽・新八「おかわりだぁぁぁぁ!!!」
(空に紙吹雪が舞う。遠くで「おめでとうございます、銀さん!」とアロナの声が響く)
真夏の陽光が、紺碧の海面を鋭く反射していた。
砂浜は灼けるように熱く、潮風には甘く焦げた匂いが混ざる。遠くからは子供たちの笑い声。波の音がそれを柔らかく包み込む。
そんな穏やかな光景の中、一人だけ明らかに「場違いな声」が響き渡った。
「はい〜クソガキども、上がれ上がれ〜! 唇紫星人になって来ただろ?」
銀髪を潮風に乱し、赤い浮き輪片手に海辺をうろつくその姿。
まるで命の危機よりも“やる気のなさ”が先に来たようなライフセイバーである。
「はぁ? 何言ってんのあのライフセイバー」
「海で上がらせるライフセイバーなんて聞いたことないわよ!」
「さっさと戻りなさいよ監視員!」
銀時はサングラスをずらし、半眼で海の少女たちを見た。
太陽の光がその白髪にきらりと反射し、口元には不敵な笑み。
「そうかい。じゃあ好きにすればいい。全身フリーザー様にでもなればいい。海舐めてっとえらい目にあうからな!」
「しらねぇよおれ」
少女たちは顔を見合わせ、一斉に笑い出した。
「アハハハハハ!!!」
「脅かそうってそうはいかないわ!」
「さっ、遊びましょ!」
太陽の光の下、笑い声が波間に弾ける。
その瞬間――
「キャァァァァァ!!!」
突如、悲鳴が上がった。銀時は即座に反応する。
「どうした!」
駆け寄ると、波打ち際で慌てふためくノノミと神楽とシロコの姿があった。
「監視員さん、大変なんです!」
「ん、メガネがーー」
波間に横たわる一人の青年。その全身は紫色に染まり、唇は真っ青。
手にはしっかりとメガネが握られていた。
「新八ィィィィ!!!」
「唇が紫色になったと思ったら、すぐにこうなって………」
「バカヤロー! だから言ったんだ!!」
砂浜にしゃがみ込み、すぐさま心肺蘇生を始める銀時。
その顔はいつになく真剣――だが叫ぶ内容は相変わらずだった。
「すぐに暖かいボール、暖かいドラゴン、暖かいメガネを用意するんだ!」
「帰ってこい石破ァァァァァ!!!」
拳で強く押した瞬間、新八の口から――どす黒い紫の液体が噴き出した。
「キャァァァ!!! フリーザー菌に侵される!!!」
少女たちは悲鳴を上げて逃げ散る。
銀時はその中で一人、海風を背にして立ち上がった。
「ふっ、海の恐ろしさ……しかとその身に叩き込んでやったぜ」
その台詞と同時に、背後からメガホンを通した怒鳴り声が響く。
「なにやっとるんだ貴様ら!!」
砂煙を巻き上げながら現れたのは、全身メカ装甲の男。メガホンで銀時の頭を容赦なく叩く。
「何海水浴に来ていたガキどもを返してるんだ! 溺れないように監視するのが仕事だと言っただろうがたわけ!!」
「誰が恐怖に溺れさせろなんて頼んだ!!」
「まぁまぁ、そう怒んなってバカイザーMADAO。いいか? 海ってのはいつも死と隣り合わせ……」
「考えてもみろ、鼻に水が入った時の痛み、足がつって泳げなくなって笑われる恐怖、密かに汚れて笑い物にされるパンツ……」
「みんなこの恐ろしさを知って、人は初めて“海で遊ぶ”って権利を得るんだよ。無機生命体のアンタには分からないだろうがな」
「全身フリーザー様になる恐怖は別にいらんだろ!!」
「全く、頼むぞ……ようやくワシが手に入れられた職なんだ……ここでまた無職になったらたまらん……」
金属の肩を落とすカイザー。その声には涙が混じっていた。
「銀ちゃん、誰アルか? コイツ……」
「ん、コイツは私たちの敵だったけど……」
「今じゃ相手にもされないただのバカイザーマダオです⭐︎」
「誰がマダオでバカイザーだ! カイザーPMCだ! 名前くらい覚えてくれたっていいだろ!?」
「ほうほう、つまりただの機械仕掛けのマダオってことアルな」
「どこをどう聞いてそうなった!!?」
波打ち際に、銀時の笑い声と少女たちの悲鳴、そしてバカイザーMADAOの金属音が混じり合う。
浜辺を吹き抜ける潮風が、金属の軋む音をかすかに運んできた。
カイザーPMC――いや、皆からは“バカイザーMADAO”と呼ばれる男は、砂を踏み締めながら怒号を上げた。
機械の体躯が陽光を反射して光り、その声には焦燥と必死さが混ざっていた。
「本当に頼むぞ! さっきも言ったが、私の再就職にはすごく時間がかかったんだ!!」
「もっと慎重にしてくれ、夏の思い出づくりに来た子供達をしっかり見守り、楽しい思い出共に家路につかせる!」
「それが我々監視員の役目だ! 分かったな!!」
その声は浜辺に反響し、カモメすら飛び去っていく。
砂浜には、いつの間にか子供たちの姿がまばらになっていた。
かつてあれほど賑わっていた海辺が、まるで避難勧告でも出たかのように静まり返っている。
???
