透き通る世界を照らす銀魂(ぎんのたましい) 作:時代に遅れている
問題はいつ出すべきか?意見があればコメントにください
エリザベスが…どうぞ!
対策委員会の面々を部室で寝かしたあと、銀時と桂は教室で話し合っていた。
「おいヅラ」
「ヅラじゃない桂だ」
「さっきのはマジなのか?」
「こんな大事な話に冗談つくわけ無いだろ、それに今回の虚は今までと何か違う気がするのだ」
「どう違ったんだ?」
「俺達を襲った虚の目的は自分自身が死ぬことを目的にしその過程の中でついで感覚で
自分を苦しめた人類を滅ぼそうとしていたが、今回の虚は人間を滅ぼすことが目的に感じられたのだ。」
と桂は夢での{学園都市キヴォトスで銀時と共に絶望するがいい}という台詞から考察
した結果を銀時に話した。
そして銀時に頼み事をする
「銀時、ここにいる間は手を組まんか?」
「おい!そいつはどういう」
「このままでは、虚の思う壺だ。何としても虚の居場所を突き止め計画を阻止しなければならん!そのためにお前の力が必要なのだ。」
「あてはあるのか?」
「この世界を見ていると江戸の町に似ている箇所がいくつもあったそれもこれも俺達の世界がこの世界に干渉し始めている証拠となるはず、しかしその多くは学園の中にあり、自由に入ることができなんだ。そこで先生として活躍している銀時となら、そこの調査もできるのではないかと考えたわけだ」
銀時はその話を聞いてヅラに条件を出した。
「ヅラ、3つ条件がある、一つ生徒の危機にはすぐに対応すること
二つこの件をバラさねぇこと 三つ.....特にない」
3つ目はないという言葉にこけようとしたが、
「銀時お前らしいな、勿論そのつもりだ!」
教室から出ようとした桂に
「あっ、あったあった3つ目"死ぬな"」
その条件に桂は微笑みながら
「その言葉そっくりお前に返す」
そして教室で一人になった銀時は一人でつぶやいた。
「わりいな、また隠し事が増えちまった.....」
こうして銀時の過去を知った対策委員会と驚きの事実が判明し一日が終わった。
翌日。
便利屋68事務所。
窓から差し込む陽光には砂塵が混じり、室内の埃を白く浮き立たせている。その中心で、陸八魔アルは、重力に逆らえないかのように頭を抱えていた。
(……どうしてこうなるのよ)
決意はあった。野望もあった。しかし、現実は非情なまでに数字で語られる。
金がない。
どれほどハードボイルドな表情を鏡の前で作ろうとも、空の金庫が満たされることはない。ムツキやハルカが日常的に火遊びをするせいで爆弾の在庫だけは無駄に豊富だが、それを投げる「手」が足りない。傭兵を雇う資金は、昨日の闇銀行での一件で完全に露と消えていた。
アビドスを墜とすには、あの校舎を人質にするのが最も効率的だ。だが、あの子たちの「居場所」を汚すような真似は、なぜか胸の奥がチリりと痛んで踏み切れない。ならば、屋外に誘い出し、ハルカの仕掛けた爆弾の雨で一網打尽にする――。
「仮にアビドス生徒たちをどうにかできたとしても……あの『先生』、銀ちゃんがいるのよねぇ……」
脳裏に焼き付いて離れない、銀色の残像。銃弾の軌道を読み切り、木刀一本で鉄の巨獣を屠る、死んだ目をしたあの男。彼を足止めする「肉の壁(バイト)」がいなければ、作戦は成立しない。
「なに暗い顔してるのー? アルちゃん。こんなことなら手付金貰っておけば良かったなー、とでも思ってるの?」
ムツキが、悪戯っぽく笑いながら顔を覗き込んできた。
「……思ってないわよ。手付金なんて貰ったら、クライアントの犬に成り下がるだけじゃない。最初から最後まで自力で華麗にこなし、最後に報酬を毟り取る。この美学だけは崩しちゃいけないの」
「それが、法律と規律に縛られないハードボイルドなアウトロー……だっけ? 社長」
カヨコの淡々とした補足に、アルは弾かれたように顔を上げた。
「その通りよ!」
満面の笑み。ひまわりが咲いたようなその表情に、カヨコは不意を突かれたように視線を逸らした。耳の端が、砂漠の夕陽のように少しだけ赤い。
「手付金を貰えば、望まない命令にも従わなきゃいけなくなる。それは、もう自由じゃないわ」
「……でもどうするの? どう考えてもあの先生に勝てるビジョンが浮かばないんだけど」
現実は再び冷たくアルを突き刺す。ゲヘナに手ぶらで帰る屈辱に耐えられるか、それとも無謀な特攻を選ぶか――。
コンコン。
不意に、事務所の扉を叩く、遠慮がちだが確かな音が響いた。
「仕事の依頼ね!」
「迎えましょうか?」
「いいえ! 待ちなさい……ここで悠然と待っていた方が……格好いいもの!」
(そんな理由で……)
カヨコが溜息を吐く。
アルは慌てて「ボスのポーズ」を模索し、ムツキは笑いながら銃の安全装置を外した。
ガタガタ……。
「どうぞ、入ってきてください」
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ!!