「うへ〜それじゃあ私たちは楽しく遊んで思い出を作っていいわけだ……」
その、妙に気の抜けた声が潮騒の隙間に滑り込む。
波打ち際を、ピンク色の髪を風に遊ばせながら、一人の少女が歩いてきた。
???
「アレ? なんかすっごく空いてます。さっきまで泳げないほどたくさんいたのに……」
???
「でも、ほらいいんじゃない? これで私たちも遊べるわけだし……」
銀時は日焼けした砂の上に寝転び、飴玉を口に転がしながら薄目で彼女たちを見上げた。
その顔には、すでに面倒ごとを悟った大人特有の諦観が漂っている。
「おっ、ようやく来たな……」
その一言に、MADAOの機械仕掛けの目がギラリと光る。
「そ、その声はーー!」
「小鳥遊ホシノ!!」
眩しい太陽の逆光を背にして、ホシノが無邪気な笑みを浮かべる。
砂浜を裸足で踏みしめ、その頬にかかる汗の粒が光っていた。
「ウヘ〜銀ちゃん、手筈通りにしてくれたみたいだねぇ」
銀時は飴をカチリと噛み砕き、惰性のままに手をひらひらと振った。
「バッチリよ。これで心置きなく遊べるだろ? と言うわけでさっさと行ってこい、そして鯨と運命を共にしろ、一生そこで暮らしてろ」
「銀さん、それホシノ先輩溺れてませんか?」
その一言で空気が一瞬だけ止まる。ホシノはにっこり笑い、肩をすくめた。
その笑顔は、日焼け止めの香りと一緒に不穏な余韻を放っていた。
「貴様のせいか! こんなに人がいなくなったのは!!」
「前回のアビドスでの一件が悪かったのは私だが、それはそれで終わったはず!!」
「今の私を邪魔をすると言うのはーー」
「あはは、ごめんね〜私ーー」
「結構根にもつタイプなんだ」
ホシノの笑顔が、太陽の下で一瞬だけ陰を落とす。
その目は、笑っていながら笑っていない。
MADAOは、その金属の頬をぴくりと痙攣させた。
冷却装置が唸りを上げる。まるで“恐怖”という人間的感情が、錆びた回路を走っているかのようだった。
「さっ、みんなぁ〜」
「遊ぼう!!」
「ヤッタ!!!」
少女たちは砂浜を駆け出した。水しぶきが空へ舞い、陽光を反射して虹色に輝く。
その光景を見ながら、銀時は再び砂の上に寝転んだ。
「よし、テメェらも遊んでこい」
「アイアイサー!!!」
「貴様らは別に思い出作らんでいい!!」
「というかメガネ! 貴様、前回もツッコミを放棄したそうじゃないか! 働けバカヤロー!!」
新八は砂浜を走りながら、半ば意識を飛ばしたままの声で返す。
「心配すんな、アイツらは水中から安全を確保する役目だ」
「おれはインセプションから安全を確保する」
そう言って、銀時はサングラスをずり下げたまま横たわる。
海風が髪を撫で、波音が子守唄のように響く。
「貴様はただ寝腐っているだけだろ!! バカプリオ!」
銀時の体を、バカイザーMADAOがずるずると引きずっていた。
海の家の裏、パラソルの陰――銀時は顔に砂をつけたまま半分眠そうな声を漏らす。
「おいおい、勘弁してくれよ……。銀さん、真夏の監視員なんてもう二度とやりたくねぇんだ。建さんみたいにストイックな体見んのはもうウンザリだ。意識させてぇなら、ノノミくらいのグラマーな体つきじゃねぇと無理だから。いや、どのみち銀さんはロリコンじゃねぇから、靡かねぇけど」
「誰も聞いとらんわ……それに誰が建さんだ。あと文句言うなら働いてから言え」
機械仕掛けの腕が銀時の襟を掴んで持ち上げる。銀時の足が砂に線を引きながら、二人は監視台へと戻っていった。
「まぁ確かに……」
銀時と共に望遠鏡を覗く
「ガキしかいないからな……先生アンタが求めるようなヤツはーー」
「ん!?」
「いや、いるにはいるぞ!」
「あっ、本当だ!プリップリッデカプリ子だぁ!」
「いや、プリップリッというかムッチムチムチマリコだろ」
望遠鏡に映ったのは身長がかなり高く黒くて大きな翼と胸を持った露出女性 銀時はつい目を奪われたがーー
その正体はハスミだった それを知った銀時は興味を失い
「あっ、違ったドカ食いダーデカローンだった」
その瞬間銀時の頭に弾丸が飛んできてそのまま倒れた……
こめかみから血が一筋、砂の上に朱を引く。
その傍らで、バカイザーMADAOがため息混じりに肩を竦める。
「おや、銀さんではありませんか?奇遇ですね?元気にしてましたか?」
「ああ、ついさっきまで元気だったが今死んだよ……」
淡々とした会話。
ハスミは倒れた銀時のもとに膝をつくと、無表情のまま、彼の頭に刺さった弾丸を抜き取った。
鈍い金属音と共に、血が砂に散る。
冷たい潮風が吹き抜け、波音が遠くで砕けた。
「な、なんでテメェらがここに?」
うっすらと瞼を開けた銀時が、ぼやけた視界の中に立つ影を見上げる。
その影は、整然と並んでいた。
「ほぅ、これは見知った顔がたくさんいるようだ……」
「アハハ本当だ!ナギちゃんも早く⭐︎」
「ま、待ってください……私はまだ酔いから……」
その瞬間――ナギサの口から、悲鳴とも呻きともつかぬ音がこぼれる。
「ウボボボ」
「ナギサ様!」
ハスミは慌ててエチケット袋を取り出し、砂浜を駆ける。
その姿は、戦場における戦術行動のように無駄がなかった。
ただ、対象が胃の中身であることを除けば。
セ
「全く、アレだけ車酔いとは、ティーパーティーが聞いて呆れてしまうね」
白いドレスの裾を翻しながら、セイアが額に手を当てる。
その口元には、皮肉と優雅さが同居していた。
「で、元気かい坂田先生?」
砂の上で起き上がった銀時が、虚ろな目で彼女たちを見上げた。
彼の表情には、生者とは思えぬ虚脱と呆れが混ざっていた。
「おれ、地獄にいるのか?露出狂の狐とピンクゴリラが見える……」
直後、銃声にも似た音が三度、砂浜に響く。
ドガドガドガ!!!
砂煙が上がり、銀時の体が再び海の方へ転がる。
誰が撃ったのか、もはや問うまでもない。
「キャラ崩壊もいいところだな………」
機械の眼が光を反射し、呆れ半分、諦め半分の声音で吐き出される。
それでも彼は職務を忘れない。海の家の監視員という、唯一の再就職先を守るために。
「で、なぜトリニティーのお偉いさんの貴様らがここにいるんだ?」
彼の問いに、セイアが髪をかき上げながら微笑んだ。
その笑みには、どこか“教師”としての厳しさと“策士”としての余裕が漂う。
「ナギサがここに逃げてきた不良生徒たちが心配だっていうからね」
「わざわざ連れてきただけのことだよ」
「その割にはセイアちゃんノリノリじゃなかった?速度制限がないからって200k近く出して」
太陽の下でミカがケラケラと笑う。
その笑いは、風鈴のように軽やかで――けれど同時に、どこか破滅的な響きを孕んでいた。
「というか、いつまで奴の股間をけるつもりなんだ?」
砂浜の先で、セイアのヒールが銀時の腹を正確に捉えていた。
乾いた音が一つ、潮騒に紛れて消えていく。
銀時は白目を剥いたまま、口の端から泡を吹いてる。
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陽光が眩しすぎる。
海面が鏡のように光を跳ね返し、空は限界まで青を濃くしていた。
潮風が頬を撫でるたび、ゲヘナ風紀委員の面々の髪がふわりと揺れる。
その中心で――アコは、燃えるように目を輝かせていた。
「さぁ来ましたよ!海!!」
両手を広げ、歓喜の声を上げる。
まるで宗教儀式のように、海という存在そのものを讃えるような仕草だった。
「ああ、麗しいヒナ委員長の水着姿を拝めるなんて!!」
「私今日死んでも悔いはありません!!」
声が高く、波打ち際のカモメすら飛び立つほどだ。
「アコちゃんうるさい………」
眩しさの中で、イオリが目を細めた。
手にはサングラス、表情は完全に悟りのそれ。
「というか、アコ行政官が選んだんですか?」
「そうですが何か?」
胸を張るアコ。鼻息は荒く、まるで自分がこの海をプロデュースしたとでも言いたげだ。
「……碌な水着じゃなそうだし、第一着ないと思う」
淡々と放たれた一言。