扉が、壊れるのではないかという勢いで激しく震え出す。
「ひいっ!? な、なに!? 敵襲!?」
「にしては、思い切りがないよね」
ガチャッ!!
勢いよく開いた扉から飛び出してきたのは、白い、巨大な、謎の物体――エリザベスであった。しかも、その口にはなぜかお土産の包みをしっかりと咥えている。
「ルァァァァァァ!!!!?」
アルが悲鳴を上げ、便利屋一同が銃口を向ける。その背後から、ひょっこりと優雅に顔を出したのは、見覚えのある黒髪の侍だった。
「あ、皆さん。ご無沙汰しております」
「ヅ、ヅラ子さん!?」
「ヅラ子じゃありません、桂です」
あまりの場違いさに、一同の力が抜ける。カヨコが銃を下げ、眉をひそめた。
「……あの、桂さん? ここに何の用かしら。まさかまた銀行強盗の誘い?」
「アル殿、実は困ったことがあってな。俺は昼食には『そば』と決めているのだが、この地に来てからというもの、まともなそば屋が見当たらん。……ああ、これ、つまらないものですが」
差し出されたお土産。アルは呆然とそれを受け取り、繰り返した。
「あ、どうも。……そば? つまり、そばが食べられる場所を案内しろってこと?」
「その通りだ」
アルの心臓が激しく脈打つ。
『嘘でしょーーーー!! こんなはじめての使いみたいな依頼を便利屋68に!? 私たち舐められてるわよね? 完全に舐められてるわよね!?』
「な、何で私たちのところに……アビドスの生徒や、銀ちゃんだっているじゃない」
「あやつらは修行だの勉強だので忙しそうだったのでな。残っていた銀時に尋ねたところ、あやつ、鼻をほじりながらこう言ったのだ」
『はい、この地図やるから、そいつらなら案内してくれんだろ。……銀髪のオカマに惚れてたあの社長さんなら、お前みたいな変人でも大丈夫だろうからよ』
『銀チャーーーン!! 私パシリなの!? 私の価値はカーナビと同じなの!?』
絶望に打ちひしがれるアル。しかし、桂の次の一言が、彼女の単純すぎるスイッチを叩いた。
「銀時が、『お前にしか頼めない』と言っていたしな。……頼めるか、アル殿」
「……っ! 仕方ないわね! 案内するわ! 行くわよ皆!」
(チョロい……)カヨコとムツキの心の声が一致した。
少し時間は遡り、正午を過ぎた「柴関ラーメン」。
店内に漂う醤油の香ばしい匂いと、茹で上がる麺の熱気が、便利屋68の面々の張り詰めた神経をわずかに解きほぐしていた。
「ごちそうさまでした」
アルたちは、器の底が見えるまでラーメンを平らげていた。
アルが桂を案内したのは、アビドスの「食」の象徴とも言えるこの場所だ。
「すまないな。俺のために、わざわざ『そば』をメニューに追加していただくとは」
桂が、どこか恐縮したように柴大将へ頭を下げる。
「いいってことよ! 俺も昔はそばを打ってたんだが、頼む奴がいなくてな。メニューから消しちまってただけだ。それに、あんたがあのセリカちゃんたちの先生の知り合いなら、なおさらだ」
大将がタオルで額の汗を拭い、快活に笑う。桂は「かたじけない」と短く応じ、背筋を伸ばしてその一杯の余韻に浸った。
「そういえば桂さーん。あなた、銀ちゃんの知り合いなんでしょ? 何で銀ちゃんは、あんなに強くて……誰にでも、あんな風に手を差し伸べるの?」
ムツキが、頬杖をつきながら不意に問いかけた。その琥珀色の瞳には、純粋な好奇心と、昨日助けられたことへの言葉にできない感情が混じっていた。
ビクッ。
桂の肩が微かに跳ねた。
向けられた子供のような純真な問いに、彼は一瞬、言葉を失う。銀時が背負ってきた血塗られた過去、守れなかった約束、そして断ち切ったはずの絆――それを、この輝かしい青春を謳歌する少女たちに説くには、あまりに毒が強すぎる。
桂は静かに手を合わせ、「ごちそうさま」と呟いた。そして会計を済ませ、店を出る間際、便利屋の面々へ静かに語りかけた。
「詳しくは語れん。だが、奴は歴戦を潜り抜けてきた。……そして銀時は、昔の自分と同じ過ちを、二度と誰にも起こさせたくないのかもしれん。とだけ伝えておく」
その言葉の重みに、アルたちは息を呑んだ。
「……悪人相手でも?」