その声色には「長年の経験」が滲んでいた。
同時に、チナツもため息をつく。
「同感ですね……」
波が足元をさらい、二人の声をやさしく呑み込んでいく。
「ちょっと!日頃私のことをなんだとおもってーー」
そう抗議しかけた、その瞬間。
「お待たせ、」
低く、涼やかな声が背後から届いた。
全員が振り向く。
次の瞬間――彼女たちの時間が止まった。
白い砂浜を背景に、そこに立つのは、
威厳を纏う風紀委員長・ヒナ。
……なのだが。
着ているのは、まさかの――
スクール水着(小学五年サイズ)。
その光景は、ある種の宗教画のようだった。
神聖で、崇高で、そして――どこか全てが間違っている。
「あの……ヒナ委員長?私の水着は?」
引きつった笑顔で尋ねるアコ。
返ってきたのは、あまりにも合理的すぎる答えだった。
「別に着れるものがあるんだからわざわざ新しいものじゃなくてもいいでしょ?」
「ってことはーー」
「ゲヘナに置いてきたわ」
「そんなァァァァァ!!」
アコの叫びが海に木霊する。
砂浜のカニが一斉に逃げ出した。
「ああ……」
頭を押さえてため息。
その横で、チナツが呟く。
「やはり委員長の方が何枚も上手ですね、」
波のリズムに合わせて、小さな笑みが零れた。
アコの策は――完膚なきまでに、打ち砕かれたのだ。
しかし、そんな彼女たちのやり取りなど意にも介さず、ヒナは静かに視線を海へと向ける。
その横顔には、指揮官としての落ち着きと、少女のような好奇心が同居していた。
「それよりあの人サーフィン上手いわね……」
彼女の視線の先、
ひと筋の影が疾走していた。
波が砕ける。
白い飛沫を巻き上げながら、その影は軽やかに海面を駆け、
次の瞬間――見事に跳ね上がった。
まるで海を切り裂く一匹の飛魚のように。
そして、彼の頭頂には――ちょんまげが光っていた。
砂浜で見守るゲヘナ風紀委員の少女たちが、一斉に息を呑む。
ゲヘナ風紀委員たち
「クールだなぁ!」
「かっこいい!」
陽光に照らされるその男の姿は、誰がどう見ても絵になっていた。
真っ白な波の上で、バランス一つ崩さずにサーフボードを操るその技は、
まさに達人の領域。
「すごい、プロの人かな……」
普段は無表情なイオリでさえ、思わず瞳を細める。
その口元に、かすかな感嘆の色が浮かんだ。
「めちゃくちゃ飛んでる!」
「まるで鳥だよ!」
青い空を背景に、ちょんまげが風を切る。
飛沫が光を纏い、空気そのものが輝いて見える。
確かに――その姿はもはやサーファーではなかった。
まさしく、空を征く将。
「いや、飛びすぎじゃないですか?」
その冷静な指摘が、熱気に満ちた砂浜へと冷風を吹き込む。
次の瞬間、誰もが見た。
「彼」が空を飛ぶという、現実離れした光景を。
――そう。
将軍様が波を乗りこなし、空を翔けていたのは、
彼自身のサーフィン技術によるものではなかった。
空の彼方、太陽を背にして、
真選組のヘリがロープを伸ばしていた。
ローターの轟音が、潮騒をかき消す。
ロープに吊られた将軍様のちょんまげが、烈風に揺れる。
地上の誰もが息を呑んだ。
それはもはやサーフィンではない――
それは、「国家規模の遊戯」だった。
灼けた空を切り裂くローター音が、真夏の浜辺に唸りを上げていた。
真選組のマークが輝くヘリの機体が、海風をはらんでゆっくりと滑空していく。
機内は張り詰めた緊張に包まれていた。
計器の光が青白く顔を照らし、隊士たちのヘッドセット越しに無線が飛び交う。
「現在、高度五十八メートル。時速四十五キロで滑空中!」
「目標降下地点まで三十メートル先!」
潮風に混じって、わずかに焦げた油の匂いが漂う。
彼らの視線の先――そこは、日焼けした生徒たちが無邪気に遊ぶ浜辺。
「目的地に人影が見えますが、どうぞ?」
短い沈黙。無線の向こうで、冷えた声が返る。
『……速やかに排除してください、どうぞ〜』
次の瞬間、機体の腹が開き、銃口が覗いた。
火花が弾け、金属の獣が咆哮する。
――ガガガガガガッッッ!!
砂浜を焼き裂く弾丸。
弾け飛ぶ砂。跳ねる貝殻。悲鳴。
「なっ!」
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
数秒後、静寂が戻る。
風の音と、遠くでカモメの鳴く声だけが残った。
「……邪魔者は掃除しましたが、先ほどの乱射で着地地点が相当荒れてしまった模様」
「このまま着地すれば、足を挫くかもしれませんが、どうしますか?」
無線の向こうから、煙草をくゆらすような疲れた声。
『えぇ、速やかに更地に変えてください、どうぞ』
バズーカを担いだ隊士が一人、無言で立ち上がる。
風が吹き抜け、黒いコートの裾を揺らす。
――ドォォォォォンッ!!!
地鳴り。
砂が爆風に巻き上がり、視界が真っ白に染まる。
そしてその煙の中から――
一人の男が、静かに降り立った。
真昼の太陽が、その姿を金色に縁取る。
凛とした顔立ち、無駄に整った立ち姿、
そして、どんな時でも揺るがない――ちょんまげ。
「ご無事で何よりです。どうでしたか?初の波乗りのご感想は、上様」
海風を受けながら、将軍は一歩、砂の上に足を下ろす。
その足跡は、やけに堂々としていた。
「ジャンプした時、股間がふわっとしたのが心地よかった。もう一度やりたい」
浜辺に、なぜか荘厳な静寂が降りる。
その言葉が、まるで名将の戦後談のように響くのだから質が悪い。
「……御意。土方くん、チンサムをもう一度頼む」
無線の向こうから、呆れと疲労が入り混じった声。
『分かったよ……ったく、なんで俺がテメェの言うことなんざ聞かなきゃいけねぇんだ……』
わずかな間を置いて、鴨太郎がにっこりと笑う。
その笑みは柔らかいが、どこか背筋が冷えるほどに穏やかだ。
「何か言ったかな、土方くん?」
間を置かず、低く短い返答が返ってくる。
『……なんでもねぇよ』
風が吹いた。
砂が舞い、波が寄せる。
遠くでは、海水浴客が避難していく姿が小さく見えた。
潮騒が、遠くで静かに唸っていた。
昼下がりの陽光が砂浜を焼き、金属の匂いとオイルの残り香が空気に混じる。
さっきまでヘリが爆風を撒き散らしていた場所は、今や静けさだけが残っていた。
土方十四郎はその場に立ち尽くして、深くため息を吐いた。
煙草を探す手が、やけに重たい。
「はぁ……」
そのため息を切り裂くように、背後から気取った声がした。
「おや、生徒たちを差し置いて将軍様のお遊びとは感心しませんね〜土方殿」
振り返れば、潮風に揺れる長いコート、銀縁の眼鏡がきらりと光る。
整った笑顔と裏腹に、目の奥だけが冷たく笑っていない。
「げっ、よりによってなんで見廻組が……」
苛立ちを押し殺した声。
喉の奥に砂のような苦みが残る。
「私はゲヘナの軍事訓練の監督者としてここに来てますから」
軽く言いながら、彼は一歩、砂を踏みしめる。
その足音が、やけに軽い。まるで人の神経を逆撫でするために生まれたような歩き方だった。
「俺たちはあのクソジジイに騙されたんだよ」
唇の端を噛み、砂を蹴り上げる。
波が寄せては返し、その怒気をあざ笑うように泡を立てる。
「何が慰安旅行だ、何が羽を広げてこいだ」