カヨコの問いに、桂は店の間口から見える遠い空を見つめた。
「奴にはそんなことは重要ではないのだろう。ただ、自分と同じ血の通る道を通ってほしくない。ただそれだけのために動いている。……それが、坂田銀時という侍だ」
「……ふふっ、ふふふふっ」
アルが、漏れ出すような笑い声を上げた。
「そう……。それが銀ちゃんなのね」
理想のアウトローを追い求める自分。けれど、目の前の侍は、肩書きなどとうに捨て、己の魂という一本の芯だけで立っている。
「今日は楽しいひと時を過ごせたわ」
アルは、手渡した名刺のインクの匂いさえ誇らしく感じていた。
「何かあれば、私に連絡しなさい ……もちろん、仕事なら大歓迎よ」
「アル殿、感謝する」
その時だった。
【桂さん、アレ!?】
エリザベスが突如としてプラカードを突き出した。
「何だ、あれは……?」
桂が空を仰ぐ。アルたちも釣られて視線を上げた瞬間、彼女たちの顔から血の気が引いた。
ゴゴゴゴゴゴッッ!!
空を覆い尽くさんばかりの黒い点。それは、規則正しく放たれた数十発の砲弾だった。地平線の彼方には、陽炎を揺らしながら進軍してくる巨大な影――規律に縛られた「軍隊」の足音が響いてくる。
「ええぇぇぇぇ!!?」
「あれって50mm迫撃砲……!? 嘘、風紀委員が私たちを狙ってる!」
「馬鹿じゃないの!? こんなところに撃ったら、お店が潰れちゃうじゃない!」
「あっちからしたら、私たちごと消せれば知ったことじゃないのかもね……。っ、ハルカ! 桂さんたちを連れて――」
緊迫が走る中、白い怪鳥が口を開いた。
「めんどくせぇな。ミンチにすんぞ」
「え?」
エリザベスが便利屋たちの前に毅然と立ちはだかった。その虚無な瞳が見つめる先、落下してくる死の雨。彼女は口を大きく開くと、その奥から無骨な砲身をせり出させ、極大のエネルギーをチャージし始めた。
「大将の大事なラーメン屋を破壊などさせん!! いけ、エリザベス!!」
「桂さん! いくら大砲でも、あれだけの数を――えっ!?」
ドオオオン!! ドン! ドン! ドババァァァアン!!
閃光。
エリザベスの口から放たれた光条が、空中で幾重にも枝分かれし、降り注ぐ迫撃砲弾を次々と直撃していく。
空は真昼だというのに爆炎で赤く染まり、衝撃波が砂漠の砂を舞い上げた。
すべての砲弾を叩き落としたエリザベスは、煙を吐く砲身を冷徹に次の標的――遠方の軍勢へと向けた。
「ミンチになりな、ガキども!」
ドォォォォォォン!!!
放たれた一撃は地を這う轟雷となり、進軍していた軍勢の鼻先で巨大な火柱を上げた。
砂塵が晴れた後、そこに残ったのは、圧倒的な火力の前に立ち竦む軍隊の影。
その光景を背中で感じながら、アルたちは震える声で確信した。
(――ほんと、勝てるわけないわ……)
侍と、その相棒。彼らがキヴォトスにもたらしたものは、もはや「助っ人」という言葉では片付けられない。それは、あらゆる理屈を力で捻じ伏せる、圧倒的な「自由」そのものだった。
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次回予告
???「何だ何が起きた?」
???「武器は大砲であることしか分かりません。やはりいきなり攻撃を仕掛けたのが…」
???「そんなの知らない!あいつらやり返してやる‼︎」
次回
風紀とは破るたまにこそある
〜透魂〜第一回キャラクター人気投票
-
銀時
-
新八
-
神楽
-
沖田
-
土方
-
山崎
-
高杉
-
桂
-
定春
-
エリザベス
-
ホシノ
-
シロコ
-
ヒナ
-
アコ
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ミカ
-
ナギサ
-
セイア
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ユウカ
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ノア
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近藤