「こんなもんただのおもり旅行だってんだよ」
その言葉に、すぐそばでノートを取っていた山崎が顔を上げた。
彼はため息をひとつついて、やれやれと肩をすくめる。
「上様のことだ、多分気晴らしに海にでも行きたいとでも言ったんでしょ」
「それで対応に困ったあのおっさんが全部俺たちに押し付けたってわけですよ」
波の音が一瞬だけ止まったように感じた。
蝉の声が遠ざかり、風の中で佐々木の笑い声だけが静かに響く。
「なるほど、あのキャバクラ親父ならそれくらいのことしそうですねぇ」
その声はどこまでも柔らかい。
だが、柔らかさの下に隠された棘が、確かにあった。
そして――眼鏡の奥の目が、わずかに光を帯びた。
「となると……あなたたちはあのことをまだ知らないようだ」
その言葉に、土方の眉間に深い皺が寄る。
「ああ? なんだおちょくってんのか?」
浜風が二人の間をすり抜ける。
砂が舞い、波が寄せ、ほんの一瞬、空気が張り詰めた。
「いえ、別にそういうわけではありませんよ」
佐々木は、いつものように笑った。
『総悟、邪魔ものは排除したか?』
返事の代わりに、無線越しに思いもしない報告が滑り込む。その声は、どこか間の抜けた軽さを含んでいたが――知らせる内容は致命的だった。
「土方さん、その前に報告すべきことが高速道路から猛スピードでこちらに向かってくる戦車が一台あるんですが?」
言葉が耳朶を叩く。視線が一斉に遠方の海辺を切り裂く方向へ転じる。海沿いの道路を、鉄と油の塊が唸りを上げて突進してくる。砂煙と金属音が混ざり合い、異様な景が近づいてくる。
『破壊して差し上げろ』
命令は短く、ためらいはない。土方の目に、冷たい覚悟が宿る。
『了解しました……』
沖田はバズーカを肩に据える。腕に力が入り、筋が浮き立つ。狙い定め、息を詰める。静寂の後、発射の号令と共に――
『死ねぇ!!桂ァァァァァ!!』
バズーカの衝撃が空気を裂く。炸裂音が連鎖するように浜辺を揺らした。
ドォォォォン
衝撃波が砂を巻き上げ、白い雲が一瞬視界を覆う。だが、そこに止まらないのがこの混沌だ。突進してきた戦車は、轟音を上げながら更に進む。
――戦車内部の空気は、蒸し暑く、緊迫していた。操作盤の光がちらつく中で、高鳴る鼓動とともに甲高い声が上がる。
ヒフミ「ひぇぇ!!砲弾が迫ってきてますぅ!!」
視界を切り裂く黒い弾道が、砂浜を目指して落ちてくる。だが次の瞬間、戦車の天井から突っ立つ小さな影が凛とした動作で身を翻した。
エリザベスが戦車内部から顔を出すと、表情が見る間に変わる——白い悪魔モードに入ったかと思えば鋭利な気配を放ち、進行する砲弾に対峙する。
ヒフミは目を見張り、驚愕の声を上げる。
「え、エリザベスさま?」
エリザベスの手に握られた金棒が、まるで意思を持つかのように振り下ろされる。空中の砲弾を叩き返すその一振りは、重く、確かで――音を立てて弾道を撥ね返した。
撥ね返された砲弾は、新たな軌道を描いて――将軍のいる方向へと向かっていく。
沖田は顔を無表情で唇を噛む。
「あっやべ……」
そして、海辺に再び轟音が落ちる。
ドォォォォン!!
爆発の閃光と砂煙が視界を飲み込み、真選組の隊士たちの顔に影が深く落ちた。砂と硝煙の匂いが鼻腔を刺す。心臓が喉を叩くように高鳴る。
土方の声が、無線ではなく肉声で怒鳴り響く。切迫と責任が声を震わせる。
「探せ!!早く将軍様を」
視線は海の向こう、波間へ、そして空へと忙しく走る。彼の中に流れるのは恐怖ではない。恐怖を越えた“責務”だ。もしもの事態が現実になれば、穴埋めはきかない。揺らぐことのない覚悟が、土方の骨にまで染み渡っていた。
「もしものことがあれば俺たちの首並べても足りねぇぞ!!」
その言葉は命令であり、宣言である。海風が再び吹き、砂の粒が彼らの足元を白く擦る。時間は容赦なく進む。視界の中で、まだ残る煙と砂の中から、将軍の姿を必死に探す人影が走り続ける——。
通信機から、甲高く、どこか浮ついた近藤の声が響いた。
灼けた砂浜に立つ土方は、額を伝う汗を手の甲でぬぐいながら無線を取る。背後では、なおも爆風の残滓が白い砂を巻き上げていた。
『トシ!応答願う!トシ大変なことが起きたぞ!』
土方は眉間を指で押さえた。
「ああ分かってる。全部見てたからな。」
『そうか、俺も偶然発見してな!』
声の熱が上がる。嫌な予感がした。
『まさかこんなところでお妙さんの水着姿を見られるとは!』
ピキ、と土方のこめかみの血管が跳ねた。
「あ?なんの話だ?」
『気になって尾行をしていて正解だった!』
「ああ!?何言ってんだ将軍爆撃の話じゃねぇのか!!」
そこに、砂浜を震わせるような甲高い悲鳴が割り込んだ。
「キャァァァァァ!!!!」
砂煙の向こう、白いパラソルの下で何かが吹っ飛んだ。
よく見れば、それはブリーフ一枚の黒焦げの男――将軍である。
『何言ってんだ!さっき空中から黒焦げでブリーフ一枚の暴漢に襲われてんだよ!!』
いや、違う。
お妙さんが将軍を蹴り飛ばしているのである。
「それ将軍んんん!!!」
『このままじゃお妙さんが、お妙さんが!!』
「それ一方的に将軍がやられてんだろ!!」
土方の怒声が響く浜辺に、ひとり優雅に現れた影があった。
白い制服、整った髪、そしてあの薄ら笑い。
「大丈夫ですか将軍様、お労しや〜」
その声音はまるで芝居でもしているかのように滑らかで、聞いているだけで鼻につく。
「先ほどの連中が、私が言っていたテロリストだったのに……まさか本当に知らなかったんですね〜」
「は?」
眉が跳ね上がる。暑さのせいではない。血圧が上がった。
「仕方ありませんね。エリートである私が教えて差し上げましょう。補習授業部の彼女たちが戦車を奪って逃走してるんですよ、ここに」
佐々木はわざとらしく眼鏡を押し上げ、陽の光を反射させる。
その瞬間、土方の胃の奥にずしりと嫌な重みが広がった。
「マジでか?」
「マジです。エリートは嘘をつきません。」
淡々とした口調に、苛立ちが募る。
砂の上で靴底をきしませながら、土方は無線に向かって怒鳴った。
一方そのころ。
浜辺の喧騒を背に、近藤はひとり興奮の坩堝にいた。
彼の視界には、怒りに燃えるお妙さんと、その足元で黒焦げの将軍が転がる地獄絵図が広がっていた。
「とにかく早く救援を!!トシ!!」
『ちょっと待て!つーかそれ将軍だっていってんだろ!!』
無線の向こうからの叫びなど、今の近藤の耳には届かない。
「ああくそ!もう我慢できん!!」
次の瞬間、彼の全身が躍った。
燃え上がる情熱と誤解の混合燃料で。
「かくなる上はーー!!」
砂を蹴り、全力疾走。
浜風を切り裂きながら叫ぶ。
「変態がァァ!俺のお妙さんから離れろ!!」
だが、飛び込んだその先で待っていたのは――お妙さんの容赦なき反撃だった。
「変態はテメェだろうが!!」
ドスッ!!
お妙さんの足が閃光のように走り、将軍のブリーフを掴んで、それを全力で投擲する。
白い弧を描いて宙を舞ったブリーフが、真っすぐ近藤の顔面を撃ち抜いた。
見事な命中だった。
ーーーーーーーーーーー
戦車の内部は、灼けるような熱気と金属の匂いに満ちていた。
油の焦げた臭いが鼻を刺す中、アズサが望遠鏡を覗き込み、静かに言った。
「桂、どうやら……将軍をやったらしい。」
その一言に、戦車の中の空気が一瞬、凍りついた。
だが、次の瞬間には。
「ハッハッハッハ! そうか、ついに攘夷を成し遂げたぞぉぉぉぉ!!」
桂の笑い声が戦車の鋼を震わせ、ヒフミは顔面蒼白で叫んだ。
「じゃないですよ!! どうするんですかこれ!? これじゃあもうテロリスト人生に直進しちゃいますってば!!」
彼女の悲鳴がエンジンの轟音に掻き消される。
しかし、冷静に突っ込む者がひとり。
「いや、これ盗んでる時点で十分テロリストよ。」
「あ、あう……た、確かに……」
ヒフミの頬を冷や汗が伝う。
桂の高笑い、アズサの無表情な視線、コハルの冷淡なツッコミ――そのどれもが、地獄の釜のような車内をさらに熱くしていく。
そんな中で、ハナコがふと首を傾げた。
「ところでみなさん? 運転は、どうしたんですか?」
その一言が、まるで爆弾の導火線だった。
全員が同時に、ゆっくりと顔を見合わせる。
視線が交錯し、静寂が戦車を包む。
「「「「あっ」」」」
瞬間、外の景色が視界いっぱいに広がった。
目の前に広がるのは海――ではなく、断崖絶壁。
戦車の履帯が、空を掴むように虚しく回転した。
「うわぁァァァァァアヘィィィィ!!」
世界がひっくり返る。
ヒフミの悲鳴が風に引き裂かれ、コハルがシートにしがみつき、ハナコは何故か窓の外に手を振っていた。
アズサは表情を変えぬまま、
そして――。
戦車は重力に従い、豪快に空を切る。
次の瞬間、地平線の向こうに轟音が響いた。
ドカァァァァァァン!!!
爆煙が立ち上がり、風に巻かれていく。
ーーーーーーーーーーーーー
「なんか向こうが騒がしいねぇ……」
ホシノは半ばあくび交じりに目を擦り、金色の光を反射する波の向こうを眺めた。
けれど、その瞳の奥には、微かに緊張の影が走っている。
「そうですね、何かあったんでしょうか?」
メガネ越しに見える空はどこまでも青く澄んでいて――それがかえって不気味だった。
「ん、行ってみよう。何かわかるかも……」
短く言い残し、シロコは砂浜に足跡を刻みながら駆け出した。
その後を追うように、波音がざざん、と強くなる。
一方その頃、監視台の下では、また別の騒動が巻き起こっていた。
「今度はなんだというんだ!」
空を見上げるカイザーPMCの額には汗が光る。
灼熱の太陽を背に、遠くの空気が揺らめき、焦げた砂の匂いが鼻をつく。
「何か落ちたような音だね〜」
その声は軽やかだが、耳に届くたびに空気をひやりと震わせる。
「……押し寄せる波がいつも穏やかとは限らない。たまに見せる嵐こそが、その本性だったりするのだから」
淡々と詩を詠うように語るセイアの横で、ナギサの眉間に皺が寄る。
「そんなこと言ってる場合ですか? セイアさんといえど口にロールケーキぶち込みますよ」
その冗談めいた一言が、緊迫をひとときほぐす。
しかし、次の瞬間にはハスミが声を上げた。
「みなさん、現場に急ぎましょう。話はそれからです。」
「仕方ないな……ほら、行くぞ!」
「えぇ〜、めんどくせぇよ〜…」
そうぼやく銀時の言葉を、潮風が掻き消していった。
同じころ、少し離れた砂浜では――。
「さっきの人、なんか吹っ飛んでいかなかった?」
「うん。吹っ飛んでいった。」
その淡々とした会話がかえって不安を煽る。
チナツが小さく唇を噛んだ。
「大丈夫……でしょうか?」
海面がきらりと光り、遠くの煙が陽炎のように揺れている。
「アコ、私、様子を見てくるから。」
静かに言い残すと、ヒナはまるで風に溶けるように走り出した。
制服の裾が陽光を跳ね返し、砂を巻き上げる。
「ちょっ、ちょっと! ヒナ委員長!!」
その声が届くより早く、ヒナの背は光の向こうに消えた。
――そして、砂煙の立ちこめるその中心で。
トリニティ、ゲヘナ、アビドス、真選組、そして銀時たち。
それぞれの足跡が、一本の線を描くように交わる。
光が、影が、熱気とともに混ざり合う。
「「「「「あっ」」」」」
その瞬間、時間が止まった。
誰もが息を呑み、汗と潮の匂いが入り混じる中――
夏の空の下、最悪で最高の「出会い」が、ついに果たされた。
次回予告
銀時「まぁ色々とカオスってことは確かだな」
次回、まだ諦めてねぇぞマグロ狩りじゃァァァァァ!!
〜透魂〜第一回キャラクター人気投票
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銀時
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新八
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神楽
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沖田
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土方
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山崎
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高杉
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桂
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定春
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エリザベス
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ホシノ
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シロコ
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ヒナ
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アコ
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ミカ
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ナギサ
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セイア
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ユウカ
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ノア
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近藤